居住地周辺の鉄道路線を色々調べているのだが、馴染みの無い地名ばかりで、文章読んでいるだけでは訳が判らないので、文献に載っていた路線図にマーカで色分けしてみた。
出典は 前回と同じくEastern main Lines Darlington to Newcastle via Durham [Roger R Darsley]。青く塗った路線が現存していて、点線は保存鉄道。前回書いた通り、東西方向の路線がすっかり廃止されている。この路線図に描かれている線の他にも、炭鉱への支線、専用線、鋼索鉄道が多数存在したが、割愛されている。
図中CollyとあるのはCollieryの略で、炭鉱のこと。輸送手段といえば馬車と船と鉄道しか無かった時代、多数の炭鉱から石炭を消費地に輸送するのに必死になっていたのが見て取れる。
Stockton & Darlington鉄道の最初に開業した区間は、所々付け替えられたりしているが、ほぼ現存し閑散ローカル線として細々と営業している。Liverpool & Manchester鉄道の路線も同様に現存。国鉄末期に北九州のローカル線の乗りつぶしに苦労したが、この近辺も旅客列車が1日数本しかない路線ばかりで、結構大変だっただろうな、と思う。