絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

昨日の私

2012-08-27 | 日記
昨日は、裸婦デッサンの指導を頼まれて、富岡へ行ってきた。
依頼者のNさんが、私の自宅まで来てくれて、送り迎えをしてくれたので助かった。

本庄早稲田駅に9時ごろモデルさんが着くので、車に乗せて、それから高速で富岡へ向かうという。
Nさんは、モデルさんを知らなったが、私は知っている人だった。いま、月に一回麓原会でやっているデッサンのモデルさんだった。

デッサンの場所は富岡の美術館で、私が頼まれるのは今年で3回目になる。三年連続で行くことになった。

ーーーーーーーー
デッサンは、午前中4ポーズ、午後6ポーズ行った。5分間クロッキーを何ポーズかやってもらって、その中から固定ポーズを選ぶという方法もあるけれど、5分じゃ描けないという人が多いので、4つのポーズを取ってもらって、その中のどれがいいかを多数決で決めて、行うことにした。全部で10ポーズなので、5ポーズづつ2種類のポーズをかくことになった。
ーーーーーーーーーー
昼食が立派なお弁当だった。外は熱いのだろうなあと、美術館の大きなガラス窓から外を見て想像した。
冷房は利いているが、裸になっているモデルさんの感じ方で、強めたり弱めたりするのが普通だ。しかし、冷房を切ると暑くて汗をかきながらやるなんてこともある。
昨日は、やっていて結構寒かった。美術館の冷房は点けるか、切るかのどちらかだという。温度の調整ができないらしい。へええと思った。

ーーーーーーーーーー
この会の人たちは、群馬県展にたくさん入選していて、特選を取る人も3人くらいいる。中には準会員になっている人もいる。しかし、裸婦デッサンを描かせると、なかなかそのレベルにはならない。風景ですばらしい絵を描いても、人物になるとまた違うのである。
ーーーーーーーーーー
初めに私のデッサンを見せて、裸婦デッサンの描き方を説明した。
また、デッサンの途中経過を撮影したものがあるので、それをコピーしてみんなに配った。行く途中でNさんがコンビニに寄ってくれたので、コピーができた。
初めにどのように捕え、どのように描き進めていくかをわかりやすく見てもらえるようにしたものである。20分描く度に、撮影してある。本当は、描いている様子をビデオに撮りたい。その方がもっとよく分かる。しかし、それはモデルさんから許可をもらえないだろう。モデルさんを撮影するのではないかという心配があるからだ。

ーーーーーーーーーーーー

私は、ほとんど全員のデッサンに手を加えて直してやる指導をした。
口で言うだけで分かる場合はそのままだが、言ったことが通じない場合は描いて示す。

初めは、2~3分で大まかなシルエットをつかむことをやってみせた。

直接、デッサンそのものを直す指導と、となりに参考例を描いて示す指導の二種類をやってみた。特に、顔は本人に描かせた方が良いと思って、途中からとなりに描く方法にした。

それを参考にして、自分でやってみてくださいということだ。
この方がいいかなと思った。

ただ、隣に描くということは、直すより大変だ。
ほとんど、2~3分で描いて示したので、私はそのクロッキーを何枚しただろうか。

枚数的には、一日にこんなにたくさんの裸婦を描いたことはない。
指導はいい勉強になる。自分が生徒として描くよりずっと多くのデッサンをした気がする。指導に行って、自分のデッサンは一枚も描かなかったけれど、いい勉強になった。

ーーーーーーーーーーーー
行き帰りの風景は、とても綺麗だった。モデルさんも滅多に来ないらしく、風景の美しさに感動して携帯で写真を撮っていた。


今日は月曜日、結構疲れている。
昨日、一生懸命やりすぎたんだなと思う。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする