日曜日に「栗原淑子の QUILT WORLD 」作品展に行って来ました
三鷹駅から徒歩6分、場所は Janus Creationジェーナス・クリエイション
ギャラリー・カフェ・スタジオとしてほっこりする優しい場所でした
栗原淑子さんは2004年に世界キルトカーニバル名古屋で「準グランプリ」、
2005年に東京国際キルトフェスティバルで「日本キルト大賞大賞」を受賞、
以来、世界のキルトコンテストや国内に於いても活躍され
東京国際フェスティバルでは招待作家として
毎年ドームで作品が飾られトークショーなどもあり
活躍されたキルト作家です
思いもかけず昨年7月に病で亡くなられ残念です
今回の作品展は遺作展
ここへ入った途端に大きな作品が目に入ります
そうですね、パッチワークキルトという一般概念とは違いますね
栗原淑子さんはもとは美大で西洋画をされた方で
キルトでは独自の世界を創り上げられました
キャンバスと絵の具ではなくて
布と糸、そしてミシンで自分の世界観を実現されたキルト
まるで絵を見てるようですね!
左は「ボンジョルノ イタリア」と題されたフィレンツェの風景
私も丘の上から見た光景が素敵なキルトに!
コーナーには栗原さんの所属していた日本やアメリカの
ギルドやグループのミニバッジ
にこやかな写真やプロフィールなどもあって
FQCは私も所属していたキルトグループ、懐かしいです〜〜
らせん階段で2階へ
ドームなどでも見た懐かしい作品
テーブルの上には黒い表紙の制作用のラフスケッチやメモなど
こうして作品を作ってらしたんだなって〜
お嬢さんがお部屋を片付けていたら引き出しに入っていたとのこと
栗原さんが載ったアメリカの雑誌やFQCが載った本
懐かしい当時のメンバーがいて時がその時に戻ってしまいそう・・・
私がFQCにいたのは15年ほど
2002、3年に私がやめてからはお会いするのは
ドームの作品展だけでしたが
一緒にボランティア係をしたりいつもFQCニュースを
作ってくださったことなども思い出します
上の写真の中の手前の作品は
一部ミシンキルトが入っていてあとはピンで止めた制作途中の作品
最後までこれを頑張ってたんでしょうね〜と
胸が切なくなりました
「パプリカ」
栗原さんがここで教えてらした作品との説明
帰り際に階段を降りる手前に飾ってあったこの「紅白梅図」
細かいミシンキルティングが入っているのですが
全体的には日本画を思い起こさせました
これらの作品のブログへの掲載についてお嬢さんにお尋ねしたら
出来るだけたくさんの方に見ていただきたいので
ぜひ載せてくださいと言っていただきました
ただ写真の撮り方が下手で
1枚1枚がうまく撮れていないのが申し訳ないですね
まだまだやりたいことがたくさんあったでしょう、
心残りだっただろうとは思いますが
栗原さんの独特の素晴らしいキルトの世界をこうして残されたこと
人生を全うされたのだと感じます
ご冥福をお祈りします
会期 1月27日(土)〜2月7日(水)木曜休
時間 11:00〜18:00(最終日16:00まで)
たくさんの写真で長い記事になってしまいました
見てくださってありがとうございました