黒メダカのベストショットと草の庵(いおり)

バカチョンしか押したことがないのに、こんな写真が撮れるなんて、
50枚のうちの1枚にしても、これは戴いたCanonデジイチのおかげさま。
２歳メダカの中に痩せて動きが緩慢なのがいる、この冬を越せるだろうか、
たのむ、もうちょっと待って。

この黒メダカはなぜか人なつこくて、鉢のそばにいくと浮き上がってくる。
色は金茶色、頭から背中にかけての２本線がくっきり出て、黒目がちの男前。
(この子が♂なのか♀なのか分らないけど、まっいいや)




苔の小道を踏みしめて裏山の持ち主である隣んちの主がやってきた。
手には重そうな鹿児島産の新米コシヒカリを携えて。
開口いちばん「うちがやらなければいけないのに申し訳ない」と頭を下げながら
手にした米を土産代わりにと渡された。
切り落とした枝は「裏山に打っちゃればいいからな」と優しい笑顔で云う。

オヤジが元気なころなら
「おぃ、枝払っといたぞ」
「おぅ、すまねぇ」
こんな会話で済んだろうに、余計な気を使わせてしまった。

築30年の家は住む人を失くしただけで、あっというまにボロ家になる。
もうちょっとで草の庵になりそうだ。
両親があの世で嘆かぬよう、今日から心を入れ替えて、なんてね(笑)
「アンタって人は(呆)」と云われ続けてウン十年、これ幸いなりき。