本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲量は、10月末で約1,434万尾と前年より25%上少なく、主産地の網走管内が34%減と大きく伸び悩でいる。本州でも岩手県でいぜん8割減の大不漁が続いている。道漁連の日報でも4万2千㌧台にとどまり、最終的には5万㌧を切る歴史的な減産となりそうだ。
道連合海区漁業調整委員会によると、10月31日現在の秋サケ漁獲は全道で1,433万7,770尾と前年同期の74.3%。不漁だった前年同期を496万尾下回っている。漁獲金額は268億4,619万円と同65.9%。魚体の小型化は今年、大きく回復しているが、大不漁にもかかわらず、価格は下落している。
網走海区漁業調整委員会によると、10月31日現在の秋サケ漁獲は589万5,043尾で、前年同期の66.1%。重量は2万272㌧で同72.7%。金額は116億405万円で同58.1%。平均目回りは3.44㎏、単価は572円/㎏。
岩手県農林水産部によると、岩手県沿岸の秋サケ漁獲は10月31日現在で15万9千尾(前年同期比21%)、471㌧(同23%)、2億9,500万円(同25%)で、平均単価は767円/㎏(同107%)、平均目回り2.95㎏(同112%)となっている。