絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

金屋の雪 続き

2012-08-28 | 私の絵
少しだけ描き進めました。
細かい枝を描き始めましたが、大変です。細かく描いてもうるさくならないように、
しかも自然に空気の中に感じるようにと思って描いています。



細かい枝は、細くて目立たないから適当でいいやと思ってやると、自然さが出ません。
やはり、自然の物は自然の摂理に則っているようです。だから、それこそ神経を使って、木の特徴を考えながら丁寧に描かなければなりません。地道な作業ですね。本来は、手前に来る枝と向こうに行く枝では、空間に違いがあるので、違って見えるはずなのですが、どうもこの雪景色では、はっきりしません。そこが難しい所です。
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中国行きのスロウ・ボート

2012-08-28 | 読書
村上春樹さんの中国行きのスロウ・ボートを読み終えました。



これは、村上さんの初期の短編集という話です。
なかなか面白かったです。

しかし読み終わると、題名だけではどんな話だったか、私は思い出せません。

私は題名と内容を結び付けることを怠っているようです。
絵を見る時と同じです。絵も題名がありますが、題名が何であってもあまり関係ないのです。見るべきものは、絵そのものです。

一昨日、裸婦デッサン会の指導に行って、モデルさんと話す機会があったので、どんな本を読みますか?と尋ねてみました。すると、夏目漱石を読んでいますと答えました。
へええ、と思いました。私も漱石は全部読んだので、話が通じて盛り上がるかなと思いましたが、期待に反してあまり話は弾みませんでした。
そこで、私は村上春樹を読んでいると言ったら、それは全部読みましたとさりげなく答えが返って来ました。(ええ、また全部読んだという人に出会った。)

以前、教育実習に来た卒業生と話していたら、全部読んだと言ったので、すごいなあと思いましたが、これで二人目です。全部読んだのに、どんな本を読みますか?の問いに対して答えないのは、なぜでしょう?今の若者にとって、村上春樹を読むことは、読書に値しないのでしょうか。読むのは当たり前くらいの感覚があるのでしょうか。
もしかすると、東野圭吾さんも同じかな?石田衣良さんも?

わかりませんが、そんな感じに聞こえました。
そして、村上春樹さんは、二回読みたいと思わないとも言いました。
夏目漱石は読む度に感じることが違うし、年齢によって感じ方が違ってくると言っていました。

ほう、そんなものかな?私にはわかりませんが。

とりあえずあと1冊で、図書館にある村上さんの小説が全部読み終わるので、読み終わることを目標に読んでいます。だから、ちょっと駆け足のような雑な読み方をしていると思います。そのためもう一度読んでみようかなと思うものもあります。

後で誰かと話したとき、登場人物についての私の感じ方などが話せたらいいかなと思うからです。
コメント (2)
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