ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

いろいろ操る女

2017年01月31日 | ❻ 〇〇な女

1/31締め切りのレポートの提出に、通信制高校の事務局に行ったら

近くで親愛なる敬愛なる高校の担当者Yさんが別のお母さんに言っていた。

 

「子どもたちには毎回、締め切りギリギリに提出しに来るなって言ってるんですよ。

 なのに毎年1/31締め切りギリギリに直接持ってくる子がいるんですよね~

 余裕を持って10月までに出せっていってるのに」

(この言葉の裏には様々な深い愛が詰まっているのだが今日は割愛。)

 

ああ、それは今回うちの子なのですが、

「すみません」とか言っちゃうとふり向かれてややこしいことになるから

(だってほら、相手だって何かしらのリアクションを取ってくれようと

するかもしれない・・・面倒くさいじゃないですか

ここはしれっと通り過ぎとこう。

そうだ、今こそあの技、『透明人間のつもりで』を使う時だ!

そして使った。

セーフ。

そう、波風立てるのが嫌いなのです、私は

 

 

昨日の夕方、レポート作成中の息子にメールがきました。

「先に提出済みのレポート、合格点に達しないので、別の課題を急いで2本仕上げて下さい」

 

その時点で息子が出した解決策は

「再提出を優先させて、数学のメディア視聴を1本分 来年度に繰り越す」というもの。

 

おいおい、たったの1本を繰り越すだって!?

なんとまあ中途半端な判断を。

逆に気持ち悪くないのか?

意気消沈してるのか?

たったそれっぽっち、やっちまえよーーー

 

という心の声は飲み込みました。

ナーバスになっている息子には言葉を選ぶ必要がありますからね。

できるだけ有効な言葉を、ね。

届く形で、ね。

そしてここで届きそうな言葉はわかってるのです、私、親なので。

 

「あのさー、それってさー、トイレに行ってようやくスッキリできるって時に

 あえて親指の先くらいのウ〇チを校門(←あえて)付近に残すようなものだよね。

 なんでわざわざそんな無駄なことするの。

 ウ〇チだって頼む、出してくれって言ってるよね?

 お願いだから出しちゃって・・って言ってるよね。

 やっちゃいなさい。」

 

例えがよかったので息子の意は翻り、

「やるやる、やります。やっぱ、やるーーー

大喜びでパソコンに飛んで行ったのでした。

 

突っ込んでくれて構いません。

私もそろそろ ちゃんと突っ込まれた方がいいのかもしれない。

 

 

 


ころぶなよ~

2017年01月30日 | 🐤 日記

うちの社宅のハイホー軍団の今朝の曲はトトロの『さんぽ』だった。

 

ハイホー軍団とは、社宅に住む同じ幼稚園に通う3人組のことで

一時期、社宅の階段を7人の小人よろしく「ハイホーハイホー仕事が好き~」と

歌いながら練り歩く遊びをしていたのだ。

 

ハイホーに飽き、練り歩きに飽き、最近は気分のままにただ大声で歌うのですが

今朝の幼稚園へ行くときの歌が「さんぽ」だったわけです。

 

 あるこうあるこう わたしはげんき 

 あるくのだいすき どんどんいこう

 さかみち・・・

 

このあとの正しい歌詞は「トンネル くさっぱら」なのですが、

軍団の一人が間違えて覚えているらしく

 さかみち~ とひとりが歌うと食い気味に

ころんでぇ~ 

と歌ってしまうのでそこでぷつっ!と歌が途絶えるのです。

 

みんな「???」ってなって もう一度誰かが

 さかみち~ って歌い直すのですが そうするとまた

ころんでぇ~

と歌うヤツがいる。

 

社宅中のお母さんたちが、「そこ、トンネルだろーが!」と心でツッコミを入れたね。

何度やり直してもころぶので わたしなんて胸のつかえを覚えたよ。

でも「こりゃ正解は出そうもないぞ」とあきらめて苦笑いをして

仕方ないから正しい歌詞を心の中で歌い直して 気持ちをロンダリングしたよ。

 

結局 軍団は「さかみち ころんで」を4回やり直しながら

遠ざかって行きました。

最後は全員で「さかみち ころんでぇ」って歌っちゃってたよ。

 

 


なかなか。

2017年01月29日 | ❷ 本とか映画とか

確か『ミレニアム』(スティーブンソン)と同時期に図書館に予約を入れた本だ。

『ミレニアム』を面白い!と薦めていた人が 

『その女アレックス』(P・ルメートル)も面白い!と薦めていたのだ。

やっと順番が回ってきた。

 

フランスで発表された犯罪推理小説だそうだ。

文庫で450ページほどあり第一部、第二部、第三部の構成。

しょっぱな、第一部の一行目から、軽快で楽しく、さらさら読める。

だからまさかあっという間に、

こんなにハードでグロい展開になるとは想像できなかった。

 

第一部のまだ冒頭と言ってもいいくらいのあたりで

既にクライマックス感半端ないんですけど 残されてるページ数が釣り合わない。

何が起こるの?一体どんな話なの?と、不安と言うか奇妙な気持ちになりました。

 

 

訳者のあとがきにもあるんだけど、

何を書いてもネタバレになりそうだし、

そもそもうまく説明できない。

言えるのは最後まで読むこと、でしょうか。

最後まで読んではじめて、

それまでの違和感や不安感や操られ感が決着をみるので。

 

本文の言葉を少し借りるなら

「真実」について「正義」について

「強さ」について「自分を譲り渡すこと、渡さないこと」について

揺さぶられ、切なくなる本なのでした。

犯罪推理小説であるような、別の何かであるような。


〇〇過ぎる、はよくないね

2017年01月26日 | 🐤 日記

先週末、クロスの親方から連絡がきた。

「昨日、左足の太腿を肉離れしちゃった。来週手伝って」

 

ブチっって音がするんですってね。

瞬間わかるそうです、あ、これはダメなやつ・・・って。

 

昨日は私の全勢力を動員して頑張ったけど

親方の分までカバーできたかわからないなぁ。

普段すごく仕事が出来るってことは 穴が開くと大きいってことなんだな。

親方の穴は大きいのです。

 

張りきり過ぎてちょっと腰にきました。

体を使う仕事は、自分の限界も押さえておかないとダメですね。

後に残すと厄介だな。

今日中に治したい。

 

お風呂で揉んで

寝る前にシップを6枚貼って万全のケアをして寝たはずの私でしたが

夜中、シップが発する「お任せくださいやってやりますよ」の凄まじいパワーに

何度かうなされ起きてしまいました。

腰のあたりにずーっと波動砲を受けていたように思います。

ええ、ただの貼りすぎです(何度も経験してるのに、よく忘れられるね・・・)。

そして寝不足。

 

『気を付けよう やりすぎるのも たち悪い』

 

なんでも「過ぎる」のはダメなのですね~。

でも腰はバッチリ治りました。

腰を治すという目標を達成した上に「やりすぎはダメ」って学びもありましたから

ハナウタ・グリフィンドールに+50点だな。

 

 

 


4日目の狙いと願いと溢れる愛と

2017年01月24日 | ⓴ ホームエデュケーション

いよいよ今日でスクーリングも終わりという4日目のプログラムは札幌市内観光でした。

5~6人でのグループ活動です。

それぞれのグループで2日間、

寝る前の1時間を使って計画を立て それに従って行動して

時間までに帰ってくるというもの。

 

メンバーの振り分けはスタッフが話し合って決めたようです。

組み合わせのマッチング、

スタッフは経験と観察でベストのグループ分けを練りに練ったことでしょう。

いや、練らなくても、長い経験の蓄積から直感的に導き出せるのかも。

そこには子どもひとりひとりへの狙いと願いが込められていたことでしょう。

愛に溢れた組み合わせなのが一目瞭然でしたよ。

 

親たちは

こことか

 

ここなんかに行って

札幌の食を堪能した次第です。

 

ところで、和寒でお世話になった施設なんですが、

なんということでしょう

卓球全日本女子ナショナルチームのサインが飾られていたのです。

かつて合宿に利用されたことがあるのだそうです

初日に発見した息子は食い入るように見てました。

このスクーリング、まったく神がかってるとしか言いようがない

 

 

さて、帰ってきてからの息子は

アトピーをひどく悪化させてはいるけれど

たいして気にもせず、疲れも見せず、毎日なんだかうっすら楽しそうです。

今月末締め切りの課題やレポートをやりながら、

「ねえ、次のイベントや集まりは何があるだろう?」って言ってます。

 

それから

「僕、高校は4年かけて卒業してもいいかな。

 自分のペースでじっくりやりたいんだ。」と帰ったその日言われました。

うん、私たち今のうちに学んでおくべきことが沢山あることがわかったもんね。

君の場合それはすぐに簡単に手に入れられる訳じゃなさそうだから、

自分に合った環境の中で、人との関係を育みながら身につけ、広げていこうか。

そのためにやれることを考えていくのって ちょっとワクワクするね。

お母さんもさ、もちょっとタフになって自分に出来ること考えてみるよ。

 

ねえ、本当にいい旅だったね。

ありがとう、お母さんにいろんなもの見せてくれて。

こんなすてきなところまで連れてきてくれて。