sugger's blog@三宅島

三宅島に移住して18年目になりました。
自然ガイドHitomiが島暮らしのことや三宅島の魅力をお届けします♡

2000年噴火後の自然の変化

2007年06月10日 | 三宅島

昨日は「アカコッコ館」にて公開シンポジウムが開かれました

朝から島内放送で公開シンポジウムのことが放送されていた事や、商店などに
告知されていたお陰で、100人近くの聴講者が訪れていました。
suggerは途中から参加したのですが、どの話も興味深いものばかりでとても良かったです。

内容は下記の通り

・三宅島の自然 樋口広芳(東京大学)

・衛星からみた三宅島の緑の変化 高橋俊守(宇都宮大学)

・噴火とともに生きる植物たち 上條隆志(筑波大学)

・土砂流出の現状と緑と役割 黒川潮(森林総研)

・枯れた木を食べる虫達 槙原寛(森林総研)

・噴火により鳥類への影響とその後の回復 加藤和弘(東京大学)

・イタチの糞からわかること 上條哲雄(東京大学)

・生き物のつながりを通じた三宅島の自然回復 阿部晴恵(日本モンキーセンター)

・自然を活かした島の復興とエコツーリズムについて 篠木秀紀(アカコッコ館)

本当にどれも興味の湧く見出しばかりでしたが、内容も見出し以上に興味深い話
ばかりでした

様々な生物が噴火によって悪影響を受けているばかりではなく、この環境への適応により
いい意味でも影響を受けているものもいることが分かりました。
植物も生物もまだまだ奥が深いなぁと痛感しました

このブログでもリアルタイムでご紹介したイタチの問題も移入当時の話や現在の
おおよその生息個体数(正式には数値は出せていません)なども知れて、
とても内容の濃いシンポジウムで知りたかった事が聞けよい勉強になりました

孤立してしまう島にとってのエコツーリズムのあり方や課題などをディスカッションでき、
参加した島民も真剣なまなざしで聴講していました。

エコツーリズムとは??↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0

研究者さんたちが今後も三宅島での研究を続けていかれるという事で心強いです

今回のシンポジウムに参加してsuggerのライフワークに対するビジョンを改めて考え
させられ、新たな活力を得た1日となりました

 

あ~自然って素晴らしい

 

 

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コメント (4)
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