Arpa Paraguaya
今日の『おんがく交差点』(BSテレ東)のゲストは,パラグアイアルパ奏者のネルソン鈴木さんだった。
ネルソンさんは,幼い時にお父さんのドライブでパラグアイを旅行した時に聴いたポルカのリズムに魅せられ,16歳からアルパを練習し始めた。2018年の全日本アルパコンテストで4位となったが,男性のアルパ奏者が彼一人だったため,審査員からスカウトされたそうで,その甲斐あって翌年のコンテストで金賞を獲得したという。
ネルソンさんの1曲目はソロで「Pájaro campana(鐘つき鳥)」。フェリックス・ペレス・カルドーソ作曲の,古典的なアルパ曲の調べに,21年前に別れを告げたパラグアイへの郷愁で胸が一杯になった。
ネルソンさんが2015年に岩手県の津波被災地でチャリティーコンサートをした時,聴衆の中に涙を流している人がいるのに気づき,演奏後その人のところへ行って,つらいことを思い出させてごめんなさいとあやまった。その人は涙をぬぐって笑顔になり,あなたの演奏に感動して涙が出た,ありがとうと言われた。自分の演奏が人の心に届くのだということを知り,嬉しかったという。
好感の持てるとてもいい話だ。
ネルソンさんの着るパラグアイの民族衣装にあわせて,ホステスの大谷康子さんも深紅のスカートに,パラグアイのアオポイというブラウスで登場した。パラグアイを代表するアグスティン・バリオス作曲の「Divagacion」を見事な弓さばきで弾き,はじめて聴く曲だったが,パラグアイらしい雰囲気を感じた。
最後のコラボは,アルゼンチンの曲でラウル・ディ・ブラシオ作曲の「メリッサ」。アルパとヴァイオリンというとても珍しい,そしてとても素敵なアンサンブルを聴かせてくれた。
ネルソンさんの精進と成長を楽しみにしている。
大谷さんのHPより拝借
水 害
昨日来の大雨で,猫の額のわが菜園は,一丁前に水浸しとなり,作物が水没している。如何ともし難し。水が引くのを待つのみ。
STOP WAR!