北のパラダイス

思いつくままにいろいろな事を発信していきたいと思います。

挑発行動、正恩氏の権力固めが目的 米情報長官

2013年04月12日 | 北朝鮮問題
 【ワシントン=中山真】クラッパー米国家情報長官は11日の下院情報特別委員会で証言し、挑発行動を続ける北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の狙いについて「第一の目的は自身の権力固めであり、北朝鮮を自分がしっかりとコントロールしていることを内外に示すことにある」と述べた。そのうえで核兵器を使って実際に戦争を起こすつもりはないとの見方を示した。

  クラッパー氏は北朝鮮が開発を進める核やミサイルについて「米国をはじめとした世界に核保有国として認めさせ、おそらく援助などを引き出すための交渉に使うことを考えている」と解説。さらに北朝鮮に最も影響力があるのは中国との認識を示し、中国の新しい指導部も金第1書記の言動に「いらだっている」とも述べた。

  韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権の対応については「核放棄の進展に合わせて大規模な経済支援も検討するという『朝鮮半島信頼プロセス』を掲げて北朝鮮との対話を模索したが、今は変わっているかもしれない」と分析。北朝鮮の挑発行動を受けて「用心深くなっているが、韓国の世論は政権の対応を支持している」と付け加えた。

  一方、ブレナン米中央情報局(CIA)長官は「金正恩は権力を持って日が短く、父の金正日や祖父の金日成のような詳しい情報が少ない」と指摘。金第1書記の挑発的な言動が過去の北朝鮮指導部の行動パターンに当てはまるかどうかを注意深く見ていく必要があるとの考えを示した。 

2013/4/12 9:59 日本経済新聞


金正恩第1書記がこの記事を読んだら、いったいどのような行動を起こすだろう?
それによって、今後の金正恩と北朝鮮上層部の行動パターンが、ある程度、予測できるかもしれない。

北ミサイル発射はいつ? 12、13日の“Dデー”好む金正恩、今回は…

2013年04月12日 | 北朝鮮問題
 北朝鮮のミサイルカードはもう一つの欺まん戦術なのか。ミサイル発射が予告された10日、さらに11日にも、北朝鮮は発射ボタンを押さなかった。ただ、咸鏡南道咸興市付近に配備された中長距離ミサイルのムスダンと、東海岸一帯の数カ所でスカッド・ノドンの発射準備を終えて待機中であることが把握された。韓国政府は、平壌(ピョンヤン)の決定さえあればいつでも発射できる状態を維持していると判断している。

 ミサイル燃料を注入する際に入れる酸化剤(硝酸)は強い毒性を持ち、本体を腐食させるため、燃料注入が完了したということは発射が迫っていることを意味する。日本の共同通信は「北朝鮮の移動型ミサイル発射台が上空を向いた」と報じたが、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の金章洙(キム・ジャンス)国家安保室長は「確認されていない」と否認した。今はいつミサイルを発射するのかに関心が集まっている。

 政府当局者は「(発射時点を)予想するのは難しい」と慎重な立場を見せながらも、「(故)金日成(キム・イルソン)の誕生日の15日以前には発射するのでは」と話した。青瓦台の関係者は「北朝鮮はその間、国際社会が予想しないサプライズ状況を狙ってきた」とし「今回もミサイル発射を成功させるために、いくつかの方法を考えているとみられる」と述べた。予想を覆す形で国際社会に大きな衝撃を与えようと発射時点や方式を考慮しているということだ。

 こうした中、12日または13日が発射時点という観測が出ている。これは北朝鮮の国内政治日程を根拠としている。13日は金正恩(キム・ジョンウン)が国防委第1委員長に推挙された日で、祝砲の性格があるということだ。国防部当局者は「北朝鮮は外形上、日米韓を念頭に置いたミサイル発射の動きを見せているが、国内政治的な目的もある」とし「金正恩執権1周年の祝砲として使う可能性がある」と述べた。

 12、13日に予定されたジョン・ケリー米国務長官の訪韓日程もこうした見方につながっている。ケリー長官の訪韓中にミサイルを発射して緊張を高め、米国に直接的なメッセージを投じるという観測だ。

 金正恩の執権後、ミサイル発射や核実験がすべて12、13日に実施されてきたという点もこうした予想を後押ししている。北朝鮮は昨年4月13日に長距離ロケットを発射(失敗)し、12月12日に長距離ミサイル「銀河3号」を発射した。2月に実施した3度目の核実験も12日だった。

 このため12日と13日は金正恩と何か関係があるのではという分析もある。また北朝鮮が韓国哨戒艦「天安」爆沈事件など主要対南挑発を金曜日に実施したという点も、政府当局の関心を集中させている。

2013年04月12日08時53分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]


国内における権力維持強化を図るためなのか、国際社会から注目を得るためなのか、何処からか何かを引き出そうとしているのか、北朝鮮の真意を正確に推し量ることは出来ません。
核弾頭ミサイルを、まだ何もよく理解していない様な若者の意思で使うことが出来る国というのは、古今東西、北朝鮮くらいなものでしょうね。
そのことだけを考えてみても信じられない事です。

もう1つ。
裏で何か動いているものがあるんじゃないか...
仮に、ミサイル発射で戦争状態になった時、最も利益を得る国は何処でしょう?
まず韓国と日本は該当しません。何故なら自分達の国が攻撃される可能性が高いからです。
中国やロシアも大きな利益に繋がるとは考えにくいです。
ましてやヨーロッパ諸国やアフリカ諸国などはほとんど影響はないと思います。

4月15日は北朝鮮の創始者・金日成主席の誕生日です。
今日12日から15日が大きな山場となるのは間違いなさそうです。
もし15日を過ぎても何事もなければ、今回のミサイル発射は見送られるのではないかと予想されます。

15日が過ぎるまで、引き続き注視していきたいと思います。

北がミサイル発射すれば10分以内に到達…日本が緊張

2013年04月10日 | 北朝鮮問題
 9日午前2時30分、東京市ヶ谷の防衛省内の運動場に地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が配備された。ミサイルが狙う方向は韓半島側北西上空。東京だけではない。都心からそれぞれ30キロほど離れた埼玉県朝霞、千葉県習志野、神奈川県武山の自衛隊基地にもこの日の同じ時刻、PAC3が配備された。北朝鮮が発射するミサイルまたはミサイルの破片などが日本の首都圏中心に落ちる緊急事態に備えるためだ。すでにPAC3が常時配備されている地方の自衛隊基地も警戒態勢に入った。

 北朝鮮が早ければ10日にもミサイルを発射するいう見方が強まり、日本政府は準非常状況に入った。菅義偉官房長官はこの日、PAC3の首都圏配備に関し、「国民の生命と安全を守るための態勢構築の一環」と強調した。共同通信は「日本政府は、北朝鮮が発射の動きを見せているミサイル『ムスダン』の最大射程距離が4000キロで、日本全域が射程圏内に入るという点を懸念している」と報じた。

 日本政府が深刻に受け止めているのは、過去3回のミサイル発射当時とは違い、北朝鮮が発射予定期間や方向を国際海事機関(IMO)に通知していないという点だ。事前通報なく「ムスダン」が発射される場合、日本が独自に即時対応できるのかという懸念もある。日本には発射から10分足らずで到達するためだ。このために日本政府は迎撃範囲が広いイージス艦「こんごう」と「きりしま」を東海(トンヘ、日本名・日本海)側に派遣した状態だ。海上配備型迎撃ミサイルSM3が搭載されている。

 北朝鮮が発射したミサイルが日本領土やハワイに落ちることが確実な場合は迎撃する。現在、日本領土を挟んで日本自衛隊のイージス艦は東海側に、米海軍のイージス艦は太平洋側に集中的に配備されている。日本は海上自衛隊のイージス艦1隻を追加で東海に派遣することを検討している。

2013年04月10日09時49分
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版より抜粋

韓国の新聞「中央日報」が伝えるところによると、上記の様に、北朝鮮がミサイルを発射すると日本には10分以内に到達するそうです。

北朝鮮の発射照準はグァム島に向けられていると考えられているため、それが確かであれば、本当にミサイルが発射されて日本に到達しても、3000m以上の上空を通過するだろうと見られてます。

ただ、もし本当に発射された場合に、日本やアメリカがどの時点で迎撃するかは定かではありませんし、別の韓国新聞「朝鮮日報」の記事を読むと、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)で北朝鮮のミサイルを100%撃ち落とせるという保証もないようです。

本当に発射されたとしても恐らく日本には墜ちないと思いますが、仮にPAC3で迎撃できずグァム島の米軍基地に着弾したとしたら、それこそ米韓日と北朝鮮との全面戦争になることは必至です。
そうなれば結果は火を見るより明らかで、そう遠くない間に「北朝鮮」という国はこの地球上から消滅することになるでしょう。

そんなことは当事者の北朝鮮だって分り切っている事であり、ミサイルを米軍基地に向けて発射するメリットは何処にもありません。
ですから、「朝鮮日報」の記事が以下のように伝えている、<韓国政府の消息筋は「北朝鮮が実際にグアムの近くに落ちるようミサイルを撃ったら、本当に戦争挑発行為と見なされかねないため、そんなことをする可能性は低いのではないか」と語った>という見方は、私も間違っていないと感じます。

ただ、明日11日は金正恩氏の就任1周年だそうですから、これまでの北朝鮮のやり方から見て、きっと何かをやらかすであろうことは十分に考えられます。

今、私達にできることは、必要以上に騒ぎ立てて北朝鮮を刺激しない事と、何事も起こらないようにひたすら祈る事、そして南北朝鮮問題の解決のために世界が一丸となる事だと私は考えます。

北朝鮮 横須賀・三沢・沖縄も攻撃圏内

2013年03月31日 | 北朝鮮問題
 挑発的な言動を続ける北朝鮮に対し、日本がアメリカと連携して強い態度で臨むなか、朝鮮労働党の機関紙は、31日、横須賀、三沢、沖縄とアメリカ軍基地のある日本の地名を具体的に挙げて、ミサイル攻撃も辞さないと威嚇しました。

 朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、31日に論評を掲載し、「朝鮮人民軍は攻撃対象を確定しており、実戦で使用する戦略ロケットは小型戦術核爆弾に劣らない特殊な威力を発揮する」と強調しました。

 そのうえで「アメリカ軍基地のある横須賀、三沢、沖縄も、グアムやアメリカ本土と共にわれわれの攻撃圏内にある」として、日本の地名を具体的に挙げてミサイル攻撃も辞さないと威嚇しました。

 さらに論評は「日本などから飛来する、いかなる現代的な航空機や巡航ミサイルも、数十キロから数百キロの圏外ですべて迎撃できる」とけん制しています。

 日本政府は北朝鮮のミサイルを追尾できるアメリカ軍の高性能レーダーを日本国内に追加配備することにしているほか、アメリカと連携して北朝鮮に対する制裁を一段と強化しています。

 こうした動きに北朝鮮は強く反発しており、アメリカだけでなく、同盟国の日本に対しても挑発的な言動をエスカレートさせています。

<NHK NEWSWEB 3月31日 16時38分>

ここ数日間、北朝鮮の挑発的な言動に注目していましたが、ついに日本も名指しで挑発というより脅迫してきました。
アメリカや韓国は「いつも通りの遣り口だ」と、必要以上の大袈裟な対応は取っていないようですが。

私も詳しいことは分からないので何とも言えませんが、想像するに、北朝鮮国内の軍部やメディアを鼓舞するために盛んに挑発しているような気がします。
例えば、軍部の支持がなければ政権を維持できないような状況であれば、とにかく威勢の良い事を常に発信する必要があり、そうしなければ軍部によるクーデーターも起きかねないような状態なのかもしれません。

また、血気盛んな若い指導者ですから、軍部の圧力にも呼応しやすいと言えるので、先代とは全く違う路線で進むことは十分に考えられます。
本当に正気の沙汰とは思えません。恐ろしいことです。

我々庶民にはなすすべもありませんが、米日韓の外交・防衛トライアングルで、何とか切り抜けて行ってもらわなければなりません。