所用で新城(Newcastleとも言う)まで行ったので、ついでにTyne川の畔に降りてみた。
南岸(Gateshead側)の、Team川河口にある、石炭積み出し桟橋 Dunston Staiths の遺構。木造の桟橋の上に石炭列車が乗り入れ、船に直接石炭を卸していた。日本では小樽に同様の施設があったが現存しない。
中間部分が失火で焼失している。残存部分は展望台として使われていた様だが、さすがに傷みが激しく、今は立ち入り禁止。
奥側で地上の引き込み線と接続。岸側の船溜まりは、泥が堆積して船が入れなくなっている。
全景。19世紀末、日本は幕末の頃に、英国ではこんなのを民間資本で造っていた。
説明看板の写真を複写。撮影年は書いてなかったが19世紀末頃か?
振り返って下流側を見る。前回撮った橋梁群を別アングルから見たところ。
King Edward VII橋。前回は逆光で道路橋と重なった酷い写真を載せてしまったので、仕切り直し。
当時の最先端技術、材料を投入し、スパン延伸に挑戦した技術者の仕事の証。原形のまま百年以上使われてるのは流石物持ちが良い。
High Level BridgeをTranspenine Expの列車が通過。
帰りに模型屋に寄り道して散財してしまったのは嫁には内緒。またつまらぬ物を買ってしまった…
石炭積出桟橋については、Tyne川には他にもTyne Dockに大規模な施設があり、Middlesborough、Sunderland等にもありました。石炭をシュートで船に落とす方式だけでなく、貨車ごと船上に吊り上げてぶちまけるもの、桟橋に卸してスタッカクレーンで積むもの等、各種取り揃えていた様です。