ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

セコイ女

2016年08月19日 | ❻ 〇〇な女

お盆の時にぼた餅作りを頼まれて

つぶあんを32個、きな粉も同数作りました。

ムスカ大佐(夫)の実家のぼた餅は大きいのであんこ付けが一仕事。

 

あんこを付け終ったのが10時だったので

近所の親戚にお線香をあげにいって、

帰ってきたらお昼にいただこうと思っていたのですが

親戚の家のおばさん話し込んでしまって、

そこで時間をくってしまったことにイライラした大佐が

「帰ったらすぐに出掛けるぞ!」

と圧力をかけてくるもんで 仕方なくぼた餅は食べずに出かけました。

 

夕方帰ると次男一家が来ていて(午後来て夜には帰って行った!うまい!)

なんとあんなに作ったぼた餅がたったの4個になっていた

次々親戚や知り合いがお線香をあげに来てくれて どんどんなくなっていったらしいけど

次男家5人は一人2つずつ食べた(妄想だけど)に違いない

 

ああ、私の(じゃないけど)ぼた餅が~~~

 

「このぼた餅はうたこさんが作ったのよ」ってちょいと褒められながら

いい気分で食べたかったのにぃぃぃーーーー

 

この下心をご先祖様が見ていて「修行が足りん」って思ったのかな。

だとしたらご先祖様、正解。

どうも私は当たり前のことや小さなことを手柄にしようとするところがあるからね。

しかもあんこだって前日の夜に三相女神さま(義母)が炊いておいたものだもの。

私は丸めてあんこを付けただけなんだから

セコイと思ったそこのあなた、正解

 

 

 

 


言わせる女

2016年08月06日 | ❻ 〇〇な女

髪を切りました。

「前回と同じで」って言ったら

「前回はギリギリまで切ったよ。今回もギリギリでいく?」と聞かれました。

ギリギリの意味がわからなかったけど、面白そうなので

「ギリギリでお願い」と使い回してみました。

 

仕上がりは良いです。

 

家に帰って息子に

「髪切ってきた。どう?」と聞くと

「かわいい」

と返事がきました。

きゃあぁぁぁ~ やっぱりぃ?あなたもそう思うぅぅ?

 

でも、とぼけて

「え?聞こえない

「かわいい」

「え?聞こえないよ

「かわいい」

「え?聞こえないんだけど

「かわいい」

「えー?聞こえないー

「かわいい」

 

 「そう?・・・ふふふ、知ってる

 

合計5回「かわいい」を言わせました。

あざとい。

息子が将来、こういう悪い女に騙されないといいなと思います

 


しましまな女

2016年04月12日 | ❻ 〇〇な女

キャベツの芯が好きなので

わざと芯だけ残して周りの葉をばりばり剥ぎ取ることが多いです。

剥ぎ取った方は料理に使って、芯を食べながらご飯を作るのです。

私の前世は青虫が最有力ですね。

 

 

ところで昔々は「母ちゃんかわいい」と言ってくれていた息子が

去年あたりから

「母ちゃんは野生のベンガルトラだね」

と言うようになって、どこが~意味不明~なんて思っていたわけですが、

ここへきて新展開です。

 

正直私はインドアで野性の「や」の字もないし、

トラなんてカッコいい王者的要素は私の中にはないのです。

どう考えても虚弱体質で、どっちかと言えば喰われる方だし、

動物だとしてももっと小さな目立たない種類のはず。吠えないし。

でも息子から見ると、母は強し、なのでしょうか?

そんなに頼もしい?頼りにしてくれてるの?ありがとよ

 

 

大間違いでした

最近息子が言ったんです。

「近頃は母ちゃんがスズメバチに見える。割と大きい方のスズメバチ

 

・・・今なんて言った

・・・なんてことを

 

そうです、私ったら黄色と黒のしま模様の危険生物だったのです

「スズメバチはしつこいよ。やる気満々で刺しに来るからね」

と言われました。

 

  ※ちなみに息子の言葉にはいつも裏がありません。

   生まれつき裏表のない性質です。

   嘘もつかないし、悪意も持ち合わせていない。

   笑いを取るために言っているのではないのです。

   だからいつもとても・・・・・正確です。

 

息子でも、たまには間違うこともあるのかなぁー。

いいかい、お母さんはね、緑の葉っぱが大好きなの。

小さな青虫なのね。非力な、ね。

スズメバチではないのですよ。

 

 

 


教えてアルムのもみの木よ

2016年04月03日 | ❻ 〇〇な女

引越しシーズン到来です。

道を挟んだ向かいのメゾンの空き部屋に人が入るようです。

8時半頃大きなトラックが「オーライ!オーライ!」言いながら入ってきました。

メゾンのエントランスは奥まっていて狭い。

頑張れ運ちゃん、ぶつけるなよ~。

 

朝食を中断してカーテンの陰から息子と2人で覗き見しました。

「すっごいところ入るね~。0120の引越しセンターだ。」というと

「うーん・・・と、よく見て。012・・3だね。」

「あ、ああ・・・012・・3だね・・」

 

私はよく読み間違いをするの。

「母ちゃんひらがなは読めたよね?これ、カタカナだけど読める?」とか

真顔で聞かれます、息子から。

今、とうとう数字まで、と思われたはず。

 

しばらく「ピーッピーッピーッピーッ・・・」ってやってるので

「一体どんだけ下がるつもりぃ?下がり過ぎだよねー?」というと

「下がる必要があるからやっています。」

と言われました。

・・・・その通り。

 

私は思いました。

果たして私は彼に、今まで何かひとつでも大事なことを教えたことがあっただろうか、と。

ぐるぐる考えました。

そして今しょんぼりしています。