もう、少し前の話題です。
新酒ワインと言えば、フランスのボジョレー・ヌーヴォーが有名ですが、イタリアでも各地で、新酒ワインが作られています。
新酒ワインは、短期間で、ワインを完成させなければいけないので、通常の製法とは違う方法で作られます。
ボジョレー・ヌーヴォーは、その年に採れた、ガメイ種のブドウを、炭酸ガス浸漬法(炭酸ガスを使った製法)で作られます。
イタリアでも、この製法で新酒ワインが作られますが、新酒ワインとして、市場に出すのには、40パーセント以上の炭酸ガス浸漬法で作られたワインに、従来の製法で作ったワインを混ぜることが出来ます。ブドウの品種も指定されていないので、ワイナリーが、独自の味のワインを作ることが出来ます。アルコール度数は、11パーセント以上と決められています。
炭酸ガス浸漬法のワインの割合が多いほど、柔らかく、フルーティーなワインになります。解禁日は、10月30日で、11月の第三木曜日に解禁されるボジョレー・ヌーヴォーより早くなっています。
イタリアでは、解禁日を過ぎると、スーパー等に新酒ワインが並ぶようになりますが、特に騒がれることもなく、定価は700円位ですが、最初から値引き価格で売られています。
そして、年が明けると、もう見かけることはありません。
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サンジョベーゼ種とメルロー種で作られた、ウンブリア州のオーガニック新酒ワイン。