太平洋のサンマ棒受け網はいぜん苦戦が続いているが、10月に入り、公海付近の来遊量が増え、大型船を中心に漁獲がペースアップしてきた。
漁業情報サービスセンターによると、10月16日現在の全国サンマ漁獲量は約9,100㌧で1万トンの大台に迫ってきた。日本一のサンマ水揚げを
誇る花咲港も7,300㌧と8月、9月の累計を上回るのは確実となっている。その半面、平均単価は400円/㎏台から300円/㎏台に軟化している。
魚体は大、中で5割を占め、小は5割と組成に変化はないようだ。
ちなみに16日の水揚げ量は、全国で約930㌧、花咲港で約750㌧。単価は300円から290円台となった。