絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

Sさんの構図

2012-08-18 | 通信指導
埼玉県のSさんの構図の研究です。

絵になる構図を求めて、写真を20枚以上撮影して送っていただきました。

その中のいくつかをこれから、段々とご紹介します。
見た中で、少し工夫をすれば、絵になるかなと思えるものを選んでみました。
まず、これです。



いろいろなものがゴチャゴチャありますが、中央やや左に文字のある四角い物があります。
これがポイントになっています。
ただ、右側がやや威張り過ぎているように感じます。

それで、トリ―ミングしてみました。
それが、これです。



この方が、右側のものがおとなしくなりました。メインが強く感じます。
平行線が多くて、透視を感じさせる線が多いので、上もカットしてみました。
透視を感じる線が多くなると、眼が流れます。その方向へ誘われるということです。

問題は、やや日の丸状態になることです。主役がど真ん中にならないようにする工夫と、文字が一つなので
二番手になる文字があっても良いかなと思います。

また、周りにあるゴチャゴチャしたものが、細かすぎる気もします。
それを考えてみたらどうでしょうか。

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ツァラトウストラ

2012-08-18 | 読書
今日、本屋さんで「ツァラトウストラ」を見つけました。

NHKでこんな番組をやっていたのですね。知りませんでした。



先日、ニーチェという本を読んだので、ツァラトウストラを読んでみたいと思いましたが、図書館で探したら、二段組みで文字が小さくて断念しました。

この方が、読んだ人が解説してくれるので、わかりやすくていいですね。

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ルサンチマン   「ねたみ、そねみ」  という意味の言葉らしいですが、
キリスト教は、このルサンチマンが原因で誕生したのだとニーチェは言っています。

ローマ人は、天国に行けない。「貧しきことは幸いなり」
なんだか、負け惜しみ的発想ですね。

人間は、超人になる過程の段階である。猿から超人になるまでの進化の過程なのだと言っています。

ツァラトウストラとは、ゾロアスター教のゾロアスターのことで、その人がこう言いましたというのが、ニーチェが書いたものです。

実存派か社会派か、ニーチェは実存派でした。

社会派とは、社会を変えることで、人間が幸せになるという考え方です。ヘーゲルがそうだと言っています。
実存派とは、社会が変わっても、幸せになるとは限らない、個人が変わらなければということです。

個人の苦しみから逃れるには、社会がどうのこうのということではないというのです。

先日読んだ漫画の本があるので、それをもう少し詳しくしたものという感じなので、勉強するには丁度良いと思いました。





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