水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

道漁連と普及協議会が新千歳空港で「春鮭鱒 大試食会」

2015-07-11 22:14:26 | ニュース
天然の時鮭(トキ)・紅鮭(ベニ)・鱒(マス)の美味しさPR

トキ・ベニ・マスの食べ比べ

 ロシア水域のサケ・マス流し網漁禁止が社会問題となる中、道漁連(川崎一好会長)と道春鮭鱒普及協議会(大坂鉄夫会長)は、天然の時鮭(トキ)・紅鮭(ベニ)・鱒(マス)の美味しさを知ってもらおうと、11、12の両日、新千歳空港センタープラザで「大試食会」を開き、旬を迎えている「北海道の春鮭鱒」をアピールしている。
 この「春鮭鱒 時鮭&紅鮭&鱒 大試食会」は今年3回目で、焼いた三種類のサケ・マスをご飯に乗せた手まりサイズのおにぎりを1日1,000セット用意し、食べ比べて認知度や評価をアンケートで答えてもらう。従来からのファンをはじめ、若い人や道民以外の人にもたいへん好評となっている。
 道漁連はアンケート用紙といっしょに「北海道における北洋サケ・マス流し網漁業の現況」をまとめたチラシを配り、市民に伝統ある漁業の危機を訴えている。

3回目となる大試食会を開催中

「美味しい春鮭鱒をどうぞ」

佐藤政務官・本川長官が来道し意見交換 サケ・マス流し網禁止で代替漁業、原料不足の声

2015-07-11 09:09:10 | ニュース
地域や漁業者のためになる対策に最大限の努力を

佐藤政務官(左)と本川長官

 ロシア水域でのサケ・マス流し網禁止で苦境にある道東地域を現地視察し関係者と意見交換するため、佐藤英道農林水産大臣政務官と本川一善水産庁長官が来道し、10日札幌で川崎一好道漁連会長・道水産会会長、高橋はるみ知事と懇談して「地域や漁業者に本当にためになる対策」を国と道、地元、団体が連携して早急にとりまとめ実施することを確認した。
 佐藤政務官と本川長官は8日から根室、厚岸、釧路を回り、漁業や水産加工、自治体の代表から窮状を聞き、万全を期す国の考えを説明した。
 懇談後、佐藤政務官は「地元の関係者から代替漁業、原料確保など様々な声があがった。現時点で対策の範囲や規模に触れるのは時期尚早だ。今後の地域振興も視野に入れ、まずはしっかり地元の意見を受け止めたい。皆さんからアイデアや情報をどんどん寄せて頂き、各省庁とも連携しながら実現可能性を真剣に考える」と語った。

川崎会長ら水産団体と懇談

高橋知事ら道庁幹部と懇談

釧路棹前コンブ 共同値決妥結

2015-07-10 16:04:52 | ニュース
平成27年度釧路棹前コンブ値決会が9日に妥結。棹前長切1等10kgは釧路市東部と昆布森が前年比98.7%の15,300円、厚岸・散布・浜中が同98.7%の14,800円に決まった。上場見込み数量は釧路管内総体で296トン(釧路市東部39トン、昆布森64トン、厚岸77トン、散布47トン、浜中69トン)で決済日は7月21日(火)。
等級ごとの値段(10kg)は以下のとおり。

1等(釧路市東部・昆布森)
=15,300円(前年比98.7%)
1等(厚岸・散布・浜中)
=14,800円(前年比98.7%)
特2等=13,000円(前年比95.6%)
2 等=10,700円(前年比95.5%)
3 等= 9,700円(前年比95.1%)
4 等= 8,500円(前年比92.4%)
長頭1等=9,000円(前年比95.7%)
長頭2等=6,300円(前年比95.7%)
短頭1等=8,000円(前年比93.0%)
短頭2等=5,600円(前年比93.0%)
加工用1等=7,300円(前年比88.0%)
加工用2等=4,380円(前年比75.4%)
加工用3等=1,000円(前年比95.2%)

道議会予算特別委員会 ホタテ水産加工の経営・雇用、流し網禁止後の地域振興策を

2015-07-09 08:54:46 | ニュース

 道議会予算特別委員会は、8日午後1時から総括質疑を行い、高橋はるみ知事が低気圧によるオホーツク海のホタテ被害やロシア水域におけるサケ・マス流し網禁止などについて道の対応を説明した。
 自民党を代表して松浦宗信道議(水産林務委員長、根室市)がホタテ貝の被害状況と対策について質した。オホーツク海の外海ホタテ貝は、冬場のシケで約25%が減産。道の調査では宗谷・オホーツク管内の水産加工業者の9割が「経営に影響が出ている」と答えている。こうした状況を受け、高橋知事は「水産加工業者の経営や地域の雇用を確保するため、被害の影響を最小限に抑え、引き続きキメ細い支援、経営の維持安定に努める」と答えた。
 また、松浦道議はロシアで禁止法案が成立し、根室市を中心に地域への影響が甚大なサケ・マス流し網漁業対策とりあげ、道の対応を聞いた。道は高橋知事を本部長とする「北洋漁業対策を本部」を立ち上げ、7月6日に中央要請を行った。知事は、中央要請について「道東地域の影響が大きいので、遠藤連道議会議長と林芳正農林水産大臣に会って支援をお願いし、大臣からはすぐに職員を派遣し、現地にの影響調査に当たるとの話があり、すでに道職員とともに現地入りしている」と述べた。
 現在想定している対策について「この問題の重要性に鑑み、迅速な対応」が必要とし、対策本部で影響調査と対策を取りまとめ、漁業、関連産業などを柱に国と連携して対策に取り組む方針を確認した。松浦道議は「今のところ流し網に代わる効率的な漁業はない。かつての減船と異なり、今後は完全にサケ・マス流し網がなくなる。一番大切なのは、地域振興対策であり、漁業の衰退と人口減少の加速化は回避してほしい」と求めた。

2015年7月3日発行/北海道漁協系統通信6093号

2015-07-06 16:11:10 | 系統通信
ロシアのサケ・マス流し網禁止法成立
道、根室市の要請団が漁業・関連産業の支援求める 
知事を本部長とする「道北洋漁業対策本部」開催へ

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資源増大・管理対策、漁業経営の体質強化、漁場づくり求める

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