水産北海道ブログ

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東しゃこたん漁協「コンテナ食堂」 好評営業中

2017-07-07 14:44:27 | グルメ

東しゃこたん漁協(本所=古平町)は6月、古平漁港内の直売店前に設置された「コンテナ食堂」の通常営業を夏期限定で開始しました。

こちらの食堂は昨年まで、東しゃこたん漁協が年4回開催する恒例の「漁協市」開催時のみの営業でしたが、常時開設を求める多くの声を受け今年から、6月〜8月末までの期間限定で積丹の食の魅力を伝えることになりました。

店内は24席。

東しゃこたん漁協女性部と生産部が運営にあたります。

 

メニューは赤うに丼、白うに丼、しらす丼、イクラ丼、アワビカレーの5種類に絞り提供。

地場産エゾアワビが入ったアワビカレー

食べやすいようアワビは一口大にカットされています。

 

積丹の夏の味覚といえばのウニ。こちらでは赤ウニ(エゾバフンウニ)と白ウニ(キタムラサキウニ)の2種類が提供されています。こちらは赤ウニ丼。

赤ウニは全道的な資源量減少により、値段が高騰しています。

漁協直営店といえども利益度外視の超安値で提供するわけにはいかず、初めて現地を訪れた方からすれば値段を見るだけで「とんでもない高値」だと思われるかもしれません。

その点を配慮し、コンテナ食堂ではたっぷり100gのウニを載せることでお客様還元をしています。水揚げされたばかりの赤ウニ100gが載せられたウニ丼に出会う機会はまず無いと思います。

貴重な赤ウニを贅沢につかった東しゃこたん漁協コンテナ食堂のウニ丼。このボリュームと品質を味わえる場所は滅多にないですよ。

水曜定休、琴平神社祭開催時(7月7〜9日)と(8月12〜15日)は休業。

 

東しゃこたん漁協 コンテナ食堂

古平郡古平町大字港町437(古平漁港直売店前)

 

 

 

♯東しゃこたん漁協 ♯古平 ♯ウニ丼 ♯コンテナ食堂

 


難航していた日EU・EPA交渉が大枠合意

2017-07-07 00:25:46 | 系統通信

輸入関税 海藻類の除外、アジ・サバの長期撤廃期間を確保

EUへの輸出 ホタテ(8%)、ブリ(16%)は関税撤廃へ

 

 難航していた日本とEUのEPA(経済連携協定)交渉が6日、安倍首相とユンカー欧州委員会委員長の首脳協議で大枠合意に達した。2019年の早い時期の発効をめざす。

 農林水産省によると、山本大臣は「今回の大枠合意で、我が国農林水産業は新たな国際環境に入ることになるが、農林水産省としては、我が国の農林水産業の国際競争力を強化し、輸出産業への成長を目指した強い農林水産業の構築のため、交渉で獲得した措置と合わせて、万全の対策を講ずる」との談話を発表した。

 水産物については①海藻類(ノリ・コンブ等)は、関税撤廃等からの「除外」を確保②アジ・サバ等は、長期の撤廃期間を確保(現行7〜10%を16 年目に撤廃)③漁業補助金については、禁止補助金の対象外となった。

 具体的な措置としてEUからの輸入は、キハダ・メバチマグロ(冷凍)、大西洋サケ、マス(冷凍)、マダラ(冷凍)、ヒラメ、カレイは発効時無税となる(現行3.5〜6%)。クロマグロフィレ(冷凍)は6年目に撤廃(現行3.5%)する。

 一方、EUへの輸出は、主力のホタテ貝(冷凍)が現行8%を8年目に撤廃する。ブリ(冷凍フィレ・現行15%)、水産練り製品(現行20%)は即時撤廃される。

 なお、2016年の貿易統計(財務省)によると、EUからの水産物の輸入は全体の3.4%(546億円)、EUへの輸出は全体の2.9%(76億円)と低い。輸入水産物はカツオ・マグロ類(268億円)をはじめ、ヒラメ・カレイ類(29億円)、カニ(27億円)、サケ・マス類(24億円)、アジ(22億円)などが主な品目。輸出はホタテ貝(35億円)がトップで、ブリ(3億円)、水産練り製品(2億円)など。EUへのホタテ貝の輸出は全体の7%にとどまり、今後の市場拡大が期待される。