北のパラダイス

思いつくままにいろいろな事を発信していきたいと思います。

NESARA(ネサラ)

2013年08月31日 | 国際問題
最近また国際社会がきな臭くなって来ました。
エジプト国内での争いに続き、今度はシリアでの化学兵器使用による殺りくに対してアメリカやフランスが軍事制裁をかけるというものです。

それに対してはロシアがまた別な行動に出るという情報も流れているようで、世界はまた戦争状態にもつれ込んで行くんでしょうか?

イラク、アフガニスタン、エジプト、シリア、いつも火種となるのは中東地域です。

そしていつもそれに絡んでいるのは、表に立つアメリカと裏で糸を引くロシアです。

アメリカとロシアの真意はオバマ大統領とプーチン大統領の胸の内?

オバマはそしてプーチンはこの地球をどうしようと考えているのだろう?

ところで、20世紀末にアメリカでNESARA(National Economic Stabilization and Reformation Act、ネサラ)という経済改革案が民間コンサルタントから提案されて話題になりました。

NESARAを日本語に直訳すると「国民経済安全保証改革法」という意味になります。

この改革法は後に様々な尾ひれがついて独り歩きし、特に2001年9月11日の同時多発テロの原因となったという説や、宇宙人が関与しているという説まで飛び出したセンセーショナルな改革案です。(詳しくはWikipediaなどを参照して下さい)

事の真相は別として、私はこのNESARAの内容にとても興味を持っています。

特に、私がURCF(都市田園協働ファーム)の事業活動を通して提唱している、

弊社は、「本当の幸せ」とは『物の豊かさ』と『心の豊かさ』が同時に満足できる事であると考え、それを可能とするような、バランスの取れた個人の生き方、企業の進み方、社会全体のあり方を、「都市と田園との調和を創造する」事業を通して模索して行きたいと考えております。

というところと理念的には合致しているんじゃないかと思います。

では、以下に、現在ネット上で公開されているNESARAの内容を紹介します。


① 違法な銀行業務と政府活動に由来するクレジットカード負債、抵当その他の銀行負債を免除します。

② 所得税を廃止します。

③ IRS国税庁を廃止します。重要でない「新しい品目のみ」政府の消費税収入として均一な比率で課税対象にします。

④ 高齢者の収入を増やします。

⑤ 合衆国憲法を本来の状態に戻します。

⑥ NESARAの発表後、120日以内に新しい大統領と議員を選出します。

⑦ 選挙をモニターすることで、特別利益団体の違法な選挙活動を防止します。

⑧ 金、銀、プラチナ、貴金属に裏打ちされた新しい米国財務省通貨「レインボー通貨」を発行します。

⑨ 我々のすべての法廷と法律問題に対し元の憲法を適用します。

⑩ 憲法にふさわしい新しいアメリカ財務省銀行システムを始めます。

⑪ 連邦準備制度を廃止します。

⑫ 金融財政に関するプライバシーを元に戻します。

⑬ すべての裁判官と弁護士を憲法の精神にのっとって再教育します。

⑭ 世界中で展開されている米国政府のあらゆる攻撃的な軍事行動をやめさせます。

⑮ 世界中のあらゆるところで平和を確立します。

⑯ 何十年間に渡り蓄積された莫大な富を、世界的な繁栄のために再分配する最初の一歩を始めます。

⑰ 人道的な目的のために巨額の資金を放出します。

⑱ 代替エネルギー装置のような新しい技術を公開できるようにします。


以上の18項目が全て実現したら、私がイメージする「競わない、争わない、戦わないで人類がみな平和で安心・安全・安定した生活を営める地球」になるかもしれません。

1説には、NESARAは数年以内にアメリカのオバマ大統領から発令され、それに同調する沢山の国々がNESARAの実現に向けて動き出すそうで、それには日本も組み込まれているとか...

また他説では、アメリカを牛耳っている闇の勢力の陰謀で世界をさらに混乱させようとしているとか...

これを信じるか信じないかは人それぞれですが、少なくても、全てに行き詰りの様相を呈する国際社会を変革するためには、このような抜本的な取り組みを人類規模で行なわなければならないことは明らかです。

私もポジティブにとらえて、微力ながら、URCFの事業活動を通してNESARAの実現に寄与できれば...と考えてます。



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秋サケとサンマと海水温

2013年08月30日 | グルメ
8月24日から北海道内の秋サケ定置網漁が解禁となり、道東の太平洋岸を中心に水揚げが始まりました。

オホーツク海では先行してカラフトマス建網漁が行われてますが、豊漁年に比べると水揚げは半減しており、その理由の一つに海水温が高いことが上げられます。

今年は、例年に比べると日本列島周辺の海水温が高くなっていることがあちこちで報じられており、猛暑やゲリラ豪雨などを引き起こす原因の一つになっていると言われてます。

カラフトマスが北海道に回遊・回帰する夏から秋にかけては低水温のほうがプラスに働く、という研究機関からの報告もあり、今年の海水温の高さが不漁の一因になっていることを裏付けてます。

秋サケについても同様のことが考えられ、同じく海水温が高かった昨年も不漁で(一昨年も)、この分でいくと今年も不漁が予想されてます。

先日のテレビニュースで、釧路沖でクロマグロやトラフグなどこれまで獲れたことのない暖流域の魚が、今年になって急に水揚げされるようになったと報じてました。
海水温の上昇が原因であることは明らかですね。

サケと並んで北海道の秋の味覚であるサンマの水揚げも激減してます。
代わりにマイワシが大量に揚がっており、サンマを目当てに出漁している漁師が落胆しているとのこと。

道東の海域では海水温が平年より1~2℃高い状態が続き、それが秋サケとサンマの水揚げ量の減少に影響を与えてますが、このような状態は9月20日くらいまで続くだろうと予測されてます。

当然のことながら秋サケとサンマの価格は高騰しており、我々庶民にとっては残念なことです。

もし、海水温が高い状態が来年以降も続くならば、何か手を打たないとならないですね。

例えば、秋サケについては産卵する場所を海水温があまり上昇しない海域に流れ込む川に変えるとか...

海水温の上昇はとどのつまり温暖化に起因しているんでしょうから、抜本的な解決策にはなりませんが、私のように秋サケとサンマの大ファンとしては何とかならないもんかなぁ、と思ってしまいます。

昨晩、秋サケのチャンチャン焼きを自宅で食べましたが美味しかったです。

「この時代に生きる 私たちの矛盾」

2013年08月29日 | 日記
《 ジョージ・カーリン / アメリカ合衆国のコメディアン 》の言葉

ビルは高くなったが
人の気は短くなり

高速道路は広くなったが
視野は狭くなり

お金を使ってはいるが
得る物は少なく

たくさん物を買っているが
楽しみは少なくなっている

家は大きくなったが
家庭は小さくなり

より便利になったが
時間は前よりもない

たくさんの学位を持っても
センスはなく

知識は増えたが
決断することは少ない

専門家は大勢いるが
問題は増えている

薬も増えたが
健康状態は悪くなっている

飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し
笑うことは少なく

猛スピードで運転し
すぐ怒り

夜更かしをしすぎて
起きたときは疲れすぎている

読むことは稀でテレビは長く見るが
祈ることはとても稀である

持ち物は増えているが
自分の価値は下がっている

喋りすぎるが
愛することは稀であるどころか
憎むことが多すぎる

生計のたてかたは学んだが
人生を学んでいない

長生きするようになったが
長らく今を生きていない

月まで行き来できるのに
近所同士の争いは絶えない

世界は支配したが
内世界はどうなのか

前より大きい規模のことはなしえたが
より良いことはなしえていない

空気を浄化し魂を汚し
原子核を分裂させられるが
偏見は取り去ることができない

急ぐことは学んだが
待つことは覚えず

計画は増えたが
成し遂げられていない

たくさん書いているが
学びはせず

情報を手に入れ多くの
コンピューターを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っている

ファースト・フードで
消費は遅く

体は大きいが
人格は小さく

利益に没頭し
人間関係は軽薄になっている

世界平和の時代と言われるのに
家族の争いはたえず

レジャーは増えても
楽しみは少なく

たくさんの食べ物に恵まれても
栄養は少ない

夫婦でかせいでも
離婚はふえ

家は良くなったが
家庭は壊れている

忘れないでほしい
愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ

忘れないでほしい
すぐそばにいる人を抱きしめることを

あなたが与えることができるこの唯一の宝物には
1円もかからない

忘れないでほしい
あなたのパートナーや愛する者に
「愛している」と言うことを

心を込めてあなたの心からのキスと抱擁は
傷をいやしてくれるだろう

忘れないでほしい
もう逢えないかもしれない人の手を
握りその時間を慈しむことを

愛し
話し
あなたの心の中にあるかけがえのない思いを
分かち合おう

人生は
どれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない
どれだけ心のふるえる瞬間があるかだ



【感想】

最後は愛ですね。

いや最初から愛なんです。

最初から最後まで「愛」で包み包まれるのが矛盾のない生き方、ということだと思います。



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お知らせ

2013年08月29日 | 食品問題
8月16日と17日に2日間にわたり「電子レンジの功罪」についてブログへ掲載しましたが、昨晩、私が記載した内容と引用文献に誤りがあるというコメントを戴きました。

その内容について私のほうでも検討してみますので、取りあえず16日と17日のブログは非公開にします。
何か判れば改めてアナウンスします。

コメントをして戴いた方にはこの場を借りて感謝申し上げます。
また何かありましたらご指摘のほどをよろしくお願いいたします。

余市町

2013年08月28日 | 旅行
仕事で余市町に行って来ました。
余市町は小樽市の隣に位置し、日本海に面した漁業と農業の町です。
特に、リンゴやブドウなどの果樹栽培が盛んで、田園地帯には果物の直売所が沢山あります。




宇宙飛行士の毛利衛さんの故郷としても有名で、毛利さんの宇宙飛行士としての偉大な功績を称えて作られた「宇宙記念館」があります。



また、余市町と言えば「ニッカウィスキー」発祥の地でもあります。



石造りのニッカウィスキーの工場は見学者に開放しており、ウィスキーの試飲もできます。



札幌市からクルマで約1時間。
海と丘に囲まれ、季節毎の山海の特産物が食べられる余市町。
美味しいウイスキーを飲みながら日本海に沈む夕日を眺める。
そんな贅沢な時間と空間の中でゆったりと寛げる町、それが余市町です。

札幌からだと日帰りで十分にリラックスした時間を過ごせます。
ウイスキーを楽しみたい人は、海を眺めながら汽車で行くのも良いと思います。

収穫期を迎える9月・10月なら最高ですね!!
ぜひ余市町を訪れてみて下さい。



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ラジオカロスサッポロ

2013年08月27日 | グルメ
札幌コミュニティ放送局が運営するFMラジオ(78.1MHz)番組の「ラジオカロスサッポロ」で、本日、宮の森アイスが大々的に紹介されました。

まず、午前の部のパーソナリテイの深澤雅一さんからご紹介して戴いた後、ゲストの女性の方と試食した感想を大々的にアナウンスして戴きました。

そして午後からも、パーソナリテイの後藤眞理人さんとアシスタントの女性の方が試食しその感想を大々的にアナウンスして下さいました。

放送後に関係者から、試食した4人の方達から「お世辞抜きで美味しい」「この美味しさは本物だ」というコメントがあったというお電話をすぐ戴きました。

試食して戴き、大々的にアナウンスして下さった深澤さんと後藤さんの両パーソナリテイと、ゲスト、アシスタントの女性の方達には、この場を借りて心より御礼申し上げます。

また、深澤さんをご紹介して下さった㈱ばんけいの江本さんにも厚く御礼申し上げます。

なお、札幌コミュニティ放送局は弊社と同じ宮の森地域にあり(宮の森1条11丁目3-1)、宮の森・円山地域などの中央区管内や山の手・琴似地域などの西区管内を中心とした、札幌を代表するコミュニティ放送局です。

興味のある方は、FMラジオの78.1MHzにチャンネルを合わせてみて下さい。



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アクエリアス~レット・ザ・サンシャイン・イン

2013年08月26日 | 音楽
44年~45年前にニューヨークのブロードウェーで上演されて大ヒットしたミュージカル「ヘアー」の中で歌われていた曲、「アクエリアス」と「レット・ザ・サンシャイン・イン」。

この曲を繋げて一曲としてレコーディングした「アクエリアス~レット・ザ・サンシャイン・イン」を、黒人男女5名のコーラスグループ「フィフスディメンション」が大ヒットさせたのが1969年で、当時まだ14歳だった私が衝撃を打たれた曲です。

当時は歌詞の意味など全く理解できませんでしたが、「ウェンザムーン イットイズセブンハウス~」で始まる「アクエリアス」の美しい旋律とハーモニー、それとは対照的な後半の「レット・ザ・サンシャイン・イン」を何度も繰り返すアップテンポのコーラスと男性ボーカルの力強い歌声。
45回転のSP盤を何度も何度も繰り返し聴いたものです。

その歌詞の意味は大人になってようやく分かりました。
・アクエリアス~水がめ座
・レット・ザ・サンシャイン・イン~太陽を輝かそう
そして歌っているグループが
・フィフスデイメンション~五次元

ここまで書けば、歌詞の意味することの重大さが分かる人には分かると思います。

地球が21世紀に突入してから早13年。
占星学で言うと「水がめ座」の時代に突入した訳です。

ここ数年太陽の黒点活動が活発化し、今年になって特に太陽エネルギーが増大しているそうです。

そして巷では、2012年12月21日にマヤ歴が大晦日となり三次元が終了し、22日の元旦から地球及び地球上のあらゆる物が五次元=フィフスディメンションに移行すると噂されました。
いわゆるアセンションです。

これが事実かどうかは現時点の科学ではまだ証明することはできませんが、少なくても45年前のアメリカでは既にアセンションを予言する歌がミュージカルで歌われ、その後フィフスディメンションによって全世界に流されました。

アメリカという国は全てを知っている、という人達もいます。
NASAでは地球と宇宙に関する驚くべき事実を既につかんでいる、という人達もいます。

科学技術では証明・検証できない現象が世の中には沢山ありますが、あと数十年もすれば五次元=フィフスディメンションとはいったいどのような世界なのかを、「アクエリアス~レット・ザ・サンシャイン・イン」の曲のように科学技術が解き明かしているかもしれません。


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タカシマファームの平成米と明治米

2013年08月25日 | グルメ
今日も朝から雷雨が降ったり止んだりという不安定な天気です。
今も自宅の周りは天気雨が降っています。

昼前、雨と雨の間隙をぬってタカシマファームの田んぼを見て来ました。




タカシマファームでは「ゆめぴりか」「おぼろづき」「ななつぼし」「ほしのゆめ」「ゆきひかり」「きらら397」「きたゆきもち」という七種類のお米を作付けしています。

どれも、農薬散布を最低限にし、自家製の堆肥をふんだんに施用しており、また、一年中新鮮さを保つ今摺米であるため、安心・安全・新鮮な「タカシマオリジナル」の名称で販売しています。

これらのお米は、「きらら397」を筆頭に平成になってから開発された品種で、一番新しい品種は「ゆめぴりか」です。

それぞれ独特の食味があり、お客様の好みから言うと、「ゆめぴりか」「おぼろづき」「ななつぼし」が人気です。


ところで、今年から北広島市島松で中山久蔵翁が明治時代に初めて栽培に成功し、その後北海道全域に普及した「赤毛」の栽培を復活しました。




これは、中山久蔵翁が栽培に成功してから今年が140周年にあたるため、北広島市が北海道における寒冷地米栽培発祥の地であることを広くPRするための、市役所や商工会議所などが中心としたイベントの一環です。

なにせ初めて栽培するお米なので、通常の稲刈り機では対応できないため、収穫は手刈りになると思われます。


タカシマファームのもう一つの売りである「アイガモ農法米」の生育も順調です。




既に、首都圏の有名デパートの「秋の大北海道展」出展の契約も済ませましたが、昨年は注文が殺到し途中で品切れとなったため、今年は昨年の2倍の作付け面積としました。

ただその分、手間は2倍以上かかり、特に120羽以上のアイガモを管理し世話するのは大変な作業となりました。

何はともあれ、このまま順調に行けば一ヶ月後には稲刈りとなります。
9月に入ると台風のシーズンとなりますが、何とか無事に切り抜けて欲しいと願うのみです。



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繁栄の法則 :戸が笑う

2013年08月24日 | 企業理念
今日は、私が日頃心がけている北川八郎さんの「繁栄の法則:戸が笑う」を紹介したいと思います。

「繁栄の法則:戸が笑う」

 私たちはたいていの場合、お店にとって「都合の良いお客さん」を大事にしてしまいがちです。そうではなくて、お客さんにとって「良いお店」になることを学んでいきましょう。そこに住む人や働く人が、お互いに仲がよく、和気あいあいとしていと、その建物の入口が笑い、光を放って、人を呼び寄せます。「戸が笑う」とは、そのような「福の現象」を指しています。

 お客さんにとって、自分を歓迎してくれて、安らぎを与えてくれ、親切心のある社員がいるお店は、いくらでもあります。お客さんに「作った笑顔」を向けるのではなく、自分の心に、自分に、笑顔を向けてみましょう。そうすると、社員同士が補い合うことを覚え、売場の雰囲気が変わり、職場に行くことが楽しくなり、接客が和やかになっていきます。そして笑顔や歓迎する心、心地良さなど、自分の一番よいところを表に出していきましょう。このように「心」のありようを確立し、そこから出てくる具体的な対応を、現実に即して、実行していけば良いのです。

 繁栄の法則には、生き方のルールがあります。その第一は「肯定的に生きる」です。
これは単に「考え方をプラス思考に変える」ということではありません。もっと心の奥深い次元で、すべてのことに関して「肯定的に受け止めて生きる」という練習が必要です。そして、たくさんの励ましと、勇気と希望の出る言葉を、毎日まわりの人に届けることを心掛けましょう。

 日本人は不安ごとを言って、組織を緊張させ、士気を高めようとする傾向が強いのですが、これは失敗を引き付けてしまうことが多いです。上の人の思考が下の人に影響を与えることをピグマリオン効果と言いますが、一番力のある社長が、プラスの言葉を使えば、全体を活気づけることができます。

 また人は、大きなことを小さな気持ちでやることがなかなかできません。すべて否定的に、そして過大に受け止めてしまいがちです。一大決心して臨むと「失敗したら...」というようなプレッシャーで、緊張して乗り切れないことがよくあります。また自分の心が「失敗への恐れ」の方向に行くと、相手の感情もマイナスの方向に誘われてしまいます。むしろ失敗してもともとぐらいの軽い気持ちでやることです。そして「きっとうまくいく」と心の中にエネルギーを溜め、自分と相手の両方に光を送りましょう。良き期待をすれば、良きことを引き付けます。そして良き感情は、恐れを消滅させます。そのためにも、うまくいった時のイメージと感情を思い起こす練習をしましょう。

 「果報は寝て待て」と言いますが、これは「やるだけのことをやって、良きことをイメージして寝て待て」ということです。ほとんどの日本人は体質的に否定的で、世の中に不平や恐れを抱くことが多いのです。しかし恐れると、却って恐れを引き付けてしまいます。結果が不安な人は「寝て待て」ません。必要なのは胆力(小さな悟り)です。いつも善意を抱いて、良きことを期待しましょう。

 繁栄の法則の第二は「与えること」と「感謝」です。良きものを人に与えることが、繁栄の基本のひとつなのです。なかなか他人に良きものを与えられないものですが、少し損して生きていくといいのです。どれくらい損をするかというと、10%くらいの小さな損でいいです。儲けを目指す商売をすると、お客さんに向ける視線や言葉に「鋭さ」が生じます。喜んで貰えるからと商売をすると「優しさや喜び、温かさ」が生じます。どちらを選ぶか、それは自由です。ただ繁栄しているところは、やはり少し損しているというか、よそよりも少し喜びをお客さんに与えています。

 また感謝というのは、ありがたいと心で思うだけではなく、人にも同じ喜びを与えて初めて完成します。つまり「返謝」が大切です。「ありがとう」と言って貰う側に立つのは難しいのですが、そこに立つとあなたは輝き始めます。このことが「繁栄の法則」の最大のものです。人から「ありがとう」と言われる人には、どんどんエネルギーが溜まりす。そしてそれをまた人に返すと、またたくさんの人から「ありがとう」と言われるようになります。こうして笑顔がまわりに集まり、あふれるように好意のエネルギーが集まりす。

 いつも動機の純粋性とその内容を一致させるように心を高めましょう。濁ると濁っ分、時代の変化についていけず、必ず後で苦がやってきます。ですからいつも「信」をもとにお店をしましょう。感謝セールも売りたい一心からやると、お客さんはなびきません。感謝セールという型(ノウハウ)を真似ても、感謝の心をもたない人は、やがて売上の減少に苦しむことになります。

 人々に喜びや希望を提供することが、夢の原点です。ところが夢と野心を取り違えていることが多いのです。個人的な力だけに頼っていると、私利私欲の方向に走ってしまいます。また自分の都合に従って生きようとすると、トラブルが生じることがあります。しかしまわりの人から生かされていると、自分のなかに生きる力が出てきます。「生かされている」ことを知って、苦しみから抜け、順調にいき始めると、感謝の気持ちが生まれす。自分の夢や目標のために生きるための必須条件は、まわりの人々に感謝しながら、仕事をしていくことです。

 三番目に大事なことは「拡大させることより充実させること」です。「充実」とは、利益をお客さんや従業員に返す施策を実行することです。ムチを強くねじると跳ね返りが大きいように、成功を急ぎ、拡大に走ると、強いねじれが生じて、足を掬われることが多いものです。組織は生き物で、必ず拡大を目指します。そして組織が大きくなると、言うことを聞かない生き物になります。だから拡大において、時を急いではいけません。

 四番目は「利」よりも「信」を選ぶことです。迷った時は、損することを恐れないで、信を選び、出会いや導きに従いましょう。「信」こそお金を生む大切なエネルギーです。
人には時の流れというか「運」があります。そして運には、必ず人と心が介在します。
また運というものは、人が作り、その達成には「時」が必要です。しかし表面だけを取り繕うと「運」は去っていきます。その結果、信を失った会社はたちまち社会から消えてしまいます。

 人の喜びのために仕事をすると、売り方や方針に人間味や安らぎがあります。しかし、利を優先すると、売り方や方針に鋭さが出て、時代の波に左右され、山と谷の世界に入っていきます。「利よりも信」を求め、自分の使命を果たす生き方をしてはどうでしょう。

 五番目に大事なことは「自己犠牲」と「徳のレンガを積む」ことです。人のつながりの中で生きていくならば、必ず自己犠牲を伴います。自己犠牲ができない人は、一時的に成功しても、徳を失い、繁栄はなくなります。成功した人が貧しい時を脱出し、裕福になったあとも、自己犠牲できることが大切です。
 
 人生のおごりは、繁栄の九合目にあらわれます。おごりに入ると、人の言うことや諌めが耳に入らなくなります。そして自分が一番正しいと思い、すべてを正当化するようになります。その結果、取り返しがつかない状態になってしまうのです。重い貨車を積んだ列車がすぐには止まれないように、名誉とか秘密という荷物をいっぱいもっている人は、転換がなかなかききません。そのような人は、できるだけ貨車(秘密とおごり)を少なくすることです。いつでも自由自在に止まれるように、勇気と胆力を養って生きていくことす。

 私たちは知らないうちに人を傷つけ、罪を重ねています。そのひとつに「許さない」ことがあります。人を許すことで、怒りは消えていくことが多いのですが、許さないことによって心の奥に罪の塊を作ります。そして許さないことで、私たちは、ストレスを感じ、悩み苦しむことになります。生きる上でストレスの少ない生き方をすることは大切なことです。



私は仕事に行き詰るとこの「繁栄の法則:戸が笑う」を何度も何度も読み返します。
この文章の中には仕事に関する事だけでなく、人との付き合いや人生そのもののエッセンスが詰まっています。
何かの参考になりましたら幸いです。


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宮の森アイスinダイエー札幌円山店

2013年08月23日 | グルメ

今月からダイエー札幌円山店(マルヤマクラス1F)で販売を開始した「宮の森アイス」ですが、売り場が正規のアイスクリーム売り場に移りました。
写真のように、ハーゲンダッツに囲まれて置かれ高級アイスの仲間入り?

材料や製法にこだわり、しかも手づくりなので価格は高級アイス並みです。

一番のこだわりは、白糠酪恵舎の「モッツェレラチーズのホエー」を使っていることです。
「ホエー」はチーズを作る時の副産物でとても栄養価が高いですが、残念なことに普通はただ捨てられており、場合によっては河川などの水質悪化を招いたりしてます。

我々は「宮の森アイス」の生産・販売を通じて、栄養価の高いホエーの有効活用を図るとともに、河川などの周辺環境への負荷を少しでも軽減する試みに取り組んでいます。

また、北海道産の極小黒大豆「黒千石」の焙煎チップをホエーと共に混ぜ込んだ「宮の森アイス黒千石タイプ」は、さらに栄養価の高いアイスクリームとなっています。

お値段はハーゲダッツ並みかちょっと高めではありますが、美味しさと栄養価はハーゲンダッツに優るとも劣らないと自負しております。

白糠町産の安心・安全・新鮮な牛乳とホエーをベースにした、チーズ工房「白糠酪恵舎」の手づくり高級アイスクリーム「宮の森アイス」をぜひご賞味下さい。



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外国人観光客

2013年08月22日 | 旅行
今朝の出勤途中に聞いていたラジオ番組で、2012年度に北海道を訪れた外国人観光客の数が過去最高であったことが話題になってました。その数は約680万人だったそうです。

これまでの最高は2006年度(07年度だったかな?)の約660万人だそうで、それ以降、2011年度まではリーマンショックや東日本大震災などの影響で落ち込みましたが、昨年度は円安などが追い風になって増加したようです。

国別の来訪者は多い順に、台湾、中国、韓国、シンガポール、マレーシア、タイとなっており(間違っているかもしれません...笑い)、東アジアの国々からの来訪者がほとんどを占めているとのこと。

最近はタイからの観光客が増えて来ているそうで、早速ネットで調べてみたら、平成24年10月末よりタイ航空が新千歳空港-バンコク間の直行便を始めたのが、大きな要因のようです。

それに関連して「なぜ北海道の歌登にタイ人観光客が大挙しているのか?」という興味ある話題も見つけました(http://diamond.jp/articles/-/35367)。
それは「タイ人がイメージする日本」を再現したことで、「温泉に入り、浴衣でくつろぎ、和太鼓を聞いて、餅つきを楽しみ、たこ焼きを食べる。さらには、マイナス10度の夜にかまくらを作って、星空を見る。」という、「ザ日本」の再現だそうです。

私が6月12日のブログで述べた「体験型観光」に通じるものがあります。
http://blog.goo.ne.jp/sumitomohiroshi/d/20130612
ただ、地域性や季節感を無視しているところが少し気になりますが...。

外国人観光客が増えるのはいろいろな意味で大いに結構なことです。
北海道の魅力を沢山の外国人に味わっていただき、リピーターになって欲しいですね。

そのためには、ありきたりでお仕着せのメニューやスケジュールでは魅力も半減してしまうので、とにかく「良かった」「素晴らしかった」と感動してもらえるような「心の通ったおもてなし」と、「ワクワクする楽しい時間と空間」を提供することに尽きると思います。

私の外国往訪歴はほんとに数少ないですが、中国のハルピンとスウェーデンのストックホルムを訪れた時に、現地案内の人が一般の日本人観光客が滅多に行かない穴場(いかがわしい所ではありません..笑い)に連れて行って下さり、感動したことを覚えてます。

もし、これから北海道を訪れた外国人観光客を何処かに案内する機会を得ることがあったら、私もどこか穴場的な所にお連れしたいなぁ、と思ってます。
そして、そこで感動してもらえたら本望です。



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二刀流

2013年08月21日 | スポーツ
二刀流と言えば、いま大人気の北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手が、投手と外野手の二刀流でプロ野球界の話題を独占している感があります。

彼の場合、ピッチャーとしてもバッターとしても人並み外れた才能があり、プロ野球界では異例の二刀流選手として新人のスタートを切ったのは周知の通りです。

オールスター戦では球界を代表するスラッガーに対して気遅れすることなく160キロ近いストレートを投げ込んで三振に切って取ったり、先輩投手の剛速球を外野に運んで勝利に繋げたことはまだ記憶に新しいです。

大谷選手が二刀流を目指しているのは、球団や監督の意向もさることながら、自分の可能性を試しながら自分自身で方向性を決断するためであり、これまでの型にはまったやり方とは違った新しいスタイルとして、大いに期待できる取り組みだと思います。

彼がピッチャーを選択するのか、あるいはバッターとして生きるのか、はたまた二刀流を全うするのかは、当然のことながら大谷選手自身が決める問題ですが、どのような結果になったとしもプロ野球界に新しい風を送り込んだことには変わりありません。

今、北海道新聞で「私も二刀流」という特集が組まれています。
7回の連載で4回目の分まで目を通しました。
紹介されている人達は年齢も職業もバラバラですが、共通しているのは、二つの職業を持ち二足の草鞋で日夜頑張る「二刀流」を実践していることです。

二刀流の中味は「カレー店経営*タレント」、「ソムリエ*煎茶道師範」、「社交ダンス講師*スナック経営」、「落語家*教員」とバラエティに富んでいますが、皆さん特技を活かし二つの仕事を楽しみながら頑張っておられるところが凄いなと思います。

ところで、恥ずかしながら私も二刀流を実践してます。(笑い)
私の場合は「建設コンサルタント*農畜産物の卸し販売経営」ですが、皆さんと違うところは、いずれは「農畜産物の卸し販売」に特化したいと考えており、今はそれまでの移行期間という意味で二足の草鞋を履いています。

なので、大谷選手はこれから無限とも言える可能性を秘めた「二刀流」ですが、私はあと2年足らずで還暦を迎える先の見えている「二刀流」で、そもそも比べること自体が間違ってますね。(笑い)

ただ、どんな職業であれ、二つの職業を並行して行えるというのは、大変ではありますが、自分の可能性が広がるという意味でとてもワクワクするような得がたい体験です。

もちろん、職場や家庭の理解と協力がなければできないことであり、常に周りへの感謝を忘れない事を肝に銘じなければなりません。

大谷選手に対してもファイターズファンの皆さん、監督、コーチ、チームメイト、球団関係者の理解・協力はもちろんのこと、野球界全体が応援しています。
そして何より、これからプロ野球選手を目指そうとしている高校生・中学生・小学生の大きな目標となっています。

ゆくゆくは大リーガーを目指すことになるのかもしれませんが、野茂選手にしても、イチロー選手にしても、松井選手にしても、大リーグで名を残し、大記録を打ち立てた選手に共通しているのは、周りから何を言われようと自分のプレースタイルを貫徹したところです。

大谷選手も納得がいくまで追求して自分のプレースタイルを完成させ、そして周りへの感謝を忘れずに、大きく羽ばたいて欲しいと思います。

同じ二刀流を実践している人間として、これからも大谷選手を応援して行きます。



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季節居住(ロングステイ)

2013年08月20日 | 旅行
首都圏などから夏の間だけ北海道に季節居住(ロングステイ)する人達が増えているそうです。
ほとんどの人達は避暑が目的でしょうが、中には北海道の豊かな自然に触れたり、農山漁村でいろいろ体験したりすることを目的にしている人もいます。

季節居住の期間は様々ですが、短い人で一週間から10日間、長い人は数ヶ月間にも及びます。
年齢的には経済的な余裕のある50代から60代の人達が多いですが、若い独身の人達が夏休みを利用して比較的短いロングステイを楽しむケースもあります。

6年~7年前に、北海道でロングステイを希望する大都市圏の人達をインターネットで募集して実際に季節居住を体験して貰い、ロングステイの問題点や課題を調査・検討するプロジェクトに参加したことがあります。

民間や公共の宿泊施設に一週間から二週間滞在し、こちらが作ったいろいろなプログラムをこなして貰いながら、地域の人達との交流や意見交換、アンケート調査を繰り返すというけっこうハードな内容でしたが、美味しい物を食べたり、北海道ならではの体験ができたり、参加した人達はけっこう良い思い出になったようです。

実際、この企画が縁でご夫婦で道央の中核都市・滝川市に移住したケースもありました。

アンケート調査などで明らかになったことで、私が特に興味をひいたことがありました。
北海道に来る人達はきっと雄大な自然に憧れているのだろうと思ってましたが、確かにそういう一面はあるものの、ロングステイともなるとある程度の生活の利便性が必要だということでした。

すなわち、人里離れた大自然の真っ只中で長期間は居られないということなんです。
せいぜい一泊か二泊がいいとこですね。
確かに、我々が山奥のキャンプ場に居れるのもそんなもんです。

地方の中核都市(人口が5万人程度)の郊外に位置し、ちょっとクルマを走らせたら雄大な自然に触れられて、しかも街中に行けば普段とそう変わらないサービスが受けられたりショッピングを楽しんだりできる。

そういう所を希望する人達が多いということが調査をやってみて分りました。
それも、性別や年齢に関係なく多くの来訪者がそのように考えていることが分り、まさに目から鱗でした。

夏の間だけ比較的涼しい北海道で「雄大な自然」「美味しい水と空気と農林畜水産物」「北海道ならではの体験」「普段とそう変わらないサービスやショッピング」などを満喫できる、とても贅沢ですよね。
もっとも北海道に元々住んでいる我々にしてみればあたり前の事ですから、考えようによったら我々自体が贅沢かもしれません...。

今年の北海道も例年に比べると暑いですが、それでも本州に比べたら遥かに過ごし易いです。
これからの季節は収穫の秋、スポーツの秋、イベントの秋、等々、楽しいことが盛り沢山です。
ぜひ、残暑厳しい本州から涼しい北海道にいらっしゃーい(笑)。お待ちしております。



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太陽の活動に異変!?

2013年08月19日 | 科学技術
 NASA が「太陽の磁極の反転(磁場のポールシフト)」が始まったことを確認

【In Deepより転載(http://oka-jp.seesaa.net/index.rdf)】

 太陽の磁場の逆転、つまり太陽の磁場のポールシフトに関しては、一昨年以来、「いつ起きるのだろうか」というようなことを含めて、何度か記事にしていましたが、 NASA が公式に「近い」と発表しました。

 あと3ヶ月~4ヶ月くらいの間までには発生するだろうと見られているようですので、秋の終わり頃までには太陽の磁場が逆転するということになりそうです。

 この太陽の磁場の逆転事態は約11年周期(今はこの周期が崩れてきていますが)の太陽活動としては正常な動きなのですが、留意したいのは、国立天文台などの観測によって、「現在の太陽磁場には異常が起きている」すなわち「太陽磁場の4極化」という可能性が高いということです。

 太陽の磁場の変化が「もし」そのまま他の太陽系の惑星に同じような影響を与えるとしたら・・・。
 つまり、たとえばですが、「地球が4つの磁場を持つ惑星になったら」となると、これは非常に生活に大きな影響があります。


【感想】

昨年の夏も異常に暑かったですが、今年はそれ以上の暑さで、周知の通り、全国各地で観測史上最高という暑さを記録しています。

同時に、ゲリラ豪雨のような雷を伴った突発的な集中豪雨も多発しており、これについても、観測史上最多の雨量を全国各地で記録しています。

この原因については、地球温暖化現象やそれに伴う様々な気象の変化などが考えられますが、アメリカのNASAや日本の国立天文台が観測しているような、太陽活動の異変が原因していると考えている人達もいます。

だからと言って、地球に住んでいる人間にはどうすることも出来ない話で、以前のブログでも述べましたが、地震、雷、ゲリラ豪雨、洪水、土砂崩れなどの自然災害とは隣り合わせなんだということを常に念頭において、その被害を最小限に食い止める防災や減災を心がけることが肝要です。

私が住む北海道でも、一昨日から昨日にかけて大量の雨が降り、道南の厚沢部町と森町で観測史上最高の一時間降雨量を観測しました。

その結果、JR函館本線でまた土砂崩れによって列車が立ち往生し、乗客が土砂降りの雨の中を線路づたいに2キロほど歩かされたという事態になりました。

事故が起きた場所は以前にも同じような事があった所で、今回もそのような事態が起きるかもしれない事は十分に予測できたはずですが、対策を講じる事を怠った結果、また同じ轍を踏んでしまった訳です。

これは、JRだけの問題ではなく、国土交通省や周辺市町村が一体となって事故を未然に防ぐ防災や、起こった災害を最小限にする減災について、日頃から取り組んで行かなければなりません。

観測史上最高という降雨量は、これから台風シーズンを迎えるにあたってまだまだ続くような気がしてなりません。
原因が温暖化現象であれ、太陽活動の異変であれ、我々人間には物理的に食い止める事はできない訳ですから、これからはますます頻度を増して起きるんだという事を忘れずに生活しなければならないと思います。

昨日、鹿児島県の桜島で大噴火が起きました。
噴煙が5000メートル以上噴き上がったのは2000年7月以来だそうです。
2000年と言えば、8月に東京都の三宅島と北海道の有珠山で大噴火が起き甚大な被害となりました。

三宅島も有珠山も噴火後に訪れていろいろ見て回りましたが、特に三宅島はまだ有毒な火山ガスの放出が収まっていない危険な状態にあります。
有珠山も爆発時に付近の高速道路や一般道が破壊され、一般道は完全に打ち捨てられ、高速道路もしばらくは部分的に交通止めになりました。

火山の噴火エネルギーはすさまじく被害は甚大です。
当然、火山周辺に居住することはできるだけ避けるべきですが、三宅島の人達のように、また噴火することが分かっていても、全島避難解除後に半数以上の島民が帰島したといいます。
今年の9月以降に、また三宅島と有珠山が大爆発しないことを祈るのみです。


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食品ロス 社会全体で削減努力を

2013年08月18日 | 食品問題
 (2013/8/18 北海道新聞社説)

 まだ食べられる食品が大量に捨てられている。

 農林水産省の推計では、こうした「食品ロス」は年間500万~800万トンに上る。800万トンはコメの収穫量に匹敵する規模だ。

 食料自給率の向上が長年の懸案となっている日本で、このような無駄を放置していいわけがない。

 食品ロスの削減に向け、食品メーカーや卸、小売業者ら35社が今月から、飲料や菓子の納品期限を延長する実証実験を開始した。

 改善への第一歩として、その成果に期待したい。

 食品業界には、「3分の1ルール」と呼ばれる商慣習がある。加工食品は、製造日から賞味期限までの3分の1の期間内でなければ、小売店に納品できない。しかも3分の1という納品期限は欧米に比べ短い。

 返品に加え、メーカーに在庫されたまま納品期限を迎えた食品の大半は廃棄されてしまう。

 実験では、期限を米国並みの2分の1に延長し、食品ロスを減らす効果を検証する。業界全体で問題意識を共有し、こうした取り組みを広げるべきだ。

 ただし、納品期限を延ばせば、小売店の販売期間が短くなり、返品できない商品の損失をかぶる恐れがある。メーカー側は小売店との対話を密にし、過剰生産しないように適正な需要予測を立てる必要がある。

 消費者の意識改革も欠かせない。そもそも、食品ロスの半分近くは家庭で発生するとみられている。

 日持ちする食品の賞味期限はおいしく食べられる目安だ。傷みやすい生鮮食品向けの消費期限とは異なり、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではない。

 違いを正確に理解し、賞味期限の鮮度にこだわり過ぎないようにしたい。必要な食材だけを計画的に購入し、使い切ることが大切だ。

 飲食店や宿泊施設での食べ残しも無視できない。適量の注文を心がけ、余った場合は、店側と衛生面について相談し、問題のない料理を持ち帰ることも効果的だろう。

 賞味期限が間近といった理由で、安全なのに売りにくくなった食品を企業から提供してもらい、福祉施設などに無償で届ける「フードバンク」が近年、根付きつつある。

 道内でも複数の団体が活動しているが、ボランティア頼みで資金不足に悩んでいる。フードバンクへの理解を深め、活動を支えたい。

 2011年の貧困国への食料援助は世界全体で約400万トンだった。

 これを上回る食品ロスが、食料を輸入に依存する日本で生じている現実を、社会全体で重く受け止めなければならない。


【感想】

この問題がクローズアップされてから少なくても20年以上経過しています。
私が初めてこの問題を耳にした1990年代始めには、年間の食品ロスの量が既に1000万トンに達していたので、その頃に比べたら少し減って来ているようですね。

北海道新聞社の社説にもあるように、この問題に関しては、食品メーカー・卸業者・小売業者の他に、飲食店やホテルなどの宿泊施設、それを利用するお客さんなど、様々な立場の企業や人々が関わっている問題だけに、分かっているけれどなかなか一筋縄では行きません。

鮮度が要求される食品については、賞味期限や消費期限を守らなければならないという厳格なルールがありますから、食品ロスをどれだけ少なくすることができるか、というのが商売上とても重要になります。

小売業の場合は、適度に仕入れて期限内に売り切ることが求められますから、売れ残りそうになれば値引きや半額にしてでも売り切るのが鉄則です。

小売業における食品ロスの問題は社説の指摘にもあるように、納品期限「3分の1ルール」という商慣習を「2分の1ルール」にする取り組みというのは、課題はあるにしても一定の効果をもたらすかもしれません。

それよりも重要なのは、消費者の意識改革だと思います。
私もホテルでの宴会や居酒屋での飲食の機会がけっこうあるため、いつも悲しく思うのは食べ残しの量の多さです。

以前は、宴会の残り物は包んで貰って持ち帰っていたこともありましたが、今はきりがないので止めました。

ホテル側がたくさん作るから悪いんだ、と言ってしまえばそれまでですが、コース料理にもピンからキリまである訳ですから、料理は少なめに頼んで食べ残しを無くするような意識をお客のほうも心がけるべきだと思います。

バブル景気と破綻を経験する前の日本は、それこそ高度成長期とその延長線上で「行け行けドンドン」の様相を呈していました。
いわゆる「大量生産・大量消費・大量廃棄」の世界です。

バブルがはじけて失われた20年を経験した今でも、意識の上ではまだ「大量生産・大量消費・大量廃棄」から抜け出ていない人達がおおぜいいるような気がします。

求められるのは、「大量生産・大量消費・大量廃棄」からの脱却です!!
これからどんどん少子高齢化が進んで行くわけですから、もう大量消費はあり得ません。
未来の日本社会は、安心・安全・良食味な食品の「少量生産・少量消費・少量廃棄」となるでしょう。必然的に。



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