水産北海道ブログ

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サンマ水揚げ状況(11月末・全さんま調べ) 全国3万8千㌧・前年比32%、北海道2万1千㌧・37%

2019-12-11 09:42:07 | ニュース

 全国さんま棒受け網漁業協同組合(全さんま・八木田和浩会長)は8日、今年8月〜11月末の水揚げ状況を発表した。

 それによると、全国の水揚げは3万7,715㌧で前年同期の32%、金額が122億3,285万円と同55%。単価(10㎏当たり)は3,243円と前年同期の1.7倍となっている。

 北海道は2万1,352㌧で同37%、金額は72億9,812万円で同62%と健闘した。単価は同じく3,418円で1.7倍。このうち、日本一のサンマ水揚げを誇る花咲は1万6,101㌧(同39%)、59億4,157万円(同69%)。


道秋サケ沿岸漁獲速報(11月30日現在) 1,520万尾・73%、286億円・65%にとどまる

2019-12-11 09:41:02 | ニュース

 本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲量は、11月中旬から下旬までに10万尾が上乗せされ、一部を除いてほぼ終漁した。

 11月末までの累計では1,520万尾となり前年の73%、金額は286億円で同65%にとどまった。

 11月中旬から下旬で尾数が伸びたのは、根室北部が3万3千尾(累計195万尾)、えりも以西の胆振が2万7千尾(同57万2千尾)、噴火湾が1万1千尾(同45万2千尾)、道南が1万7千尾(同16万9千尾)で、えりも以西全体では6万3千尾(同233万9千尾)となった。


網走管内秋サケ漁獲状況(11月末・最終) 602万尾・65%、2万1千㌧・72%、118億円・57%

2019-12-11 09:40:32 | ニュース

 本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲は、道南方面を除きほとんどが終了した。道内主産地の網走管内は600万尾と前年の3分の2にとどまり、大きく減少した。魚体が回復したので、重量では7割となったが、単価が2割下がり、金額では6割弱に落ち込んだ。

 網走海区漁業調整委員会によると、11月30日現在の秋サケ漁獲は601万6,630尾で、前年同期の65.2%、重量は2万657㌧・同71.7%。金額は118億3,105万円・同57.3%。平均目回りは3.43㎏、単価は573円/㎏。

 本州の主産地・岩手県では、シーズン始まって以来、前年比2割程度の極端な不漁が続いており、上向く気配がない状況。

 岩手県農林水産部によると、岩手県沿岸の秋サケ漁獲は、11月30日現在で38万2千尾(前年同期比18.3%)、1,090㌧(同18.7%)、7億1,700万円(同21.3%)、平均単価は804円/㎏(同119.9%)、平均目回り2.86㎏(同101.9%)となっている。