2月14日。
俺は、クラスメイトの田井蓉子
から、呼び出された。
田井の顔色が青い。
田井と親友である帆路が、
付き添い人として、側にぴったりくっついている。
こいつらの絆は、今日、最も強く結び付いているようだ。
「蓉子、私がついてるから、
安心して頑張って。」
「ちーちゃん、ありがとう。
私、頑張る!」
田井は、大きく息を吸い込んだ。
はぁぁぁぁ。
ぶちぶちぃ。
ごほっ。
「わ、わき君、
私、わき君のことが好き!
私のハート受け取って。」
田井は確かに可愛い。
告白されて、正直嬉しい。
だけれど、俺は…
「田井、ごめん。
俺、ずっと前から、好きな人がいる。
決して叶うことのない想いだけど
好き…なんだ。
でも、田井。
ホントありがとう。
お前のおかげで、俺も想いを伝えようって、思う。
ありがとう。勇気をくれて。
帆路、田井を頼む。」
「もちろんよ。任せて。」
「ちー。ちゃん、あ…りがとう。
ご、めんね。」
「もう、話さないの。
私までツラくなるぢゃない。」
二人の後ろ姿を見ながら、
俺は、固く決意した!!
阿支奈すてふぁにーさんに告白する!
彼女は、人妻で妊娠中だ。
だけれど、この想いを伝えたい!!
俺は、ホワイトデーに決行することに決めた。
阿支奈さんに、少しでも好んでもらえるように
身体を引き締める。
1ヶ月限定で、ジムに入会し、
筋トレ・ジョギング・水泳etc…
食事にも気を付けた。
親友の旗 豪が、鳴きながら
「俺…付き添うゾ。」
って、言ってくれたが、
丁重に断った。
ヤツの気持ちは、嬉しいが、
俺も男だ!!一世一代!
俺という全てを賭ける!!
3月14日。
ピンポ―ン
「はぁい。どちら様?って、
わき君じゃないの。
どうしたの?今日、学校は?」
「あの…俺、学校よりも大事なことがあって。
あの、あ、あきなさん!!」
「なぁに?」
阿支奈さんは、にっこりと優しく微笑んでいる。
すぅ。はぁ。
すぅ。はぁ。
深呼吸をする。
鼓動が早い。
頑張れ、俺!!
ザクッ。
ぶちっ。
「あ゛あ゛ぁ~っ。
あ゛、あきなさん、
俺のハートとは、言いません。
おれの…す、べてを…、
受け取って下さいっ。」
ちゃんと言えた。
俺は、満足感に満ち溢れる。
あぁ、阿支奈さ…すてふぁにーさん、キレイだ…な…
「あらあら、わき君ったら~。
ありがとう♪
この子の滋養に欲しかったところ
だったのよ~。
ありがとうね♪
あらっ。
わき君ったら、未成年なのに、
煙草吸ってたのね…。
困ったわ。
これじゃあ、赤ちゃんの滋養に出来ないわ。
生ゴミの日って、いつだったかしら?」
俺は、クラスメイトの田井蓉子
から、呼び出された。
田井の顔色が青い。
田井と親友である帆路が、
付き添い人として、側にぴったりくっついている。
こいつらの絆は、今日、最も強く結び付いているようだ。
「蓉子、私がついてるから、
安心して頑張って。」
「ちーちゃん、ありがとう。
私、頑張る!」
田井は、大きく息を吸い込んだ。
はぁぁぁぁ。
ぶちぶちぃ。
ごほっ。
「わ、わき君、
私、わき君のことが好き!
私のハート受け取って。」
田井は確かに可愛い。
告白されて、正直嬉しい。
だけれど、俺は…
「田井、ごめん。
俺、ずっと前から、好きな人がいる。
決して叶うことのない想いだけど
好き…なんだ。
でも、田井。
ホントありがとう。
お前のおかげで、俺も想いを伝えようって、思う。
ありがとう。勇気をくれて。
帆路、田井を頼む。」
「もちろんよ。任せて。」
「ちー。ちゃん、あ…りがとう。
ご、めんね。」
「もう、話さないの。
私までツラくなるぢゃない。」
二人の後ろ姿を見ながら、
俺は、固く決意した!!
阿支奈すてふぁにーさんに告白する!
彼女は、人妻で妊娠中だ。
だけれど、この想いを伝えたい!!
俺は、ホワイトデーに決行することに決めた。
阿支奈さんに、少しでも好んでもらえるように
身体を引き締める。
1ヶ月限定で、ジムに入会し、
筋トレ・ジョギング・水泳etc…
食事にも気を付けた。
親友の旗 豪が、鳴きながら
「俺…付き添うゾ。」
って、言ってくれたが、
丁重に断った。
ヤツの気持ちは、嬉しいが、
俺も男だ!!一世一代!
俺という全てを賭ける!!
3月14日。
ピンポ―ン
「はぁい。どちら様?って、
わき君じゃないの。
どうしたの?今日、学校は?」
「あの…俺、学校よりも大事なことがあって。
あの、あ、あきなさん!!」
「なぁに?」
阿支奈さんは、にっこりと優しく微笑んでいる。
すぅ。はぁ。
すぅ。はぁ。
深呼吸をする。
鼓動が早い。
頑張れ、俺!!
ザクッ。
ぶちっ。
「あ゛あ゛ぁ~っ。
あ゛、あきなさん、
俺のハートとは、言いません。
おれの…す、べてを…、
受け取って下さいっ。」
ちゃんと言えた。
俺は、満足感に満ち溢れる。
あぁ、阿支奈さ…すてふぁにーさん、キレイだ…な…
「あらあら、わき君ったら~。
ありがとう♪
この子の滋養に欲しかったところ
だったのよ~。
ありがとうね♪
あらっ。
わき君ったら、未成年なのに、
煙草吸ってたのね…。
困ったわ。
これじゃあ、赤ちゃんの滋養に出来ないわ。
生ゴミの日って、いつだったかしら?」