20世紀末に日本を襲ったバブルとその崩壊を経験して来た人間にとって、アベノミクスとやらで強い日本=強い経済を取り戻そうという考え方には、安倍晋三氏と同年輩である私には強い違和感を覚えます。
自民党が政権を奪取してから半年余りが経過し、日銀の介入もあり一時的に株価が急騰したことは一部の投資家や大企業などには恩恵をもたらしたかもしれません。
しかし、一般庶民にはほとんど縁遠い話で、むしろ急激な円安によるガソリン代の値上げ等の物価上昇を招いたことは、庶民の暮らしにはマイナスでした。
急騰した株価も5月23日を境に反落し始め、ピーク時に15,000円代まで急伸した株価も13,000円~14,000円を行ったり来たりしています。
上がり続ける株価もいつかは下がりますから、たくさん儲けた人もいたでしょうが、儲け損ねた人もいるわけです。
いずれにしてもほとんどの庶民には株価の乱高下は生活と蜜着した話ではなく、特にいろいろな事情で低所得状態にある人達には、別世界な話だと思います。
今から25年くらい前、日本は世界の中でも最も奇跡の経済復興を遂げた国として「ジャパンアズナンバーワン」などと持ち上げられ、金にものを言わせ、ニューヨークのロックフェラービルを買い取ったり、世界中の名画という名画を買い漁ったり、まさに我が世の春を謳歌していました。
株価も最高値は39,000円近くまで上がり、地価もどんどん急騰して行き、大都市では土地を取得するために地上げなども行なわれるようになりました。
庶民の生活もだんだん派手になり、高級車、舶来の超ブランド品、高級住宅、別荘など、高級品志向が日本全体を覆い尽くしました。
このバブル景気の期間は、日本のどの時代にも経験したことのない贅沢な生活を享受できたジャパンドリームの期間で、このままいつまでも続くのではないかと思われました。
しかし、この狂乱とも言えるバブル景気は、1990年3月に行きすぎた地価上昇を抑えるために大蔵省銀行局から通達された「土地関連融資の抑制について」(総量規制)によって、あっさりと幕を閉じました。
いわゆるバブルの崩壊です。
これ以後、坂道を転げ落ちるように日本全体がしぼんで行き、ゼロ金利政策に代表されるような失われた20年と言われる状態が続いて来た訳です。
アベノミクスはまさにそれを払拭させるもので、安倍さんが事あるごとに発言を繰り返している「強い日本を取り戻す」ための劇薬だと私は思います。
劇薬ですから効き目も即効性で一時的には効果も大きいでしょうが、持続性に乏しく副作用も大きいと言えます。
アベノミクスはバブル時代の夢をもう一度再現しようという事なんでしょうか?
私は、あのようなバブルは二度と起こしてはいけないと思います。
国の借金(発行済国債残高)は長期のものだけでも一千兆円に迫ろうとしています。
この膨大な借金はバブル期を境に膨らみ続けていると言われています。
この膨大な借金の利息は、金利が1%上がっただけで年間10兆円も増えてしまいます。
年間国家予算が92兆円強で、そのうち約半分が借金で賄われていることを考えると、増額分の10兆円は何処から捻出するんでしょう?
今、アベノミクスの見かけだけの景気回復によって長期金利がジワリジワリ上がり始めています。
庶民にとっても住宅ローンや教育ローンなどの金利上昇は堪えます。
そして、来春に予定されている消費税の3%アップが追い打ちをかけることになるでしょう。
庶民をどこまでも苦しめるだけのアベノミクス!!
一部の大企業だけが潤い、しかも潤った分は庶民や中小企業には還元されずに内部保留に向かってしまう。
こんなバカげた政策を推し進めようとしている安倍さん率いる自民党に、庶民の生活を委ねてしまっていいんでしょうか?
庶民の事を本当に考えている政党は何処なのか?
日本の将来について真剣に考えている政党は何処なのか?
投票日まであと二週間、このへんのところを充分に見極め投票所に向かいましょう!!
自民党が政権を奪取してから半年余りが経過し、日銀の介入もあり一時的に株価が急騰したことは一部の投資家や大企業などには恩恵をもたらしたかもしれません。
しかし、一般庶民にはほとんど縁遠い話で、むしろ急激な円安によるガソリン代の値上げ等の物価上昇を招いたことは、庶民の暮らしにはマイナスでした。
急騰した株価も5月23日を境に反落し始め、ピーク時に15,000円代まで急伸した株価も13,000円~14,000円を行ったり来たりしています。
上がり続ける株価もいつかは下がりますから、たくさん儲けた人もいたでしょうが、儲け損ねた人もいるわけです。
いずれにしてもほとんどの庶民には株価の乱高下は生活と蜜着した話ではなく、特にいろいろな事情で低所得状態にある人達には、別世界な話だと思います。
今から25年くらい前、日本は世界の中でも最も奇跡の経済復興を遂げた国として「ジャパンアズナンバーワン」などと持ち上げられ、金にものを言わせ、ニューヨークのロックフェラービルを買い取ったり、世界中の名画という名画を買い漁ったり、まさに我が世の春を謳歌していました。
株価も最高値は39,000円近くまで上がり、地価もどんどん急騰して行き、大都市では土地を取得するために地上げなども行なわれるようになりました。
庶民の生活もだんだん派手になり、高級車、舶来の超ブランド品、高級住宅、別荘など、高級品志向が日本全体を覆い尽くしました。
このバブル景気の期間は、日本のどの時代にも経験したことのない贅沢な生活を享受できたジャパンドリームの期間で、このままいつまでも続くのではないかと思われました。
しかし、この狂乱とも言えるバブル景気は、1990年3月に行きすぎた地価上昇を抑えるために大蔵省銀行局から通達された「土地関連融資の抑制について」(総量規制)によって、あっさりと幕を閉じました。
いわゆるバブルの崩壊です。
これ以後、坂道を転げ落ちるように日本全体がしぼんで行き、ゼロ金利政策に代表されるような失われた20年と言われる状態が続いて来た訳です。
アベノミクスはまさにそれを払拭させるもので、安倍さんが事あるごとに発言を繰り返している「強い日本を取り戻す」ための劇薬だと私は思います。
劇薬ですから効き目も即効性で一時的には効果も大きいでしょうが、持続性に乏しく副作用も大きいと言えます。
アベノミクスはバブル時代の夢をもう一度再現しようという事なんでしょうか?
私は、あのようなバブルは二度と起こしてはいけないと思います。
国の借金(発行済国債残高)は長期のものだけでも一千兆円に迫ろうとしています。
この膨大な借金はバブル期を境に膨らみ続けていると言われています。
この膨大な借金の利息は、金利が1%上がっただけで年間10兆円も増えてしまいます。
年間国家予算が92兆円強で、そのうち約半分が借金で賄われていることを考えると、増額分の10兆円は何処から捻出するんでしょう?
今、アベノミクスの見かけだけの景気回復によって長期金利がジワリジワリ上がり始めています。
庶民にとっても住宅ローンや教育ローンなどの金利上昇は堪えます。
そして、来春に予定されている消費税の3%アップが追い打ちをかけることになるでしょう。
庶民をどこまでも苦しめるだけのアベノミクス!!
一部の大企業だけが潤い、しかも潤った分は庶民や中小企業には還元されずに内部保留に向かってしまう。
こんなバカげた政策を推し進めようとしている安倍さん率いる自民党に、庶民の生活を委ねてしまっていいんでしょうか?
庶民の事を本当に考えている政党は何処なのか?
日本の将来について真剣に考えている政党は何処なのか?
投票日まであと二週間、このへんのところを充分に見極め投票所に向かいましょう!!