私が農業に関わりを持ちはじめてから40年以上が経ちます。
平均的なサラリーマン家庭に生まれ育ち、都会で暮らす期間が長かったわりには、子供のころから実家では家庭菜園をしていたこともあって、わりと農業を身近に感じてました。
農薬や化学肥料を使わないで作った自家製のしかも採れたての新鮮な野菜を食べる機会が多かったせいか、今でも安心・安全・新鮮な食品にこだわり続けてます。
最近はこだわりの農産物を求める消費者が多くなり、生産者もそれに応えるために、農協や市場に出荷する分とは別に減農薬や減化学肥料で作った農産物や畜産物を、直売所やインターネットなどで販売するケースが増え続けてます。
5年ほど前から、こだわりのお米を作っている生産者と組んで安心・安全・新鮮で美味しいお米の直販に取り組んでますが、固定客いわゆるお得意様も徐々に増えて来ました。
お客様のお米に対するニーズは、まず「美味しいこと」です。
特にお米はほぼ毎日食べる主食ですから、美味しいことは絶対条件ですね。
幸い、どのお客様からも「美味しい!」という評価を戴いており、中には「このお米を食べ続けたらもうほかのお米は食べられない」と言って下さり毎月必ず注文して下さるお客様もいます。
あと「価格」と「品質」も重要です。
価格はスーパーなどの小売価格より若干安く設定しているのと、「品質」は減農薬・減化学肥料・今摺米なので付加価値も相当高いと自負してます。
それに加えて、10kg以上ご注文の場合は自宅まで無料で配達しているので、コストパフォーマンスもかなり高いと思います。
ところで話は変わりますが、生産者米価が今までにないほど下落しており、全国各地の稲作農家から悲鳴が上がってます。
生産者米価とはお米を買い上げている農協や市場が稲作農家に支払うお米の値段のことですが、ほとんどの生産者は農協や市場に出荷しているため、生産者米価が下がると当然収入も下がることになります。
今までも生産者米価が下がったことは幾度もありましたが、2014年度は、コシヒカリ60kg(1俵)の価格が10000円を割り込むなど過去最低の米価となりました。
稲作農家が他産業並みの労賃を得て米作りをするには、農水省の調査によると平均で玄米60キロ16000円が必要となっています。
ですから、現在の生産者米価では稲作農家はまったくやっていけないということになります。
実際、一緒にやっている生産者も「本当にまいった。先が見えない。」と言ってました。
原因は「米余り」と「米離れ」です。
豊作が続いているお蔭で余剰米が増え、在庫を減らすために安い価格で余剰米を放出せざるを得ないことが大きな要因で、さらにお米の消費量が減少していることがそれに拍車をかけてます。
このままいくと米作りをやめる農家が増えることは目に見えてます。(もっとも政府はそれを目論んでるんでしょうが)
本州に多い第二種兼業農家(たとえばサラリーマンをしながらお米を作っている農家)であれば、まだ他にも手立てはありますが、北海道や東北のようにお米だけしか作っていない米作専業農家にとっては、まさに死活問題です。
我々の生き残る道は、農協や市場に頼らない適正な価格での販売ルートの確立です。
今の消費者への直販量をあと数倍に増やさなければやっていけなくなるのが実情ですが、幸い、我々には少ないながらも先立って直販をやってきた実績とノウハウがあるので、この正念場をなんとか乗り切って行く所存です。
平均的なサラリーマン家庭に生まれ育ち、都会で暮らす期間が長かったわりには、子供のころから実家では家庭菜園をしていたこともあって、わりと農業を身近に感じてました。
農薬や化学肥料を使わないで作った自家製のしかも採れたての新鮮な野菜を食べる機会が多かったせいか、今でも安心・安全・新鮮な食品にこだわり続けてます。
最近はこだわりの農産物を求める消費者が多くなり、生産者もそれに応えるために、農協や市場に出荷する分とは別に減農薬や減化学肥料で作った農産物や畜産物を、直売所やインターネットなどで販売するケースが増え続けてます。
5年ほど前から、こだわりのお米を作っている生産者と組んで安心・安全・新鮮で美味しいお米の直販に取り組んでますが、固定客いわゆるお得意様も徐々に増えて来ました。
お客様のお米に対するニーズは、まず「美味しいこと」です。
特にお米はほぼ毎日食べる主食ですから、美味しいことは絶対条件ですね。
幸い、どのお客様からも「美味しい!」という評価を戴いており、中には「このお米を食べ続けたらもうほかのお米は食べられない」と言って下さり毎月必ず注文して下さるお客様もいます。
あと「価格」と「品質」も重要です。
価格はスーパーなどの小売価格より若干安く設定しているのと、「品質」は減農薬・減化学肥料・今摺米なので付加価値も相当高いと自負してます。
それに加えて、10kg以上ご注文の場合は自宅まで無料で配達しているので、コストパフォーマンスもかなり高いと思います。
ところで話は変わりますが、生産者米価が今までにないほど下落しており、全国各地の稲作農家から悲鳴が上がってます。
生産者米価とはお米を買い上げている農協や市場が稲作農家に支払うお米の値段のことですが、ほとんどの生産者は農協や市場に出荷しているため、生産者米価が下がると当然収入も下がることになります。
今までも生産者米価が下がったことは幾度もありましたが、2014年度は、コシヒカリ60kg(1俵)の価格が10000円を割り込むなど過去最低の米価となりました。
稲作農家が他産業並みの労賃を得て米作りをするには、農水省の調査によると平均で玄米60キロ16000円が必要となっています。
ですから、現在の生産者米価では稲作農家はまったくやっていけないということになります。
実際、一緒にやっている生産者も「本当にまいった。先が見えない。」と言ってました。
原因は「米余り」と「米離れ」です。
豊作が続いているお蔭で余剰米が増え、在庫を減らすために安い価格で余剰米を放出せざるを得ないことが大きな要因で、さらにお米の消費量が減少していることがそれに拍車をかけてます。
このままいくと米作りをやめる農家が増えることは目に見えてます。(もっとも政府はそれを目論んでるんでしょうが)
本州に多い第二種兼業農家(たとえばサラリーマンをしながらお米を作っている農家)であれば、まだ他にも手立てはありますが、北海道や東北のようにお米だけしか作っていない米作専業農家にとっては、まさに死活問題です。
我々の生き残る道は、農協や市場に頼らない適正な価格での販売ルートの確立です。
今の消費者への直販量をあと数倍に増やさなければやっていけなくなるのが実情ですが、幸い、我々には少ないながらも先立って直販をやってきた実績とノウハウがあるので、この正念場をなんとか乗り切って行く所存です。