「あははっ、じゃぁ次、鼻から牛乳ねww」
「む、無理…だよぉ…」
「なに?ちっさくて全然聞こえなーいww」
あぁ、
ホントいじめって楽しいのね(笑)
特に竹田美晴とかさいこーww
「京ちゃん止めてよぉー(>_<。)」
だとさww
反応マジうけるわー(笑)
4月に入学してから、学校はホント楽しいことばっか!!
1日過ぎんのが早いわ!!笑
あたし、片桐京華には、まぁ二人の親友がいたわけ。竹田美晴と八神亜稀。でも、8月くらいにあたしの両親が離婚してから、あたしは変わったの。大好きなお母さんが家を出て行った。もちろん悲しかった。悲しくて、あたしの家にあったクマのぬいぐるみにやつあたりした。
そしたら、それが快感になっちゃった(笑)だから、ぬいぐるみみたいなおっとり美晴にちょっかい出したら、これまた快感になっちゃってさ!!亜稀はなんか自然に離れてったけど…
まぁそんなこんなで、
最初と種類は違えど楽しい日々。
まぁ、ちょっと戻りたいとか思ったりもしなくもないけどさ…
今日も何気ない普通の1日。そう言えば、明日は美晴の誕生日だったな。
…久しぶりに、また普通の友達に戻ろうかな。誕生日だし(笑)美晴のことだし、ちょっと今までやり過ぎちゃったけど、美晴なら許してくれるのではないか。そんな期待を持っちゃったりして…
戻れるかな…ドキドキ
楽しみだなぁ(*´`*)
早く…早く戻りたい…なぁ…。
「えぇぇぇー!!今日美晴休みぃ!?」
「うん。久しぶりに休んだねー、あの仔」
そう言えば、最近寒くなってきたしね…。
風邪でも引いたんだろう。
仕方ない…
明日からのスタートだな。
誕生日に風邪とかドンマイだわww
あたし…
早く美晴にあって言いたい。
「また仲良くしたい。」って。
明日は来るよね、きっと…
「……うか………きょ…か…。京華!!」
あぁもー、うるさいなぁ…。まだ目覚まし鳴ってないし、お父さん静かにしててよ…。
ピンポーン…
「ほらっ、京華!!亜稀ちゃん迎えに来てくれたよ!!全く…。早く朝ご飯食べちゃいなさい!!」
「え、亜稀!?急にどーしたんだろ…。」
ダダダダッ
バサバサ
ダダダダッ
「ひょっひょはっふぇー(ちょっと待ってー)!!」
モグモグ…ゴクンっ
ガチャッ
「おはよう」
「お、おはよ!!…急になしたん?」
「?」
「何寝ぼけてるんですか。早く美晴のとこ行きますよ。今日、美晴の誕生日じゃないですか。…頭くらい直したらどうですか?もう…。」
「…へ?あぁごめん!!美晴の誕生日だったね!!一瞬忘れてた(笑)」
「じゃ、行こっか!!」
しまった、今日か…。危ない危ない。間違って昨日してたら、なんで仲直りしようとしたかわからなくなるからね(笑)あくまでも誕生日きっかけにしよーとしてたし(笑)
にしても、自分から離れてったのに、誕生日に迎えに来て「美晴のとこ行きますよ。」なんて…。やっぱりうちらは3人仲良くが一番いいのね…。悲しみのせいで、大切な存在に気づけないなんて、あたしもどうかしてたなぁ…。
よし、今日からとか遅いかもだけど、あたしはこれからもこの二人と仲良くしよう!!
ずっと、ずーっとね!!
それからの毎日は、
とてもとても楽しかった。
あのあと美晴に仲直りのこととか、なんでいじめとかそんなことになったのかとか…いろいろ話した。そしたら美晴、
「え………。…京ちゃん…京ちゃん………。私、京ちゃんがつらい思いしてるの知らなくてごめんね…。次からはちゃんと話してね…?私、京ちゃんのこと好きだから…今まで悲しかったんだよ…?」
って、泣きながら許してくれた。あたしが悪かったのに、ごめんだなんてさ…。
やっぱり
あたし美晴のこと好きだ。
こんな幸せな日々をもう無くしたくない、この二人を大切にすると、あたしは密かに心に誓う。
季節は冬にさしかかる。
目を覚ますと、真っ白だった。
「もうそんな季節か…。今日は休みだし、まだ寝てよ…。明日は3人でおでかけ…。ふふっ。」
今日も平和な1日だ。