北のパラダイス

思いつくままにいろいろな事を発信していきたいと思います。

札幌も雨が止みました

2014年10月14日 | 異常気象
台風19号が温帯低気圧に変わりました。

今回は札幌及び周辺はそれほどひどい雨風になりませんでしたね。

今年最大規模の台風と言われた19号ですが、これまでの教訓を活かした速やかな避難勧告などが功を奏したようで、人的被害も最小限に抑えられました。

ところで、これから冬に向かい、今まであまり雪の降らなかった地域、例えば東京や横浜といった大都市に大雪が降る可能性があると感じています。

もしゲリラ豪雨のような状態が真冬の東京で起こったら、大雪になるかもしれません。

今夏、東京で局地的にヒョウが降り30センチほど積もりましたが、そういうことが今後ひんぱんに起きることも想定しておいたほうが良さそうです。

備えあれば憂いなし。関東以南の太平洋側にお住まいの皆さんには、今から雪掻き用のスコップなどを用意しておくことをお薦めします。

あと出来ればスタッドレスタイヤも。

これからは、今までの常識が通用しない気象条件になって行くような気がするので、いろいろなことを想定して備えを万全にしましょう。

自然災害

2014年10月06日 | 異常気象
今年も災害の当たり年なのか、あるいは、これからは近年多発している自然災害を伴う異常気象が常態化するのか...。

これまでに経験したことがない...という表現が頻繁に聞かれる最近の状況を鑑みると、もはや異常気象ではなく当たり前の状態になっていると思わざるを得ません。

先日の御嶽山の噴火大災害にしても、予兆はあったものの、これまでの常識から考えて突発的にあのような噴石を伴う水蒸気爆発が起きるなど誰も予想し得なかった訳で、こうなるとこれまでの常識は全く通じなくなってしまいました。

即ち、これからはわずかな異変も大災害の予兆として捉えることが求められる状況になってしまった、ということです。

現在、過去最大級の台風18号が日本列島を縦断していますが、昨年の伊豆大島の土砂災害や、今年の広島市・北海道礼文町の土砂災害の教訓が生かされているようで、今のところ大きな人的災害はないようです。

雨の降り方や地震の揺れ方がこれまでとは明らかに違うことが最近よく指摘されていますし、竜巻が頻繁に発生しているというのも最近になってからのことです。

このようなこれまでに経験したことのない異常気象の発生は、おそらく地球規模で進行している温暖化現象などに起因していると思われますが、今の人間の力で自然災害を伴う異常気象の発生を抑えることは不可能です。

ですから、あとは災害を未然に防ぐための行政による土木工事の施工や、人的被害を食い止めるための避難体制の確立、災害が発生し易い所には居住しない、などを徹底するしかありません。

東日本大震災の発生から3年半が経ちましたが、この間にいくつもの自然災害が発生し、たくさんの尊い命と家屋などが失われました。

自分達だけは大丈夫という考えは通用しません。

いつ何どき災害に出くわすか分からないということを常に念頭に置き、日ごろから防災・減災の意識を持つことが重要です。

雨が降ったり止んだり

2014年09月20日 | 異常気象
このところの天候不順で、今月上旬から始まった稲刈りも何回も中断を余儀なくされてます。

昨日も雨が降ったり止んだりで、それも降り方が激しく、にわか大雨が一日に何回も繰り返すというこれまでにあまり経験したことのないような降り方ですね。

今日は打って変わって朝から天気が良く、稲刈りも順調に進むだろうと思っていたら、先ほどからまた雨が降り出しました。

女心と秋の空とは言いますが、ちょっと変化が激し過ぎるのではないかな...

しかしお天道様まかせの稲作りですから、どんな状況になっても、それはそれで合わせて行くしか方法はないですね。

ところで、今日も農業土木コンサルタント関係の仕事で事務所に出てます。

一週間ほど前に約一ヵ月ぶりの休みを取ってから、また休みなしの深夜残業の生活が再スタートです。

還暦を目前にひかえた身体にはちょっときついかな。(笑い)

でも、自分で選んだ道だから...とことんやるしかない...そんな心境です。

以前、70歳まで現役で頑張ると宣言したので、尊敬する伊能忠敬さんのように、死ぬまで世のため人のためになるような仕事を続けていければ本望です。

微力ですが、気力・体力・知力の続く限り働きます。

避難勧告

2014年09月11日 | 異常気象
今朝、携帯に避難勧告のメールが2本送られて来ました。

1本は北広島市から、もう1本は札幌市からでした。

昨晩、23時半ころ札幌の事務所を出た時にはほとんど雨は降ってませんでしたが、1時間後に北広島の自宅に着いた頃にはけっこう降ってました。

それから朝方まで雷鳴とともに土砂降りの雨が続き、今朝も出勤する時は雷雨で、避難勧告のメールはその時に北広島市から届きました。

札幌中心部までの移動中、雨はだんだん小降りとなり、白石区の南郷通りに入ったころにはほとんど雨は上がってました。

でも豊平川に差し掛かり、かなりの量の濁流が相当な勢いで流れているのを目撃した時には、思わず目を見張りました。

ほぼ毎日豊平川を渡ってますが、こんなに暴れた豊平川を見たのはあまり記憶にありません。

この濁流を見た時に避難勧告の意味を実感しました。

市内の小中高校は休校となりましたが、集中豪雨での休校というのは札幌でも珍しいでしょうね。

季節の変わり目のいま時分は、寒気と暖気が入り混じり局所的なゲリラ豪雨が発生しやすくなるので、いつ何が起こるか分からないという心構えを常に持たないといけないことを、今日の避難勧告で改めて思い知りました。

ところで、先月末から続いていた怒涛のような第2ラウンドも、今日の午前中で一段落しました。

今日は久々に定時で帰ります。

でも、またすぐ第3ラウンドが来週から約2週間にわたって始まるので、13日・14日・15日の三連休は少し骨休めして英気を養いたいと思います。




記録的な.....

2014年07月09日 | 異常気象
7月としては過去最大級の台風が、沖縄や九州を中心に吹き荒れています。

また、50年に一度という大雨により、沖縄では一旦解除された特別警報が再び発令されました。

今年は過去に経験したことのない気候が襲い、記録更新が続出する年なんでしょうか?

北海道でも、先月初めに6月としては記録的な猛暑となり、そのあとは記録的な長雨となって、数々の記録を塗り替えました。

まだ7月の初め。

これからまだ2ヵ月以上台風シーズンが続くことを考えると、今年のお天気はまだまだ予断を許さない状況です。

記録を塗り替えるような気候がいつ起きても不思議ではありませんから、くれぐれも用心し出来る限りの防災対策を、個人でも、家庭でも、学校でも、職場でも、地域全体でも講じる必要があります。

昨日の夕方、北海道で震度5弱の地震がありました。

震源地は石狩南部で、私が住む北広島市もエリア内です。

地震計も事前に察知できないような突然の揺れだったようで、しかも過去にあまり地震発生の無いエリアでの発生でした。

今日は近づく台風のせいなのか、札幌市内も風がだんだん強まって来ています。

例年より1~2ヵ月も早い大型台風の接近に、緊張感も高まって来てます。

週末には各地でいろいろなイベントが企画されているようで、早くも中止を決めた所もあるそうです。

今年のお天気は例年と違ったパターンで、しかも激しい雨・風・気温などを伴ってやって来ていることを忘れずに過ごす必要がありそうです。

要は、お天気を甘く見ちゃいけない、ということですね。










やっと天気がよくなりました。

2014年06月21日 | 異常気象
久々にお天道様が顔を出しました。

気温も上がり初夏らしい天気です。

札幌は昨日も降雨を観測し、6月としては観測史上最長となる15日間の連続降雨日数を記録しました。

1956年6月に記録した14日間連続降雨日数を、なんと58年ぶりに更新しました。

その時1歳3ヶ月だった私はまだ札幌に住んでいたのでまさにそれを体験していた訳ですが、それから58年間もその記録は破られなかったという事実は、6月の札幌というのがいかに雨が少なく爽やかな季節であることを物語っているように思います。

天気予報ではこれから数日間お天気の良い日が続くようなので、遅れていた畑や牧草地の作業が少しでも回復することを願っています。

ところで、今日は夏至です。

言うまでもなく、1年の内で最も昼間の長い日です。

今年も約半分が過ぎようとしています。

時間が経つのが本当に早く感じますね。

今年のお正月、休み返上で仕事をしていたのがつい先日のように思えます。

このぶんで行くと、あと半年もあっという間に過ぎてすぐに年末を迎えてしまいそうです...。






エゾ梅雨か...

2014年06月18日 | 異常気象
今日も札幌は雨模様で、これで6月の連続降雨日数が13日間となりました。

明日19日も雨が降ると、6月の連続降雨日数が史上最多だった1956年の14日間に並ぶそうです。

予報では明日も雨模様なので、最多記録に並ぶのは間違いなさそうです。

6月に2週間も雨模様のジメジメした天気が続くとは、まるで本州の梅雨のようですね。

もっとも蒸し暑くはなく、むしろ肌寒さを感じるところが、まさにエゾ梅雨という表現がピッタリのような気がします。

そういえば、昨年の8月上旬から9月上旬にかけて記録的な連続降雨があり、それこそこれまでの最多記録を塗り替えました。

農作物にとっては実りの時期にさしかかる時だったので、お米やイモ、豆類などの収量や品質に悪影響が出るのではないかと心配しました。

しかし、9月中旬以降は晴天に恵まれ、終わってみればお米もイモも豆類も豊作で品質も良好でした。

今月も20日過ぎからお天気が回復するようなので、今年もきっと何とかなるでしょう!!




寒い...

2014年06月16日 | 異常気象
今月上旬の猛暑は何処へやら...

先週から寒い日が続いてます。

中に居ても長袖シャツの上に作業服を着ないとならないほどです...

同じビルの上の階では寒くてエアコンを暖房にしたそうです。

いやはや、真夏から初春に逆戻りです。

これも異常気象なんでしょうか。

畑の作物には恵みの雨になりましたが、こうも降り続くといささか心配になって来ました。

稲のほうはこの寒さで分けつが抑えられ、今のところはまずまずのようですが...

でも、来月もこんな調子が続くとかなりヤバイです。

真夏の暑さは今月上旬で過ぎ去ったと言う人もいるようですが、何とかあの暑さを呼び戻したいですね。

7月にまとまった暑さがあると、稲も、野菜も、果物も、ひとまず安泰です。

とにかくお天道様に感謝する日々を送りましょう。

そうすれば願いは通じるかもしれません。いや、きっと通じるでしょう。




今日は8月4日なのか...??

2014年06月04日 | 異常気象
毎年6月になるとウキウキ、ワクワクします。

なぜなら、北海道の6月は私にとって最も過ごしやすい季節だからです。

暑くもなく寒くもなく、街にも里にも緑があふれ、それはもう清々しい日々です。

ところが.....

今年は一変しました。

6月に入って今日で4日目、札幌は連日の真夏日です。

今日も、外に出たら8月初めなのかと勘違いするような猛暑です。

昼から南区石山までお米を配達して来ましたが、クルマのエアコンをめいっぱいクールにしてもそれほど涼しさを感じませんでしたね。

たまらず、帰ってきてすぐ冷凍庫からアイスを取り出しました。

このところ道内アイスの売れ行きが伸びているそうです。

この暑さで、うちの宮の森アイスもたくさん売れることを願ってます。(笑い)

ところで昨日、十勝管内音更町駒場で90年前の7月に記録した道内最高気温に並んだそうです。

しかしそこから100kmほどしか離れていない釧路市では、その半分程度の気温までしか上がりませんでした。

何かが変です。

ここ数年、世界的に気候の異変が続いていますが、この現象もその流れなんでしょうかね...。

こういう時にはどうしたら良いか?

それはただひたすら、そのような現象に合わせていくしか術はありません。

私も今日から半袖のワイシャツと真夏用のズボンに変えました。

例年に比べると1ヶ月くらい早いですね。

でも、この異常な暑さも明日いっぱいくらいまでらしく、ひょっとしたら来週からは寒くなるかもしれません。

そうなったらそうなったで、また厚着して合わせて行くしかないですね。

晴れの日も、雨の日も、風の日も、雪の日も、楽しく過ごしましょう。

要は気の持ちようです。











今日はさらに暑かった...

2014年06月03日 | 異常気象
5月末から6月初めにこんなに暑い日が続いているのを、これまでに経験したことがありません。

それこそ、7月末から8月初めの夏休み期間のような天気です。

日差しもギラギラしていて、かつて梅雨明けの東京で見たことがあるお天道様の輝きです。

明日もさらに暑くなるという予報で、こうなったら暑くなるだけ暑くなって冷夏の予想もぶっ飛ばせ!! という心境です。(笑い)

もっともあまり暑い日ばかり続くのも良くないので、お天道様には適度に涼しい日や雨の日も織り交ぜて欲しいものです。

ここ数年、これまで経験したことのないような天候の異変を感じることが多く、もはや異常気象という現象は成り立たず、これが普通の現象になってしまっているのではないのか、というような気もします。

これがまさしく地球温暖化現象というものなのか...?

温暖化現象に歯止めがかかっている様子は一向に見られませんから、これは、産業革命以降に飛躍的に伸びた膨大なエネルギー消費量の負の遺産を、我々人類は甘んじて受け入れるしかないのだという思いにも繋がります。

今まさしく発展途上にある国々の膨大な二酸化炭素排出の現状をニュースなどで見るにつけ、「もうなるようにしかならない」と観念したほうが良さそうですね。

もっともこれは諦めの気持ちではなく、言うなれば天の采配に全てを委ねる気持ちと申しましょうか、ジタバタしてもしょうがないと言うことです。

あるがままに、なすがままに。





5月の真夏日

2014年05月30日 | 異常気象
昨日の札幌は気温が30℃まで上がり、5月としては47年ぶりの真夏日となりました。

また昨日、全国で一番暑かったのが北海道東部の遠軽町で、なんと最高気温が33℃を超えました。

他にも20箇所以上の観測地点で真夏日を記録し、昨日の北海道は異例ずくめでした。

札幌の47年ぶりというのは、私が12歳、札幌市東区の北栄中学校に入学してまだ間もない頃のことになります。

記憶の糸をひも解いてみましたが、約半世紀前の5月にそんなに暑い日があったことなど、覚えている訳もありません。(笑い)

ところで、今年の夏はエルニーニョ現象の影響で冷夏の予想が立てられています。

4月と5月は暑い日が多く日照時間も長かったのは、今夏の気候と何か関連があるんでしょうかね?

そういえば、1993年だったか冷夏でお米がほとんど収穫できなかった時の5月と6月は異常に暑かったことを覚えています。

その年の5月から、石狩管内厚田村(現在は石狩市厚田)の望来地区で圃場試験の調査を担当し頻繁に現地を訪れていたので、その時のムワッとした蒸し暑さと翌7月の異常なほどの寒さは特に印象に残っています。

厚田の望来といえば海水浴場で有名ですが、その年は海水浴もままならないほどの寒さで地元の人が嘆いていたことを記憶しています。

さすがにお天気ばかりは人間の力で変える事はできませんが、それに対処する技術力は20年前に比べて格段に進歩していると思うので、どんなに寒い夏を迎えようとも、お米を始めとする農産物の収量・品質を落とさずに乗り切るであろうと確信してます。









台風28号発生。27号に接近!?

2013年10月23日 | 異常気象
猛烈な台風27号の発生に続き、28号が発生しました。
台風28号は先行している27号の後を追うように北上し、日本列島に近付きつつあります。

25日から26日にかけて、27号と28号は寄り添うように日本列島に最接近し、27号は上陸して日本列島を縦断しながら北上して行くことも想定されてます。

また、28号については、日本には上陸しないで海上を北上して行くことが予想されています。

ただ、2つの台風が接近した時には、台風の勢力が同じ程度の場合と全く違う場合とで、台風の動き方が異なるそうです。(藤原効果)

勢力が違う場合は小さいほうが大きいほうに吸収されるそうですが、勢力が同じ程度の場合はお互いが影響を及ぼし合いながら進むため台風の進路が通常と異なったものになるそうで、今回は後者に該当するとのことです。(ある気象予報士の話)

したがって、27号と28号の今後の進路は予報と違う進み方をする可能性があり、しかも27号はかなり猛烈な台風なので、これから27日頃までは豪雨による河川の氾濫や土砂災害などに、十二分な注意を払う必要があります。

これまでも繰り返し述べていますが、今年の気象は異常を通り越した超異常気象なので、何時、何処で、どんな事が起こるか予想できませんから、今までの経験による判断は通用しないことを肝に銘じなければなりません。

特に、河川の流域や海岸沿い、崖下などに住まわれている方々は早めに避難を始めるなど、万全を期して下さい。

私も、明日から27日ころまでは、できるだけ遠出せずに会社や自宅で過ごすことにします。


台風26号

2013年10月17日 | 異常気象
台風26号に伴う伊豆大島の土石流被害で、多くの方が亡くなったり、自宅を失ったりされました。
亡くなった方々のご冥福を心よりお祈りいたしますとともに、被害を受けられた方々に謹んでお見舞い申し上げます。
まだ行方不明の方もたくさんいらっしゃるようですが、一日も早く救出されることをお祈りしております。

観測史上最大の降雨量を記録した上に、島民へ避難勧告が出されなかったために被害が拡大した、と見る向きもあるようです。

日本は災害国であることをいつも忘れずに、日頃から防災・減災の意識を持つことが重要です。
自分達は大丈夫だという考えは、少なくても今年は通用しません。

もし、地球温暖化現象が異常気象に大きな影響を及ぼしているのならば、今年だけに限らず、これからはずっとこのような大きな災害を伴う異常気象が続くことも予想されます。

以前から述べていますが、可能な限り、崖下や河川の流域、海岸沿いには住まないようにしましょう。

現在そのような所に住まわれていて、今後もそこから離れることが困難であれば、いつ何時、命の危険に晒されるような災害に遭遇するか分からないことを、普段から肝に銘じて対策を考えておく必要があります。

ところで、今年の気象はこれまで経験したことがないような異常さです。

北海道でも、つい一昨日、帯広市で観測史上最も早い初雪を記録しました。

一方、本州では今月初めに、10月としては初めて真夏日(35度以上)を記録したとか。

その他にも、今年は全国各地で様々な気象の記録を塗り替えました。
2013年は、記録的な異常気象の年として歴史に刻まれることでしょう。

北海道はあと1ヶ月もすると本格的な冬に入りますが、大雪や低温などによって記録が塗り替えられないことを願っています。



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地震(土)雷(水)火事(火)竜巻(風)

2013年09月05日 | 異常気象
昨晩から今朝にかけて札幌市周辺もかなりの雨が降りました。
全国的に見ても、四国、東海、関東などは、一時間降雨量が100mm前後の大雨となり、名古屋、東京都内などの大都市も都市機能がマヒしそうになるくらいの雨量となったようです。

今回の大雨は台風によってもたらされたものですが、今年になって頻繁に発生しているゲリラ豪雨の発生要因ともリンクしているようです。

今年は、日本列島周辺の海水温が例年より高くなっており、それによる海からの温かく湿った空気と、地表の温かい空気とが一緒に上昇気流によって舞い上がり、上空の寒気とぶつかって次から次へと積乱雲を形成しゲリラ豪雨を発生させています。

ですから、昨日から今日にかけての各地の大雨は、台風によってゲリラ豪雨を起こす積乱雲が数珠つなぎになって日本列島を縦断して行った事によるのではないかと思います。

ところで、昨日のブログで「地震 雷 火事 竜巻」という造語を掲載しましたが、今日はそれをもう少し掘り下げて、タイトルにあるような「地震(土)雷(水)火事(火)竜巻(風)」という新解釈?を述べたいと思います。

突然ですが、「この地球は生き物としての思考ができる巨大生命体」というガイア仮説(地球と生物が相互に関係し合い環境を作り上げていることをある種の「巨大な生命体」と見なす仮説)を引用すると、地震も、雷も、火事(自然災害によるもの)も、竜巻も、地球という生き物の意思表示と捉える見方ができます。

ただ、このような現象を現時点の科学技術で証明したり検証したりはできませんから、飽くまでも仮説です。

しかし、この仮説がもし本当に有り得ることであれば(何を言うんだ!!という正反対の2つの意見が聞こえてきそうですが...)、地震は土の怒りであり、雷は光を伴う水の怒りであり、自然災害による火事は火の怒りであり、竜巻は風の怒りと言えるかもしれません。

私はもともと農学や環境学などの自然科学を修めた人間であり、また技術士という資格を登録してコンサルタント業務もおこなっていますから、本来であれば、科学的に証明できて、技術的に検証できる事象でなければ、公に発表したり報告することを慎まなければなりません。

でも、最近の異常気象を見ると、確かに物理的には地球温暖化などの地球規模の現象が様々な異常な状況を引き起こしているとしても、それだけではなくて我々の目に見えない何かが関与しているような気がしてなりません。(ここでもまた、何を言うんだ!!という正反対の2つの意見が聞こえてきそうです)

さて私流に考えると、例えば、土の怒りを抑えるには「土を癒す」ことが必要だと感じます。
私は若い頃に、土壌調査や土質試験など土に関する様々な検証を行いましたが、そこで感じた事は、土はまさに地球の歴史を表しているという事でした。

例えば深さわずか1mの穴を掘っただけでも、その地層の断面には何百年、場合によっては何千年という地球の歴史が刻まれています。
そして、地層の内部には天文学的数字の生き物たちが生息しています。

水田や畑、あるいは山林や原野で穴を掘り土壌断面調査や土壌・土質試験などを行うと、何故か神聖で荘厳なな気持ちになりました。
例えて言うなら「地球と一体になる」と言う事でしょうか。

土には、固い土、柔らかい土、湿った土、乾いた土、細かい土、粗い土、植物繊維の土、岩石混じりの土などいろいろな種類があり、それが僅か1mから2mという深さの地層に数種類混在しています。

その事は、その時々の地球の気候や自然災害(火山爆発や洪水など)によって土の層が形成されることにも起因していて、それを自分の手に取って調べるということは、まさに地球という生命体の歴史に触れて一体になるという感覚です。

そのような感覚に至ると、もう「土」を粗末にしたり軽んじたりする事はできません。
土は「神聖なるもの、荘厳なるもの」なのです。
ですから「土」を癒すことが重要なのです。

ではどう癒すかと言うと、例えば、水田や畑に農薬や化学肥料をできるだけ散布しないで、堆肥などの有機質肥料を施用する農業を行う事などは、その代表的な事例です。

要はできるだけ自然に近い状態で「土」と触れ合うという事です。
農薬や化学肥料など人間が生み出した人工的な資材は、「土」も「作物」も喜ばないという事なんです。

「土」が癒されれば、「作物」も癒され、それを食べる「人間」も癒されるんです。
それが、地球が生命体として全ての生物や無生物と繋がっている、即ちガイアではないかと思います。

「水」もそうです。
「水」の怒りを抑えるためには「水を清める」ことが必要だと感じます。
私は建設コンサルタントとして上下水道施設の調査・計画・設計にも携わっていますが、上下水道施設の基本はまさに「水を清めること」なんです。

まず、自然水を飲料水や工業用水として「清める=浄化・殺菌・消毒」する浄水施設があります。
次に、浄化された水を各家庭や各企業に運ぶ上水道管があります。
使われた水は下水道管で処理施設に運ばれ、最終的に不純物が取り除かれて、下水処理施設で「清め」られてから河川や海に放流されます。
そして、最後に処理の過程で残る下水処理汚泥は農地などに還元されて、「土を癒す」役目も果たしています。

上下水道施設で「清められた水」は、それを飲む「人間」も、河川や海などの「環境」も清め、処理された汚泥は有機質肥料として農地を癒します。

そういうふうに考えると、福島第一原発から流出している放射能は、「地球」も「環境」も「人間」も癒したり、清めたりしてませんね。
ですから、原発は地球の生命体とは一体にならないんです。

そして私流に言うと、「火」は治める、「風」は讃える、ということになります。
これについてはまた別な機会に述べたいと思います。


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竜巻2

2013年09月04日 | 異常気象
昨日に引き続いて、また今日も栃木県のほうで竜巻と思われる突風が発生した模様です。
被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

怖いものを表す昔のことわざで「地震 雷 火事 親父」というのがありましたが、最近は「親父」は怖い存在ではなくなりましたので、今なら「地震 雷 火事 竜巻」というところかもしれません。

北海道でも平成18年11月に佐呂間町というところで大きな竜巻が発生し、10名くらいの方々が一瞬のうちに吹き飛ばされて亡くなったことがありました。

竜巻に対する対応については、気象庁及び内閣府から、竜巻などの突風からの身の守り方など個人レベルでの対策の周知をすすめるパンフレット「竜巻等突風災害とその対応」が示されています。http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/tornado/index.htm

また、竜巻から身を守るために「竜巻注意情報」というものも政府広報オンラインから発表されています。http://www.gov-online.go.jp/useful/article/200805/5.html

特に関東地方の方は2日連続で発生していますから、十分に留意して下さい。

ところで、竜巻の被害に対しても損害保険が適用されるかどうかですが、竜巻は台風と同じ「風災」にあたり、一般的に加入する火災保険で補償の対象となります。(別個に契約が必要な地震保険とは違い、補償金額に基づき保険金が支払われる)

ご参考までに。



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