やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

大地震への備えは厳しい姿勢で

2012-06-19 | 日記・エッセイ・コラム

 きのうは、港湾交通委員会。今回の最終本会議で、担当が変わるので、いちおうこれでしばらくは他の委員会の担当ということになります。

この1年間、会派からひとりという”ひとり委員会”でした。いろんな意味で、しんどさが先に来る委員会でした。いろんな課題と弱点を自覚。今後の活動のなかで克服していこうと誓った今日この頃です。

 さて、締めくくりの委員会。本会議から付託された議案はなし。神戸空港に関する請願1件のみでした。神戸空港の下を大阪湾断層が走っており、安全性について再検証することを求める趣旨のものです。かつて、よく引き合いに出される「空港ニュースNo9」で、神戸市は断層が走っていることは認めています。今回の質疑で、”専門機関などの知見にもとづいて判断しているもので、特にこの断層は3千年から5千年と活動周期が長いとされており、あと1800年くらいは動かないのではないか””被害に直接関与しないとして、参考として示されている”から特に問題はないという趣旨の見解だったと思います。しかし、この断層については、地震の研究者のあいだで、調査方法や評価の仕方によって結果は違ってくると指摘されてきました。

 関連して、南海・東南海地震など3連動地震。津波被害の予想なども出されており、市内でも相当な影響が懸念されています。すでに、港島トンネルは島側・陸側ともに取り付け部が冠水することも予想されており、対策が必要となっている部分もあります。

みなと大橋も耐震工事が施されていますが、東日本大震災前のこと。トンネルについては対応はしていくとのことですが、橋については、最新の基準で施してあるので安全性はクリアしているという見解です。

今月中には中央防災会議の見解が出されるとのことで、必要な対策は見解を待って対応するというものでした。

 でも、この見解については、この基準を上限ととらえるのか最低基準ととらえるのか、とりかたで判断も変わってきます。やっぱり一度大きな地震を経験した都市として、どこよりも基準は厳しく対応してほしいと思います。

ましてや、賛否はともかく、こども病院まで誘致してきたわけやし。繰り返しますが、賛否はともかく。中央市民病院もPI2期。地震による被害で島へのアクセスが寸断されたり、島内交通にも影響が出るようなことがあれば、肝心なときに大事な役割を病院群が果たせなくなりますから、どこの都市よりも厳しい基準と対策が求められるでしょう。現状では、納得できないです。

きょうは、そんな質疑で締めくくりました。

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