本道に来遊する秋サケの沿岸漁獲は11月下旬までに、えりも以西を除きほぼ終漁した。全道の漁獲は1,600万尾にとどかず、金額も350億円を下回る公算となった。
道連合海区漁業調整委員会の漁獲速報(11月20日現在)によると、全道の秋サケ水揚げは1,564万4,388尾で前年同期に比べ3.4%増。11月10日からの上積みは26万尾で、うち20万尾はえりも以西だった。金額は魚価のジリ高を反映し347億7,084万円で同21.6%増。道漁連の集計によると、11月20日の全道累計は4万5,600㌧で、最終的に前年実績(4万5千㌧)を上回ったが、期待外れに終わった。
系統群別では、日本海が88.0%増でほぼ終漁、オホーツクが12.2%増と前年同期を上回っている半面、根室(40.2%減)、えりも以西(21.7%減)、えりも以東(14.2%減)の前年割れが続く。特に根室は前年同期より105万尾以上少なかった。11月10日に比べ、えりも以西が20万尾、オホーツクが3万尾、えりも以東が2万尾増えた。
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