北のパラダイス

思いつくままにいろいろな事を発信していきたいと思います。

オノヨーコさんのメツセージ

2014年01月21日 | 環境問題
太地町の漁師の皆さんへ

皆さんのイルカ漁に対する西欧諸国の一方的な怒りに対する気持ちは理解できます。しかし、世界や日本の漁師はイルカに対してどれだけ有害なことをしているか知らなかったので昔ながらの漁が成り立っていました。世界中で皆さんの漁が何度も議論されてきたことは聞いて知っていると思います。

だから同じこと言うつもりはありませんが、もっと大きな視野に立って状況を考え直してほしいと思います。日本はここ数年厳しい経験をしてきました。世界の他の国々にそのことを分かって欲しいと思います。しかし、私たちが平和と非暴力を訴える時、イルカ漁が大国や中国、インド、ロシアの子供たちに日本を非難する口実を与えてしまいます。簡単な問題ではないですが、日本の将来の安全を考えて欲しいと思います。日本は強国に囲まれ、その国々は常に日本の力を弱体化させる機会を伺っています。

日本の未来と安全は多くの状況に依存しておりますが、イルカに対して行っていることは世界全体との関係に悪影響です。この神経をつかう時に、多くのイルカを殺し、また水族館やレストランに売りさばいて喜ぶ姿を見て世界中の子供達は日本を嫌いになります。長い間私たちは一生懸命世界中に日本を理解してもらおうと努力してきました。その努力の甲斐あって日本は素晴らしい力と誠実さを備えた国として尊敬を集めています。

何十年にも及ぶ私たち日本人の努力がなければそうはなりませんでした。しかしその喜びも一瞬にして潰えてしまいます。どうか原子力災害後の今の危なっかしい状況(世界はこの災害で大きな影響を受けたのです)をもう一度考えてください。どうか、政治的な配慮をして、イルカ漁のお祭り騒ぎをやめてください。世界中から日本は傲慢で鼻持ちならない国、残虐な国だと見られます。

ありがとうございます。

CC:日本国首相安倍晋三殿

Yoko Ono & Lennon

2014年1月20日


駐日アメリカ大使のキャロライン・ケネディ氏が1月18日、Twitterに「米国政府はイルカの追い込み漁に反対します。イルカが殺される追い込み漁の非人道性について深く懸念しています」と書き込みました。

これに対し、イルカの追い込み漁を行なっている和歌山県太地町の漁師から異議を唱える発言がなされ、それを受けてオノヨーコさんが上記のコメントをツィッターで流しました。

私はイルカの追い込み漁なるものもよく知りませんでしたし、ましてや日本人がイルカを食しているとは正直なところ驚きました。

イルカは高等動物で、知能は人間並み?という話も聞いたことがあります。

イルカは人間の良きパートナーと言う人もいるくらいですから。

キャロライン・ケネディさんやオノヨーコさんのコメントには私も納得が行きます。






























関東各地でゲリラ豪雨 東京などで2万4,000軒以上が一時停電

2013年08月13日 | 環境問題
(FNNニュース 2013/08/13 06:21)

 全国的な暑さとなった12日、関東各地では、気温の上昇とともに、大気の状態が不安定となって、ゲリラ豪雨や落雷が発生した。

 12日は、東京を中心に、関東各地でゲリラ豪雨が発生し、東京都の雨量計によると、練馬区石神井(しゃくじい)で、1時間に92mmという猛烈な雨を観測した。落雷も相次ぎ、大田区田園調布では、電柱に落ちた雷により、一部で停電した。雨と雷の影響とみられる停電は、東京・神奈川・埼玉・栃木で2万4,000軒以上あった。

 一方、全国243地点で猛暑日となった12日は、高知・四万十市江川崎で、最高気温41.0度を記録し、6年ぶりに国内の歴代最高気温を更新した。13日も、全国的に気温は平年よりも高く、東海から西では、猛暑が続く見込み。引き続き、熱中症に警戒が必要となる。


【感想】

北海道でもゲリラ豪雨が発生し、道北の天塩町では1時間に72mmという観測史上最大の降水量を観測し、住宅が浸水するなどの被害が出ました。

ゲリラ豪雨発生のメカニズムは、「上空に冷たい空気が流れ込んで地表の温かい(というより熱い)空気とぶつかり、急激に大量の水分を含んだ積乱雲(雨雲)が発生し一気に豪雨となって地表に降り注ぐ」というものです。

近年、ゲリラ豪雨の発生が多発しているのは、今年のような猛暑日が増えていることや、真夏の上空に寒気が流れ込むようになったことが起因していると考えられます。

猛暑日が多くなったというのは温暖化現象が進行していることに起因していると考えられますし、真夏でも寒気が流れ込むようになったのは、昨日も述べたように、北極圏の氷が溶け出て大量の冷たい水が海洋に流れ込んで地球上を還流していることが影響しているのかもしれません。

いずれにしても地球温暖化が着実に進行していることを窺わせる現象ですが、我々人間にはそれを食い止める手立てはありません。

二酸化炭素などの温暖化ガスの排出量を減らす努力をしているとはいっても、温暖化ガスは人為的なものだけではなく、例えばシベリア地方の永久凍土が温暖化で融け出す時に大気中に放出されるメタンガスも、温暖化に拍車をかけているという報告もされています。まさに、温暖化現象がさらなる温暖化を招いているという現れです。

ますます悪化する地球環境や気象状況ですが、生き抜くためにはそれはそれで受け入れるしか術はありません。

昨日も述べましたが、地震や異常気象によって引き起こされる災害については避けて通ることはできないことを肝に銘じ、災害から身を守る術を各々が体得するしかありません。

もちろん、国や地方自治体なども防災や減災に万全を期すことは言うまでもありませんが、まずは個人個人の意識を高めることが肝要です。

これから家を新築または購入する計画のある方は、間違っても海岸沿いや崖下などには住まないようにして下さい。出来れば、地盤の堅固な高台に住まわれることをお薦めします。

北極圏の氷が急ピッチで融け始めている!?

2013年08月12日 | 環境問題
最近、北極圏の氷が融けるスピードが予想より早まっていることを裏付けるニュースを目にします。

早ければ2015年から16年には、7月から9月の北極から氷が消えてしまうと予測している科学者もいます。
(イギリスBBCによると、北極研究の権威であるピーター・ウエドへムス・ケンブリッジ大学教授は最近30年の傾向から、2015~16年の夏季には北極海の海面の氷は完全に溶けてしまうと考えている)

北極圏の氷が融けることにより様々な現象が引き起こされますが、融けた氷が冷たい水となって海洋に流れ込むことによって、全地球的な異常気象を引き起こすと考えている科学者もいます。
(地球温暖化による北極圏の海氷の減少のため、大気の循環が変化して雪と氷が増大すると気象学者のリュー・ジーピン(Jiping Liu)氏は説明し、2012年に「Proceedings of the National Academy」誌で発表された研究を主導している)

ここ数年、日本でも様々な異常気象が多発しており、現時点でも、40℃を超す酷暑や、一時間に100ミリを超す集中豪雨など、これまでに経験した事のないような異常事態が起きています。

これが全て北極圏の氷の融解に起因しているなどとは言いませんが、温暖化現象とも複合して少なからず影響を及ぼしていると考えられます。

だからと言って我々人間の力ではどうしようも無いことなので、そこに住んでいる限りは異常事態を避けることもできません。

しかし、必ず起こることなんだということを常日頃から想定し、それに対する予防措置を講じておくことは可能です。

個人ができることもあれば、行政で講じなければならないこともありますが、地震にしても、洪水にしても、土砂崩れにしても、起きた時の被害を減ずる「減災」という考え方が重要です。