絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

水田風景

2011-06-19 | 構図の研究
今の時期、水田が綺麗ですね。

田植えが済んだばかりの田んぼもいいですが、田植え前の水が張った田んぼが鏡のようにその向こうの景色を写して綺麗です。

  

何十枚も写真を撮っていますが、なかなかこれはいいと思える写真が撮れません。
いくらか、絵になりそうなものは、こんな感じかなと思います。

    

これは、田んぼではありませんね。

こんな風にして、取材を続けて、本当に良い構図が見つかるまで、探し回ります。
県展の雪景色も、そのように撮りまくりました。しかし、雪景色の場合は、雪が解けるまでにやらなければならないので、
大変です。しかもその日に車が運転できるかどうか、その日に体調が良くなければならないのです。私は車椅子なので、
どこでも入って行ける訳ではないから、いろいろな制約があります。

私の生徒さんたちも、このように絵を描く前のテーマ探しで大変な苦労をしています。いや、させられています。
これをやらせる先生が少ないと思います。その段階から、指導は始まっているのです。

県展を目指すなら、その努力をした方が良いと思います。先生がいるなら、その段階で入選できる構図になったかどうかを見てもらって、それから描けば良いのです。ただ、むやみに描いた物を持って行って、アドバイスをもらうだけでは、県展に入るには10年以上かかるでしょう。しかも、せっかく入選できるようになっても、この力がついてないと、時々落ちることがあるでしょう。
テーマ探し、構図の研究、それこそ一番付けなければならない力なのです。

コメント
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