やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

廃プラスチックと受験広告

2020-06-06 | 日記・エッセイ・コラム
 マイクロプラスチックが大きな問題となっています。それに伴い、レジ袋の削減や減包装、他の原料のものへといろんな業種でプラスチック関連のものを減らそうという動きも広がっており、いっそうの加速が期待されるところです。
 ところで、このプラスチックで最近気になっているのが、進学を扱う広告会社から毎日のように送られてくる学校の広告、パンプレットの類い。毎日毎日よくもまあ…と、ほんとに辟易してしまいますが、受験生を抱える家庭の中には多かれ少なかれ似たような思いをされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。どんな資料請求のしかたをしているのかわかりませんが、一度関心のある分野を指定してしまえば、関連する分野に関する学校などのおびただしい量の広告が送られ続ける、という状態になってしまいます。申し込んだ本人が進路をまだ迷っている時期に、ただ何となく興味があると申し込んだだけなのに面倒なことになってしまっています。当の本人はその後きちんと進路を決め、情報として全く不要になってしまっています。
問題なのは、その1通1通が、プラスチック製の透明できれいな袋に入っているということです。1年間送られ続ければ相当な量になります。しかも送られ続けるのは、我が家だけではないはずですから。更にその中身の広告物についてもいろいろ思うことはあります。高い学費を支払ったその一部がこういう使われかたをしているのかな?とか、こういう広告がなくなると配達している人はそれはそれで困るのかな?とかいろいろ感じてしまいますが、とにかくいったいどれだけの排プラスチックが出るのか、きちんと考える必要がありそうです。
 排プラスチックの処理については、業界などの努力はもちろんされているようです。ですが、まだ多くはごみとして自治体の予算、つまり税金で処理されているのが現状ではないでしょうか。
売るだけでなく、その先の社会的要請もふまえた企業活動や経済活動が必要ではないでしょうか。出すなら処理にも責任をもって、できないなら他の方法を考える、そこにあらたな経済活動が生まれてきたり、雇用も生まれてきたりということにもなるのではないかと思います。



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