5日、西須磨道路公害調停の第2次調停の第3回目が開かれました。結果は打ちきりに。神戸市は、1、2回目同様に欠席しました。首尾一貫、道路工事を前提としない話し合いには応じられないという姿勢です。神戸市はこれまでの(第1次調停)15年にわたる調停での話し合いで打ち切られたということを持ち出しますが、調停委員会の出した調停案を拒否したのは神戸市であり、調停を打ち切ったのはまさに神戸市自身です。理由にはなりません。
調停に先だって、10月の28日の神戸市議会の本会議。一般質問で私は質問しました。「説明していくというなら調停の場できちんと説明すべきだ」「調停では道路の賛否を問題にしていない。住民は説明を求めている」と調停への出席を求めましたが、答弁に立った副市長は道路は必要だとして(調停に)参加しないと表明するのみ。地元住民の声に真摯に向き合う姿勢がみられません。道路建設への執念しか感じられないのは残念としか言いようがありません。
道路建設をすすめる条件がいまあるのでしょうか。地元では納得が得られているとは言えず、いま道路建設を進めれば「強行だ」との非難が集中するのは明らかです。
地元の住民からは具体的な代替え案のアプローチがあり、神戸市も検討はしています。それでも須磨多聞線に固執しています。
最近の議会質問の中には、西須磨工区に直接関わらない問題を引き合いに出し、工事をすすめるよう求める意見も出るようになってきました。一方で、私と同じように工事に反対する主張をする他会派の議員も出てきました。
地元の声の多くは納得できる説明を求めており、その姿勢は揺るぐことはありません。
地元の方々の姿勢には頭が下がる思いです。これからも議員としてだけでなく、近隣エリアに住む住民の一人としても、応援していきたいと思います。