絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

今日のデッサン会

2011-06-16 | デッサン会
今日は、Nさんのクロッキーを直してみました。

 

左が直す前、右が直した後です。

どこをどのようにしたかご覧ください。

私は、デッサンに強弱をつけることを勧めています。
しかし、どうしても全体に同じ力が入ってしまいます。
それで、どこをどのように強めたら良いかを示しました。

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構図の研究 4

2011-06-16 | 構図の研究


これは、構図の研究3の右側部分を拡大したものです。

白く落ちる水をメインに考えました。
しかし、この場合は、メインの水が位置が悪い気がします。
下過ぎませんか?



今度は、メインの位置が良くなりました。
全体のバランスも良いと思います。

問題点は、右上から左下へ直線が感じられます。
やや対角線の感じです。これが気になります。

なかなか自然は、そのままでは絵になりません。

だから、セザンヌのような工夫が必要になります。

この場合なら、どこか岩の形を変えるとか、邪魔な岩を取り除く、必要な岩を加えるなどです。
そう考えると、研究3の下の写真も問題点を気にならないように直してやれば、絵にすることができます。
絵は、自然に見える通り描かなくても良いのです。
それが、ゴッホ、ゴーガン、セザンヌたちポスト印象派のやったことです。

一つ、追加ですが、私ならこの落ちている水の白い部分が多いので、もう少し暗い部分を増やして、水の流れを感じさせる縦線を入れたいと思います。白い泡のように見える部分が説得力が足りないのです。見る人を引き付ける魅力ということです。



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