水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

ロシア極東のスケソウ、ニシン操業概況(2月4日現在)

2025-02-08 23:49:46 | ニュース
 道機船連によると、2025年漁期のロシア漁業者による極東海域のスケソウ操業は、55隻が着業し、2月4日現在で26万9千㌧を漁獲している。
 また、極東海域のニシン操業は10隻が着業し、同日までに11万㌧漁獲され、前年同期の115%以上となっている。

2025年第2回日本海ニシン漁獲速報(1月31日) 1月下旬に300㌧突破、石狩218㌧、後志93㌧ 前年の半減だが、2月に入って札幌市場への入荷増加

2025-02-08 23:38:37 | ニュース

 日本海沿岸のニシン刺し網漁は1月下旬で300㌧を突破し、まずまずのスタートを切ったが、豊漁だった前年に比べ半分程度にとどまっている。2月に入って暴風雪の影響による休漁も出ているが、旬のニシン操業の本格化が期待される。
 道水産林務部成長産業課普及指導員のまとめによると、1月31日現在の日本海沿岸(稚内市〜上ノ国町)の刺し網、定置網で漁獲されたニシンは後志北部、石狩、留萌、宗谷を合わせて311㌧で、後志北部は93㌧、そのうち余市郡で17㌧、小樽市で76㌧、石狩は218㌧、そのうち石狩本所177㌧、厚田支所40㌧となっている。そのほか後志南部の寿都町で14㌧、桧山の江差支所で1㌧が報告されている。
2月に入って札幌市中央市場へのニシンの入荷は増えており、3月にかけての旬に向け荷受の取り扱い意欲も旺盛。市場休みあけの3日に石狩から約66㌧とまとまり、㌔500円台(高値・中値)で取引された。4日にも約65㌧が石狩から入荷され、同様の価格。市場休み明けの6日には25㌧が石狩から入荷され、セリで600円(中値)をつけた。なお、石狩からの入荷は順調だが、後志からの入荷は少ない状況にある。

マサバ・ゴマサバ太平洋群の資源管理方針検討会 2025管理年度のABC6.8万㌧と10.9万㌧を提案

2025-02-08 23:36:45 | ニュース
 水産庁は、マサバ・ゴマサバ太平洋系群の資源管理方針を話し合う4回目の検討会(ステークホルダー会合)を開き、ウエブを含め140人が参加し、最新の資源評価を踏まえた漁獲シナリオの検討を行った。その中で、資源評価モデルを従来のVPA(コンホート解析)からより安定したSAMに変え、自然死亡率(M)の仮定の変更などのほか、再生産関係より生物特性(成長・成熟)を重視した予測に転換を図り、資源量、親魚量の推定が大幅に減ったため、まき網や水産加工関係者から「受け入れ難い」と困惑の声があがったほか、ロシア船の常磐・三陸沖の操業を制限するよう求める要望も出た。
 魚谷敏紀資源管理部長が「新しい資源管理目標や漁獲シナリオによる資源管理を始めて5年目となり、資源管理方針の再検討、変更の時期に来ている。今回は資源評価が大きく変わるが、どのような管理のあり方が適切なのか意見を伺いたい」と挨拶し、自ら司会進行を務め、水産研究・教育機構から令和6年度資源評価結果の報告を受けた。
 水産庁からは前回の検討会(SH)の指摘事項、資源評価の概要、漁獲シナリオを説明し、意見交換した。マサバの新たなMSYは19.2万㌧で、従来の37.2万㌧に比べ18万㌧下方修正した。漁獲シナリオ(マサバ・ゴマサバの合計)は2種類提示され、低い方は2025管理年度のABCが6.8万㌧、高い方は同じく10.9万㌧と提案された。水産庁は柔軟な運用を検討する意向だ。
 2024管理年度のTACは35.3万㌧で、漁獲実績は12月までに4.9万㌧が報告されている。
 次回は3月に第5回目のSH会合を開催する予定だが、魚谷部長は「まだ管理の方向性や試算が定まっていない中、次のSH会合に向けアイデアを出し、検討に参加してほしい」と呼びかけた。「スケジュールありき」ではないが、TAC管理は7月から始まるため、限られた時間での検討が求められる。

2025年(令和7年)2月7日(金)発行/北海道漁協系統通信第6853号

2025-02-08 23:35:44 | 系統通信
オホーツク東部地区さけます等資源対策協議会
サケ・マスの船釣り・海浜釣りなどに規制強化を要望

オホーツク海毛ガニ漁業協議会 令和7年度全体会議
宗谷519㌧・オホーツク236㌧の計755㌧を提案

釧路東部海域の令和7年毛ガニかに篭漁解禁 許容量は30㌧

R6北海道漁業生産高 105万㌧(92%)・2,798億円(96%) 
7年連続100万㌧超え ホタテ・イワシ・コンブが減産

令和7管理年度スルメイカTAC設定の意見交換会
低加入の継続を見込み1万9,200㌧、国の留保6,700㌧

道がラピダス社の次世代半導体工場の水利用で協定締結
工場排水のPFASを毎月1回測定、損害の賠償など

道南太平洋スケソウ 3次調査で反応昨年を大きく下回る

2025さっぽろ雪まつりで豊漁食堂
北海道のおさかなキャラクターのステージショーも

・・・海難遺児に希望と勇気を・・・
■宗谷地区漁協青年部連絡協議会が5,000円を寄付(2.5)

海業推進PRのマスコットキャラクターが誕生 海業親善大使「ぎょっこん」らが全国の海業応援に活躍

2025-02-08 23:18:51 | ニュース
▲右から「うみーぎょ」、「ぎょっこん」、「うみにゃーご」

 水産庁では、海や漁村の地域資源の価値や魅力を活かした事業で、地域のにぎわいや、所得と雇用を創出する海業を推進しており、このたび海業を推進し漁港の魅力を伝えるため、“海業親善大使”をはじめ3体のマスコットキャラクターが新たに誕生し、ホームページでお披露目した。
 海業親善大使は、先ごろ開かれた海業の全国協議会でアンケートを実施し「ぎょっこん」と名付けられ、海の妖精「うみーぎょ」、漁港の案内人「うみにゃーご」といっしょに、全国の海業に取り組む人々・地域の応援、全国のおいしい海鮮や釣り・漁業体験ができる漁港の魅力の発信などを行うため、水産庁ホームページやSNS、関係イベントなど、様々な場面で活躍する予定。