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カマトト

2007年05月13日 | くらし
昨日の日経新聞のコラムに書いてあったんですけど…
『カマトト』って言葉の語源がおさかなに関係あるんだって
全然知らなかった

『カマトト』って、いわゆる『ぶりっ子』のことですよね。
私は『カマをかける』という言葉と関係あるんだとばかり思ってました。
別に根拠があるわけじゃないけど、うまいこと話をさそいだそうとする
ような態度(カマかけ)の根っこに、知ってるのにしらばっくれる不遜さが
潜んでいるような、カマトトぶりを感じたりしませんか

『カマかけ』のカマは漢字で書くと『鎌』で草を刈る道具。
『カマトト』のカマは漢字で書くと『蒲』。蒲鉾の『蒲』だそうです。

『カマトト』という言葉は江戸時代からあったといいます。
遊女が客に「蒲鉾って魚(とと)なの?」と尋ね、わざと世間知らずを装って
相手の気を引いたのが始まりとの説がある、とコラム『春秋』に書いてありました。

なあるほどね
知っているのに知らないふりをする『ぶりっ子』の『ぶり』も
実はさかなの『鰤』からきていたりして(それはないと思うけど

子供のころ読んだ赤塚不二夫の『おそ松くん』に登場する憧れの女の子の名前が
トト子ちゃんというんだけど、あの『トト』もおさかなのことだったのかも…
てなわけで調べたら、彼女は魚屋さんの娘という設定でした(さもありなん)。

そおいえば、トト子ちゃんって美人で頭が良くて、いつもおすましして
作者は『カマトト』のトト子というのを意識したのではないかしら
どうでもいいことかもしれませんが…

とぷ