胆のうの切除をしたムスカ大佐(夫)は予定通りの日程で先週末退院した。
都合により1日早い退院を目論んでいた私だったが、
「この血液検査の数値が正常なら今日の午後にでも退院していいよ」
と言われた朝の検査で肝機能の数値が悪かったため
時間を空けて再検査することとなり
1日早い退院の夢は泡のように儚く消えた。
午後の検査で数値が安定したので翌日退院できたのだが
朝の検査を2時間くらい遅くやっていればよかっただけの話じゃないの?と
一歩及ばずの悔しさでいっぱいの私(大佐よ、すまん、自分のことばっかりで)。
手術後にベッドで自分の胆石を見た大佐は
「こんなに汚いとは思わなかった。
色も形もガッカリだ・・・」
エメラルドグリーンのキラキラした宝石みたいな石のカケラが
たくさん出てくると思ってたんだって。
透明なプラスチック容器に入った、だいぶ舐めて溶けちゃった金平糖みたいな形の
茶色いドッグフードみたいな色の石をカラカラと振りながら
大佐はため息をついた。
無事に退院して来たので、「じゃあこれで」、と
すっかり帰り支度の済んでいる私と息子が立ち上がるとなぜか大佐が着いてくる。
「もうここでいいよ」と玄関で振り返ると
「オレも一緒に浦和に帰る」
と初耳なことを言う。
え・・・・来るんだ・・・
あの時は迷惑そうなイヤ~なリアクションを取ってしまってゴメンナサイ。
自分の家だもの、自由に帰ってきて下さい。