ソチオリンピックも

とうとう終わってしまいましたが、今回も、様々なドラマを生み出し、たくさんの感動をもたらしたオリンピックでしたね。

今朝のテレビで閉会式をチラッと見ることができました。

ちょうどフィギア選手のインタビューが映し出され、女子の３選手が明るい表情で応えていたのが印象的でした。

特に浅田真央選手の清々しい笑顔がとても良かったですね。

彼女のエキビシジョンのテーマ曲は「スマイル」でしたが、「どんな辛い時にも笑顔でいよう」というスマイルの曲は、まさに浅田選手そのものを現わしています。

それと、男子の高橋選手と町田選手も「満足のいく結果でとても良かった」と話してましたし、金メダルの羽生結弦選手は「これからはオリンピックチャンピオンの名に恥じない選手にならなければならない」という決意を述べていました。

参加した選手達は、勝っても負けても、メダルを取っても取れなくても、入賞してもしなくても、それぞれ自分自身が納得するような道をこれから進む事になるでしょう。

４年後に向けて新たな目標を掲げる人もいるでしょうし、リベンジを胸に秘めて再挑戦する人もいるでしょう。

また、今回でひとまず一区切りをつけて別な道に進む人もいるでしょう。

これからどんな道を選択しようとも、参加した選手一人一人にとって、ソチオリンピックの経験はかけがえのない宝物になるでしょう。

「オリンピックは参加することに意義がある」という有名な言葉があります。

勝敗やメダル獲得ばかりに目が向けられがちですが、それ以上の価値がオリンピックにあることを、参加した選手達は感じたのではないかと閉会式を見て思いました。

オリンピックに出場するだけでも凄いことなんです。

ましてや、オリンピックに３回も４回も出場している選手もいるんですから、それだけでも称賛に値すると思います。

もちろん、メダルを獲得できたり入賞できたら、それはもう素晴らしいとしか言いようがありません。

でも一番の勲章は、オリンピック出場を目指して頑張り努力し続けた結果、ソチの晴れ舞台に立つことがてきたということです。

ですから、勝っても負けても、メダルを取っても取れなくても、入賞してもしなくても、選手の皆さんは胸を張って帰ってきて下さい。

感動の銀盤

今回のオリンピックも様々なドラマがありましたが、浅田真央選手の演技も本当にドラマチックでしたね。

ＳＰで思う様な演技が出来なくて落胆した浅田選手の姿は、見ていて本当に辛かった．．．。

日本中の、そして世界中の真央ファンが辛い思いを共有したと思います。

でも、浅田選手はたった一日でそれを乗り越え、克服し、次の日のフリーでは最高の演技を披露し、世界中の人々に感動をもたらしました。

単に勝つため、メダルを取るためだけに頑張って来たのなら、恐らくあのような素晴らしい演技は出来なかったでしょう。

４年前のバンクーバー大会で銀メダルに輝いたものの、自分では納得のできる演技ではなかったことが、今回のオリンピックに出場する動機だったそうです。

彼女にしてみれば、自分で納得の行く演技さえ出来れば、順位も、メダルの色も、それほど大きなファクターではなかったのかもしれません。

ＳＰで何が何だか訳の分からない結果となってしまいこのままじゃ終われないという思いの中で、フリーではこれまでのフィギアスケート人生の全てを出しつくす「集大成」の演技を披露しようという強い決意によって、不死鳥のように蘇り素晴らしい演技として結実したんじゃないでしょうか。

応援してくれる人達の期待に応えるために、母国の栄誉のために等々、オリンピックの大舞台ではいろいろな思いが頭の中をよぎると思います。

でも、結局は選手本人が納得できるかどうか、その１点にかかっていると思います。

浅田選手がフリーで自己最高得点を獲得し、多くの人達に感動をもたらしましたが、本人が本当に納得しているのかどうかは本人にしか分かりません。

これからのことは白紙だそうですが、浅田選手が今後どのような道を歩もうとも、今回のソチオリンピックでの演技は人々の記憶に残り輝き続けることでしょう。

オリンピックフィナーレのエキシビジョンで浅田選手がソチの銀盤で妖精のように舞い、沢山の人達に笑顔を振り撒き感動をもたらす姿が目に浮かびます。

真央ちゃん、本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

スキージャンプ

感動しました～～～。

葛西選手は本当に素晴らしい！！

個人の銀メダルも素晴らしいけれど、団体の銅メダルはもっと素晴らしい！！

銅メダル獲得のインタビューで、葛西選手が涙ぐみながら「後輩達にどうしてもメダルを取らせて上げたかった」と答えている姿を見て、思わずもらい泣きしてしまいました。

ノーマルヒルとラージヒルで二冠となったポーランドの金メダリストも、「葛西選手と一緒に戦うことができてとても光栄。人間的にも素晴らしい人。」とインタビューで語ってました。

まさに、北海道の誇り、日本の誇り、そして世界の誇りです。

葛西選手は４年後も、８年後も、金メダル目指してオリンピックに出場すると明言しました。

この言葉が、どれほど多くの人達に勇気と希望を与えたか計り知れません。

勝つこと、メダルを取ることは、それを目標として頑張って来た選手達にはとても重要なことです。

でも、結果的に負けても、メダルが取れなくても、そこからまた這い上がって諦めずに挑戦し続けることが大事なんだ、と葛西選手は教えてくれました。

それは、全ての人にあてはまります。

何事も諦めずにやり続ければ「願い」は必ず叶います。

葛西選手、本当にありがとうございました！！

カーリング

昨晩、日本ＶＳロシアの試合を家内と一緒にずっと見てました。

カーリングの試合を最初から最後まで見たのは初めてでしたが、見応えがありました。

正確なショットとチームワーク、そして試合の流れを的確に読むことが要求されるカーリングは、他の競技にはない面白さがありますね。

若い時にちょっとだけやったことがあるビリヤードに、少し似た要素があるように感じました。

昨晩の試合は、ショットの正確さがロシアより日本のほうが上回っていたのが勝因だったように思います。

特に、インフルエンザで欠場した小野寺選手の代わりに出場しているセカンドの吉田選手の活躍が光りましたね。

もちろん、他の三選手も素晴らしかったです。

日本で最初にカーリング専用のリンクが作られたのは北見市常呂町ですが、出場メンバーのうち３人が常呂町出身で、それこそ子供の頃からカーリングに慣れ親しんで来たわけです。

正確なショットは、長年にわたる練習成果と試合経験の賜物ですね。

ぜひ予選を突破して決勝へ勝ち進んでもらいたいものです。

ところで、ノルディック複合とスノーボードで念願のメダル獲得となりましたが、選手と関係者の皆様、本当におめでとうとございます。

そして、参加されている全ての選手の皆さん、夢と感動をもたらして下さりありがとうございました。