水産北海道ブログ

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日ロサケ・マス交渉が妥結(ロシア200海里水域) 7月に「曳き網」試験、調査船1隻で漁獲枠69トン

2016-05-14 18:28:43 | ニュース

 ロシア200海里内のサケ・マス漁業の操業条件を決める日ロサケ・マス交渉が13日モスクワで妥結し、ロシア国内法で禁止された流し網の代替漁法として今年7月に曳き網(ひきあみ)による試験操業を実施することを合意した。

 水産庁によると、保科正樹水産庁増殖推進部長(日本側代表)、ロシア側サフチュクP.S. 連邦漁業庁 副長官(ロシア政府代表)の間で5月10日から日ロ政府間協議が行われ、北海道から道水産林務部、関係団体関係者が出席した。結果概要は次の通り。

(1) 流し網の代替漁法について
 水産庁の委託事業により、調査船1隻を用いた曳き網(ひきあみ)による試験的な操業を行う(前年(流し網)は19隻操業))

(2) 漁獲割当量
 全体68.88トン(前年(流し網)の割当量 1,961.75トン)
 ベニザケ21.70 トン(前年(流し網)の割当量 503.31 トン)
 シロザケ27.18トン(前年(流し網)の割当量 1,309.48 トン)
 カラフトマス 18.00トン(前年(流し網)の割当量 102.79 トン)
 ギンザケ1.00トン(前年(流し網)の割当量 41.04 トン)
 マスノスケ1.00トン(前年(流し網)の割当量 5.13 トン)

(3) 入漁料
 約2,118万円(前年(流し網)の入漁料 約6億円)

(4) その他
 操業期間は平成28年7月13日から7月26日まで(前年(流し網)の操業期間6月27日~7月27日)