のんびり起業を目指す日々

好きなことを勉強しながら、のんびりとお惣菜屋さん開業をめざす毎日です。

ビオーネの故郷の下は鍾乳洞だった

2023-09-29 05:57:00 | 日記

皆さまおはようございます。
夏も終わり、仕事量も落ち着いているので、数年前のように折を見て各所思うところに出かけて行ったりしています。

今回は、本当は岡山のフルーツのお仕事をしている時来たかった、岡山のプドウの産地に来てみました。
以前ブログにも書いた、ビオーニャちゃん(ニューピオーネ)の名産地新見市です。






行きは横浜から高速バスで岡山へ到着。



ここから最初の目的地へ向かいます。
伯備線の列車で一本で行けたのですが、時間に余裕があったので、先発のこのディーゼルカー桃太郎線で総社に先回りすることにしました。
予定になかったのですが、久しぶりに乗る国鉄時代の車両は、車内の臭いからバネ台車の乗り心地、重厚な加速感など、とても懐かしい感じでした。
東日本では、北は北海道までほぼ姿を消した車両ですが、この路線はこの車両がまだまだ主力のようです。



桃太郎線の車内は空いていたので、こんな朝食をとりました。
コンビニのメンチカツは、少し関東のものよりソースの塩味が強めに感じました。
ソースのメーカーが違ったり、味付けの好みの違いもあるのでしょうかね。
色々地域で違いがあるようです。
岡山白桃ジュースは、果汁3%なのですが、それでも岡山白桃の個性は死なず。後味の綺麗さや繊細な香りのひろがる余韻は、やはり岡山白桃でした。


桃太郎線の終点総社駅で、倉敷をまわって後から到着する当初乗る予定の電車を待ちます。
途中で降りても20円しか運賃が変わらないので、駅を出てコンビニに買い出しに出かけました。
総社で気になったのは、頓宮(とんぐう)という名字のついた店舗がいくつかあったこと。
プロ野球オリックスパァファローズの頓宮選手を思い出しました。
調べると頓宮選手も岡山出身のようで、この辺りに多い名字のようですね。
自分の贔屓チームのホークスには手強い相手ですが、良い選手です。

この写真のパン屋さんトングウのコッペパンは、お店が開いていたら食べたかった。



このお芋とクリームが入ったやつ。






調達(アルコールティッシュ)も終わり、2両編成の伯備線に乗り、最初の目的地の最寄駅井倉駅に到着。
ここまでの列車も国鉄時代の車両でした。





井倉駅でバスに乗りかえ、最初の目的地草間台に到着。
新見市のプドウ産地の一つです。
ちなみに今回、この備北バスの路線バスには各所でお世話になりました。
平日中心の運行ですが、貴重なバスです。



ここでは商店はあまり見当たりませんでしたが、開店前の蕎麦屋さんの所に自販機を発見。
プドウ畑の多い中なので、プドウソーダを飲みました。
自販機ありがたやです。

産地では収穫後の作業の中、プドウを販売してもらいました。
去年までのプドウのプロモーションでの疑問もいつくつか質問して聞くことができました。
産地や西日本と、東京での、プドウに期待する味などの違いなども見えて来たりした事もあって、有意義な時期になりました。
また、今後そういう仕事をすることはないかもしれませんが、せっかく関わったことなので、個人的に応援はしていきたいです。

お仕事のお邪魔になるので、質問などはほどほどにして草間を後にする事に。
帰りは、先ほどの蕎麦屋さんで食事をしてから駅まで歩く案もありましたが、帰りのバスが程なくして来るようで、バスで戻ることにしました。


草間台から歩いて帰る案は少し甘くみていたようでした。草間はこのような絶壁の上の高台。
帰りは下りとはいえ、九十九折りの車道を歩いて下るしかありません。
もし今度来るようなことがあっても、またバスに乗るかレンタカーになるでしょう。
バスを降りてからは、農園でプドウ農家さんがこの高台の下がその鍾乳洞だよと教えてくれた、井倉洞を観ていくことにしました。


所々ライトアップされ、SNS映えします。
そして第一印象、涼しいです。


長い年月かけて出来上がっであろう模様。
実に神秘的な世界が広がります。



瀬戸の海。
各所名前がつけられ、特徴的な箇所を見落とさず観て回れます。
他にもたくさん綺麗な所があるのですが、
是非現地で見ていただければと思います。


1番高いところの滝。
実はここは滝は見えませんが、水飛沫が気持ち良いです。



ここからは、自分が個人的に気になった場所。
行った方はぜひ見つけてみてください。
謎の手形。


階段にある人為的と思しき足場にも模様が。
これもまた不思議。




足元だでなく、上も見ましょう。
井倉洞は垂直タイプの鍾乳洞との事で、縦穴が多いです。
はるか上の方に続いていく縦穴も、またかなりの迫力です。




謎のハシゴとホース。
これはじき、片付けて無くなってるかな。


洞窟内は狭いところや登りも多く、休むベンチも多くあります。
タオル(ありがたい)で拭いて休みましょう。
井倉洞はここに来ることにするまで、実は知らなかった場所なのですが、見応えのある鍾乳洞でした。
狭い箇所、登り下りも多いですが、きつい時は近道もあるので、そこから帰ることもできます。
あとはスマホは落とさないよう注意です。
首にかけるストラップや、指にかけるリングなどあると良いかもしれません。
落とすと取りに行けないという事態もあるようです。



井倉洞の次は電車で井倉駅から石蟹駅(いしがえき)に向かい、駅から歩いて和牛を食べに行きました。



JAの直売所に併設された食堂で、千屋牛(ちやぎゅう)の焼肉を食べました。
和牛の始まりの牛のようですが、肥育数が少なく貴重な牛さんのようです。
自分はせっかくの機会なので焼いて食べる焼き肉にしましたが、ここのランチは牛丼やあらかじめ焼いてあるステーキなど、だいたい600円くらいから1600円くらいまで手頃なメニューも多くあり、よってお店はかなり人気のようです。
この日も入店で待ちがあったのですが、平日だからか思ったほど待ちませんでした。



食後は直売所でもプドウなどの青果もチェック、プドウについては先ほどの草間地区だけでなく、新見市全域で栽培が行われているそうです。
都内でも、今の時期(9月中、下旬)お店に出ている岡山のピオーネはこの新見産であることが多いので、是非ご賞味下さいね。




高梁川とカルスト大地。
川は数年前に水害ももたらしてしまいましたが、これらの自然が作り出した地形や資源など、恩恵も多くあるとも思います。
カルスト大地の石灰岩から取れる石灰は、日本でもトップクラスの生産量のようです。
プドウなどの果物も、川によって侵食されて作られたであろう地形の高い場所、カルスト台地の上で多く栽培されているということになります。



プドウも買ったし、千屋牛もいただいたし、次に何をするか考えていたところ(実は出発前から)、なぜか市民のスポーツ施設に。
本当はここの大浴場がお目当てでしたが、残念ながら12月まで使えないとのこと。
それでも来てしまったので、ここでトレーニングをすることにしました。
ランニングマシーンと上半身のトレーニング器を一周してシャワーを浴び、ちょうど制限時間の2時間。
このところの猛暑と仕事の疲れで、運動だけ取り組むことができていなかったので、いい機会でした。
体組織計もあって、色々とデータも取れてよかったです。
そちらもデータ上は、思ったより問題はなさそうで良かった(特に体重)。






運動の後はバスで新見駅に戻り、夕食はこちら、レトロな喫茶店でご当地メニューえびめしをいただきました。
地域しかないもの、つい食べたくなってしまいます。


夜の新見市街を流れる高梁川。どこか歴史を感じる静かな街です。
この新見は何があるかというと、プドウや和牛、キャビア、ワインなどの
食材。鍾乳洞、美術館、ホタル、温泉など。
自分が今回知った限りではそういった印象で、普通の人が行ったら、失礼な表現になりますが、物足りないないのかもしれません。
本来は岡山、倉敷などの旅行のオプションか、米子、出雲方面の行程の途中に立ち寄るのが最善なのかもしれません。
でも自分にとっては、普段の仕事は一分一秒、時間に追われる仕事が中心で過ごしている現状です。
それが今回の旅行ではバス、電車の待ち時間が三十分、一時間であっても、ゆっくりと時間を潰しながらちょうどよくゆったりと過ごすことがができました。
壊れて針が速くなった時計を修正するような、心が整うような1日を過ごせました。
貴重な1日です。
新見を目的地にする旅にして良かったです。



そんな新見からは、乗り換えなしで首都圏へ行ける列車が一つだけあります。
「サンライズ出雲号」
以前は横須賀線、湘南新宿ライン線を通っていて、日課の多摩川でのジョギングで見かけた列車です。
今回はこの列車のノビノヒ座席という、お手頃に特急料金で乗れる(寝台料金なし)席でかえります。
ベットではなく、絨毯にごろ寝するような簡易な席になります。




そのノビノビ座席で、寝る前にちょっと一杯。
先ほどのスポーツ施設のポスターで知った、うまいかと新見の地酒、三光。
うまいかは乾物を扱う会社が作っている商品で、スルメ感が強いです。
というかちゃんとしたスルメが入っています。
これはあとでお取り寄せしてみたいとも思う商品でした。
もう普通のイカフライにもどれないかも。
三光のワンカップは普通酒なので、添加したアルコールの香りも強いような感じもしますが、良い酒米を使っているような豊かな風味も、徐々に広がって来ます。
気になって調べたら、やはりお米は新見産の山田錦や雄町などの酒造米を使っているとのこと。
山田錦などは西日本でしか栽培できないと聞いたことがあるので、これらのお米を地元産で使えるのは西日本にある当地ならではでしょう。
羨ましいです。




ちなみに新見で買ったぶどうは、粒に負担をかけないよう、途中から100円ショップで調達したカゴに入れてあります。
枕元に置いて寝ます。
おやすみなさい。



一晩横になり、朝が来ました。
静岡裾野での仕事の帰りによく見た、真鶴付近での風景。
無事関東に入りつつあります。
本当に便利な列車です。

最後に車内で読もうと思っていた、岡山出身の池井戸潤さんの小説は結局読めなかったけれど、それはまた今度ゆっくり別の機会に読もうと思います。

さて、今回の新見については、来年もまたもう一度行ってみたいと思う場所でした。
次回は、満奇洞、けんちんそば、草間の他のブドウ産地、移動には小型EVも利用してみたいですね。
EVレンタカーは新見限定となっていて気になりました。

また、ゆっくりと身も心もリセットしに行けるよう、一年しっかり頑張らなくては行けませんね。

それでは皆さま良い一日を。


訂正-池井戸潤さんは岐阜県出身の誤りでした。大変失礼いたしました。



















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