ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

益子に住みたい

2021年03月21日 | ⓭ 職人技

ムスカ大佐(夫)が

晩酌の刺身をいい器に盛りつけたいから買いに行くと言い出した。

うちは食器類は少なくて、なんでもこの皿に盛るよねって皿があるんだけど

大佐はそれに飽きてしまったのだそうだ。

 

え~ヤダな、そんなんで皿増やすのは。

余程気に入って買わずにおられないような素敵なのじゃないと買いたくない、と言うと

じゃあ益子に探しに行こう、と言う。

 

くそー、私の益子好きを利用するわけだな。

絶対行くに決まってるじゃん。

 

大佐にはこんなのが欲しいっていうイメージがあって

通りを往復して開いている店をひと通り見た上で

これならって器を見つけることが出来た。

 

レジーナイワキリ氏の黒い器で私もいいなと思った。

レジーナさんのご主人は陶芸家の後藤義国氏で、浦和出身の方だそうだ。

 

もう皿は増やしたくないと言ったくせに、

私もしがみさこ氏のパスタ皿を買った(大佐の男気に付け込んで買わせたと言った方が正しい、そういうところ、私はホントに悪いのだ)。

オオカミとコウモリの引っ搔き模様が私を呼んだと思っている。

 

買った器は一晩水に浸して、さっそく翌日の夕食に登場したんだけど、

器はすっごくいいのに、

私の盛り付けのセンスのなさが隠しようもなかった。

器じゃないのか、私なのか!

 

 

 

(お店の前に置かれているベンチの背もたれのタイル、カッコいい、その上温もりもある)

 


血頭の丹兵衛

2020年06月04日 | ⓭ 職人技

月曜日のBSフジの時代劇、鬼平犯科帳が

「血頭(ちがしら)の丹兵衛(たんべえ)」だった。

小房の粂八(こぶさのくめはち)が平蔵の密偵になる出会いの回だ。

 

見始めて、

丹兵衛の役で日下武史が出て来た瞬間

日下武史できたか!と

やっぱりゲスト役者次第で期待度はぜんぜん違う。

 

それから話と全く関係ないんだけど、

盗み働きをした家の金箱に、自分の仕業だとわかるように置いてくる

「血がしらの丹べえ」の刻印のある木札の字がとても好きだった。

あんな愛嬌のある字を書きたいです。

 

中村吉右衛門は長谷川平蔵のときの色気が好きだ。

 

話の終わりの方に登場する「蓑火(みのひ)の喜之助(きのすけ)」という

よぼよぼのお頭が随分といいなぁと思ったら島田省吾だった。

よぼよぼなのに盗み仕事は粋で鮮やか、

ちょっとしか出てこない役なのに印象に残り、話の後味を良くしていた

老練さが役と重なってしばらく余韻が残りました。

 

役者次第で面白さが変わってしまうのだから、役者は責任重大だ。

最後のシーンで「長谷川様お供します」と平蔵に駆け寄る粂八もとてもよかった。

 

 

 

 


鬼熊酒屋

2020年05月13日 | ⓭ 職人技

BSフジでやっている時代劇の再放送、

月曜日の鬼平犯科帳と木曜日の剣客商売を録画して観ている。

 

先週か先々週、剣客商売が「鬼熊酒屋」の回だった。

鬼熊(熊五郎、居酒屋の店主)の役が大滝秀治さんだった。

そしてこれが凄かった。

 

ドラマが小説を越えることはないんだけれど

配役が良くても別物なんだけど

大滝さんの鬼熊だって小説とは別物なんだけど

その存在感は光っていた。

久しぶりに唸りながら観た。

役者って職人だなあ。

 

 

鬼平犯科帳の方は今週からシリーズ1に戻り

月曜日の放送は記念すべきシリーズ1の第1話だった。

 

ゲストの1人が牟田悌三さん(ケンちゃんシリーズの人)で

ああ、昭和の作品だーと懐かしかった。

 

三の松平十役で二代目中村又五郎が出ていて

今みてもやっぱり良くて、小躍りしたくなった。

小柳安五郎という同心の役ですっごく若いカマキリ先生が出ていて

今とは比べ物にならないくらい演技がアレでびっくりした。

長く続けて沢山苦労して、

チャレンジして研鑽を積むってすごいことだな、というのが一番の感想です。

 

 

 

 

 


使えた方がいいじゃんね

2020年02月28日 | ⓭ 職人技

私のエプロン事情は6枚です。

6枚持っています。

 

25~6年前に買ったウィリアムズソノマの黒(もうクタクタ)と

10年くらい(そこまで経っていないかも)前に買った青いリネンのと

あと4枚は貰い物。

 

12年前の誕生日にNちゃんから貰ったのがかなり育ってしまって

それを見たNちゃんがまたどこかの誕生日に買ってくれた。

それで2枚。

 

あと去年義母が1枚くれて、

あとの1枚は20年数年前に通っていた教室の友達が

旅行土産に当時その教室のメンバーに買って来てくれたお揃いのエプロン。

で、この土産物のエプロンだけが使いづらくて眠ってた。

理由は小さめなのとポケットが無いこと。

これです。

 

でも突然

「ポケット付ければいいだけじゃん」と降りてきた、ええ、今頃。

 

それで付けました。

 

絵柄は多分(!)フランスのワインとチーズの産地の地図なんだけど

今回の加工はこのエプロン製作者の意図を台無しにしており、

大変申し訳ない感じに仕上がりました。

 

このエプロンの名誉を守るため、

元の姿をここに残せてよかったよかった。

縫い目の雑さも糸や布の始末の仕方も

使う本人が気にしないので精度でいうと安定の低さです。

 

 

 

 


IPPON!

2019年07月25日 | ⓭ 職人技

わが家は狭くて

脱衣所も洗面所もなくて

家族の誰も個室を持っていないので

着替える時は声をかけるか、死角に入るか、

部屋の襖を閉めて「着替中」って感じを醸し出したりするんだけど 

先日うっかり息子の着替え中に襖を開けてしまったら

息子が堂々素っ裸だった。

 

「うわっ!シロイルカ(息子)100%だ!」

って言ってあわてて襖を閉める私の背中越しに

「オイ待て、犯人!」

と声が飛んできた。

 

うまい!