ホタテは減産したものの、29万5千㌧・933億円と数量、金額ともにトップ
道水産林務部はこのほど28年の北海道漁業生産(速報)をまとめた。主要魚種が不振だった28年の漁業生産は、数量は86万5千㌧と前年に比べ14%の減少。金額は2,944億円で前年に比べ6%減少の見込み。
数量は災害などによってホタテが大きく減産したほか、秋サケやコンブ、スルメイカ、サンマの不漁が重なり、現在の統計(北海道水産現勢)を取り始めた昭和33年以降、初めて100万㌧割れになる見込み。過去5か年の平均(118万㌧)に比べると4分の3に縮小した。金額は前年を下回ったものの、魚価高に支えられ、2,944億円と過去5か年の平均(2853億円)を上回る見込み。
スケソウも数量で26%減だが、10万㌧・100億円を超える主要魚種