ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

不本意ながら秀じいの娘

2018年01月08日 | ❼ 秀じい

母方のいとこの紺ちゃんが言っていた。

私の実家に遊びに行くたび

秀じい(私の父)がミックスナッツをぽりぽりと美味しそうに食べていると。

 

以前紺ちゃんとさいたまで会った時、私がおやつにミックスナッツをあげたら

「うーちゃんもか 親子だね~」

とも言われた。

 

昔から秀じいはくるみ割り人形でクルミを割っては食べていた。

日曜のサザエさん見ながらの晩酌はよく落花生を食べていた。

 

病気で胃を取った秀じいの消化と塩分を心配した母が ナッツ禁止令を出したりして

実家でミックスナッツを見る頻度は減っていたけど

この正月 父はやはりナッツを食べていた。

しょうがないよね、好きなんだもん。

 

実家で食料品を整理している時、銀杏を見つけたので母に欲しいと頼んだら

それはお父さんのだから・・・と言われたので

 

「銀杏は滋養があっていいけど、秀じいの体にはせいぜい2粒が限度でしょう。

 ねえ、秀じい、毎日何粒食べてるの?

 え?5粒?

 だめだめ、多いよ。

 秀じいの体には強すぎる。

 これもう、食べ過ぎないように私が貰っていくから」

とまんまと貰って来てしまった。

 

私は2Lなら1日10粒。

Sなら15粒。

4Lなら6粒くらいにしている。

私の体質だと、これ以上食べると銀杏中毒になっちゃうのです。

一生、細く長く楽しみたいので このくらいで我慢です。

 

昨日はレンジでチンして食べる以外にも 七草がゆにも入れました。

あれあれ、すでに計算が合わないぞ。

でもしょうがないよね。

だって私、秀じいの娘だもの。

 

 

 

 

 


全部秀じいのせい

2017年10月10日 | ❼ 秀じい

ムスカ大佐(夫)がまた転勤することになりました。

今度は静岡です。

 

引っ越し作業の手伝いを頼まれました。

ワーカーホリックの大佐は、引っ越し作業を家族に丸投げです。

引っ越し作業に限らず、何でも丸投げ ですけど

 

何かに過剰に依存している人というのは

楽しくて幸せなのかと思いきやどうも違うようですね。

苦しいらしい。

不幸らしい。

色々犠牲にしてるのなら幸せになればいいのにね~

好んで不幸にしがみついているようにも見えるんだけどね。

ならば実は案外と幸せなのかな?

どうだろう?わっかんないけど。

 

そんなわけで、

今日のうちにやっておかなければならない幾つかの用事をこなしたのですが

その中に、息子の皮膚科の薬を貰いに行くというのがありまして

いやあ~・・・・・参りましたね。

 

去年の12月から2週間に1度、最近では月に1度は通っていた間違えようのない1本道を

どういう訳か・・・・迷子になりました

息子がいないと通い慣れた道ですら迷子ですよ。

困った私です。

 

「もう十分よくなったから、来月は足りない薬を取りに来るだけでいいですよ。

 お母さんが買い物ついでに寄ってってくれればいいからね。

 もちろん『あれっ?』って思ったらすぐ見せに来てね。」

なんて先生に言われて、良かったねーラクになるねーなんて喜んでいたのです。

 

で、本日 銀行やら郵便局やら買い物やらで出かけるついでに

「あっ、そうだ、薬も貰っとこう」

と、出かけたわけですが、

1回だけ曲がるその曲がり角を間違えたようです。

 

空間認知が最悪なのです。

道が覚えられない。

これは私の最大の弱点なのです。

私の中に流れる秀じい(父)の血の、最も濃い部分です。

まったく迷惑な

こんな大事な能力が秀じいに似るなんて

 

なかなか帰ってこない母に 一体どこまで行ってたの?という息子。

 

母さんさ、もう歩き疲れちゃって、途中で2回も休憩しちゃったのよ。

ふと立ち止まった所にあったタリーズでブラッドオレンジジュース飲んで

駅前のパン屋でイートインして甘いパン2コ食べてさ。

命からがら帰って来たのよ。

来月は地図を確認してから出かけるわ。

曲がるトコ 1か所しかないけど、遭難しないように念には念を入れないとね

 

 

 


痒くて痛い夏の思い出

2017年08月19日 | ❼ 秀じい

高温多湿

おかげで(かどうか・・)家の中だというのに 訳の分からない虫に刺されている。

 

蚊もいるけど、蚊じゃないのもいる。

すっごく痒いのと それほどでもないヤツもいる。

目に見える範囲では確認できないので

ダニとかノミとか小さくてすばしっこいヤツら・・だろうか?

洗濯物に着いてくる毛虫の毛だろうか?

知らないうちにポツン、ポツンと刺され痕が増えていく。

私のターンオーバー能力では追い付かず、痕が増えていくのが悔しい。

 

 

思い出した。

小さい頃、背中にびっしりあせもが出来た私を 風呂上がりに秀じい(父)が呼んだ。

「痒いだろ?いい薬があるぞ」

キンカンだった。

「痒みにはこれが一番なんだよ~」

と秀じいは無邪気に言った(と思う)。

 

痒くて眠れないほどだったので 私は一目散に秀じいのもとへ。

 

でもね、散々掻き壊したあせもに キンカンは骨の髄まで染みた、染みわたったさ!

ギャーっと叫んで、かちかち山のタヌキみたいに泣きながら家中を駆け回る私を見ても

秀じいは「え~なんで痛いの?」って感じでポカンとしていた(と思う)。

スーッと気持ちよくなるはずなのに、おかしいな?って。

 

とんできた母にこっぴどく叱られた秀じい。

「考えればわかるでしょう!」

と怒られてたけど、傷にキンカンが染みるって想像はできない人だったんだと思う。

 

何年もたってから

「蚊にさされたとこにキンカン塗ったらすっごく痛いよ。

 染みるんだよ。

 え!?小さい頃オレにキンカン塗られたことがある?

 背中のあせもに?

 そ、それは悪かったね

と言われた。

 

おせーよ。

しかも 覚えてないのか。

 

思えば、息子が生まれて里帰りした時にも

乳児の息子のあせもにキンカン塗ろうとして 私を震え上がらせた前科があるから

たぶん父は・・・・・そういういいかげんな・・・人なのだと思う。

・・・・周りは困るよね

 

 

 


秀じいの長い1日

2015年01月21日 | ❼ 秀じい

ある日 秀じいの職場に緊張が走りました。

それは秀じいがまだ20代のおそらく後半の頃。

課長が大声で叫んだそうです。

「〇〇君が今事故にあった。

 △△病院に緊急搬送されたそうだが、血が足りないらしい。

 この中に血液型O型の者がいたら協力して欲しい!」

 

 

O型の秀じいは名乗りを上げ、勇ましく病院に向かったとききます。

 

 

後から来た同僚は 病院内で秀じいを見て言いました。

「秀さん、真っ青じゃないか。相当抜かれたね。もうしばらく休んでいけよ」

 

 

 

秀じいは今でも言います。

「検査したら 俺の血は使えないって言われてさ。協力できなかったんだ。」と。

 

でも母はこっそり言います。

「あの日お父さん、前の人の採血を見てて 真っ青になって倒れちゃったのよ。

 貧血ってことになってるけどね。

 自分が注射も出来ない怖がりだってこと忘れてたんじゃないの。

 まあ、人はいいんだけどね~。」

 

 

ああ、父よ。

諸々 気の毒な父よ。

 

 

あの頃父は若かった。仕方ない。

 

でも秀じいは私に教えてくれています、人間はいくつになっても成長できるんだということを。

だって70歳過ぎて、あんなに苦手だった血液検査も、それどころか手術や点滴すら

乗り越えたのだから!(他に選択肢はなかったけどね)

 

そして75歳の今また 検査入院に挑んでいます(ルーチンです、もはや)。

明らかに飲み過ぎている酒が たまに警鐘を鳴らしてくれるのです。

今頃 検査中。

前回同様、怖くて きっと昨夜もいっぱいうなされたことでしょう。

 

 

ま、特に難しい問題もなかったってことで いつものように早く笑って帰ってきてね。

で、健康に感謝して また乾杯しましょうよ。

 

 

 

 

 


毎日秀じい

2015年01月16日 | ❼ 秀じい

ここ最近、秀じいブームの私。

 

秀じいは 若い頃から体重がほとんど変わらない、万年低め安定の体質です。

私は高校1年で、秀じいの体重をすでに追い越していまして

秀じいは今でも家族で一番痩せています。

 

 

もうだいぶ前ですが バラエティ番組を見ていて「はっ!」と気づいたことがありました。

『クイズ ヘキサゴン』のおバカチームの方達を見た時です。

「あれは 秀じいか? 秀じいなのか??」

彼らは明らかに秀じい体質で 私は彼らに秀じいを見たのです。

 

 

なかでも具志堅用高が もう秀じいにしか見えません。

本人は至って本気なのだけど 悲しいことに ボケててズレているから笑われちゃう。

でも本人はなんで笑われるのかわからない、なぜなら自分はウケを狙ってるわけじゃないから・・・・

 

 

それ以来 私は具志堅さん押しです。

愛くるしくて憎めません。

具志堅さん、私は本気で応援していますよ

 

 

さて、秀じいは今日は遅刻しないで行けたかな?

みなさんと楽しくバードゴルフしてるかな?

みなさんに愛されてのびのびやれてるかな? 

 

・・・・なんだか親子の立場が逆転したようでヘンな感じになってきたのでやめます。