「いや~春はあれだけ人おったのに同じ場所かと思うほど空いてますよ~」
て藤岡さんに唆されて、GW直前の京の街をぶらついてみた、
ってめためた人が多いんですけど~!
観光客はそうでもないんだけど観光タクシーで回る修学旅行生達の大群が。
でも、さすがにガキンチョがぶらっと入るには敷居が高いか、
川端康成も愛した、祇園小路の割烹「橙」、2時前ではすっと入れた。
これ川端康成の書ね。
こちらは、お昼に座ると「お気軽に店主の送る(季節の)板前昼食。」三千円也が出てくる。
お品書きは店頭に手書きで置かれているんだけど、きっどさん帰る時はもうお昼終わっていたので無くなっていた。
「お品書き写真に写させてーな」とお願いするも、大将邪魔くさいのか「もう消してもた」と言われてしまった。
これ決して意地悪ではなく、こんなオッチャンなのである、気軽にお声をかけてオッケー!
て事で正確な説明が出来ないけど
先付はほたる烏賊のなんちゃらと木の芽のなんちゃらとなんちゃらのなんちゃら。
吸物はこの季節に早くも鱧が登場!
♪あの長い~長い~下り坂を~
と思わず口ずさんでしまうね。
焼き物ちょっと時間かかるんでこれで凌いどいてと
湯葉を取った豆乳で作ったおから和え。
「やっぱりビール」は正解やったわー。
焼物は若狭ささかれい(一夜干し)の焼き物。
「ひっくり返して裏食べたら、ヒレも食べてや」
勿論、そこが好物やし。
実は大将の実はこころ使い。
本当の和食のマナーなら、片面食べたら骨を外して反対側の身を食べる。
でも「そんなん気にせんでええで」と言ってくれてるやね。
焼物と同時に出てきちゃったのが椀物の筍の煮物。
これが空前絶後の旨さ!そう褒めたら大将
「そらそうやがな、京都の筍は日本イチちゃー。○○とか▲▲と一緒にしたらあかんわ」
でも○○や▲▲も京都府ですけど、でも京都=京都府とちゃうんやね。
最後は筍ごはんと、こちらの名物出汁巻き玉子が味噌汁の代わりに出てくるのがお約束。
基本薄味の京都の中では、こちらはちょい濃い目の味付け。
これで三千円は決して高くないと思うよ~