やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

豊かな里山にメガソーラーはいらない

2020-12-04 | 日記・エッセイ・コラム
 以前に、メガソーラーについて話題にしました。10月の福祉環境委員会で市民の方から出された陳情が審議され、陳情に基づいて審議しました。陳情は残念ながら打ちきりとなりましたが、問題点はかなり明らかにできたのではないかと思います。特に、地元説明や防災面、生物多様性、電磁波など8項目にわたって問題点を指摘。当局を質しました。
https://blog.goo.ne.jp/sumanokaze4832epxr5g2e8wma9b/e/ae384b08e1f6a16f2817de3703585994
いちばんの問題は、「問題がある」とわかっていても不許可にできないこと。
小耳にした話では、土地の所有者の財産権の問題にも絡むとのことで、土地の処分については所有者の自由であり、作らせないなら相応の補償を、といわれてもしかたないと、極論ですがそういう類いのものだということで、なかなか難しい問題やな、と住民運動以外にも考慮しなければならない問題が多々あることも理解できました。
 さて、このメガソーラーについて、先日の福祉環境委員会に別の方から陳情が出されました。前回のものはやめさせてほしいというものでしたが、こんどの陳情はきちんと説明を住民にするよう求めるというものでした。
聞けば、その地区では自治会関係の役員の方には一度説明が行われているようですが、広く住民を対象とした説明会は開かれていないようです。
前回の委員会で指摘した8項目の問題もなにも説明がなかったようで、事業者の説明のあり方が問われる問題でした。
自治会の役員に説明して、説明しました、と報告することは多々ありますがそれでは単なるアリバイ程度にしかならないと言われても仕方がありません。
複数の委員からもさまざま問題だという趣旨の指摘がされました。局長は説明のありかたについては課題だとのべ、厳しく対応すると答弁しましたが当然です。
私は、地域全体に関わる問題で、地域全体で問題点や課題は共有すべきだし、事業者や行政も含めて問題や課題を共有することが大事だと指摘。そのためにも丁寧に地元説明を何度も行わせることが必要ではないかと求めました。
 先祖代々、何世代にもわたって、それこそ人が住み始める前から営まれてきた自然の営み。巨大な人工物によって破壊されてしまっていいものかと思うのです。少なくとも自然との共生が言われて久しくなりますが、いたずらに自然に負荷を与えるような身勝手な行為はやってはなりません。自然エネルギーでも再生可能エネルギーでもありません。壊れた自然は、簡単にはもとに戻せない再生不可能なものです。やはりこういうところにも強欲な資本主義の弊害が現れているとおもいます。
巨大な自然破壊に繋がるメガソーラーは、いりません。小規模な地産地消のエネルギー戦略に踏み出すときです。


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