NHKラジオドラマ(TVではない)を映画化した作品。
全6作作られた内の
第3作 産児無制限
第4作 優等落第生
第5作 迷い子拾い子
を見た。
3本見ても、2時間40分程度と
「沈まぬ太陽」一本より短い。
13人の子だくさんの
大衆食堂夫婦の大家族が織り成す
人情ドタバタ喜劇。
見ていて、特に感動も、大笑いもしないが
なにか、ほんわかした、懐かしい気分にさせられる。
そら、リアルタイム「三丁目の夕日」やもんな~。
3本とも1956年、昭和31年公開だから、
さすがにきっどさんも全く影も形もないけど、
だいたい、まだ御堂筋が一方通行やないからね。
それに、主人公夫婦を演じる
花菱アチャコと浪花千栄子夫婦の大阪弁の綺麗な事。
明石家さんまの言葉に代表される
我々が現在使っている言葉は
「関西弁」であって
「大阪弁」ではない。
また、この主人公達が使っている言葉は
上方落語の「船場言葉」とも
うちの親父世代の「河内弁」とも違う。
食堂のある場所がガチャで事からも
これが、戦中戦後の本当の庶民の大阪弁なのかな~
と想像する。
ただ、アチャコは福井県出身
浪花千栄子は富田林、
て、あれっ?!