大晦日というとマルシャークの『森は生きている』を思い出します。
わがままな女王様が、
4月にならないと咲かないマツユキ草が欲しいと言い出したために
褒美を手に入れたい意地悪な継母と継姉に命じられて
春の花であるマツユキ草を探しに
大晦日の夜に、娘が吹雪の森に出されてしまう話です。
森の中をさ迷ううちに
娘は12の月の精のたき火の集いに遭遇します。
そしてその中の4月の精からマツユキ草と指輪を貰うのです。
もしも困った時には指輪を投げて呪文を唱えれば
その時は必ず助けに行くから、という約束とともに。
いざという時に助けてくれる人がいると信じられることは
心の支えになります。
子ども心に自分にも12の月の精のような存在がどこかにいると夢見ていました。
おもちゃの指輪を4月の精から貰った指輪だということにして
秘密のお守りにしたりとか。
本当に自分にもそんな人がいるかどうかというよりも
いるのだと信じることで救われた。
もうじき年が暮れて、そして明けます。
今年は恵まれた1年でした。
自分たちのために、惜しみなく時間を費やすことが出来ました。
しかもここにきて、小さい方の人の調子も悪くない。
中学卒業が迫る2月3月にまた大きな揺れはあるでしょうが、
来年は今までの経験がきっと生きて、更なる学びがあることでしょう。
不確定な未来ですが絶対楽しいに決まってる、と信じられる私がいます。
今年もブログを書いている時間がとても楽しかったです。
時に客観的に、冷静に、もて余す感情を鎮めてくれるブログは
私にとって大切な居場所です。
他の方々のブログも楽しく読ませて頂きました。
随分と助けられました。
うまくしめられません、いつものことですが。。
私はそろそろ年越し蕎麦の準備に行きます。
みなさまも、それぞれの年越しをそれぞれのやり方で
なさることでしょう。
どうかなるたけ暖かくお過ごし下さい。
外に出る方もなるたけ暖かく。
そして希望に満ちた新年をそれぞれの場所で迎えしましょう。
私は新年の最初は笑顔で、と決めました。
それでは今年はこのへんで。
2015年のすべてに感謝をこめて。