日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

カミの御加護(2)

2007-07-19 | 野良から

7月初めに撮った写真です。そして下記は、
きょう発行の「野菜だより」からの転載です。


前々号の記事に、古い友人から
次のような感想が寄せられました。

他の人が「終わった」ため不要になったカモを、これから「はじめる」ため貰うことを何の精神的葛藤もなく公表できる精神力・・・う~ん。見習えませんが、勉強になります。だいたい唯物論者的「カミのご加護」・・・っていったい?

口の悪いのは昔からなので慣れてるけど、
たしかに記事には神サマなんてどこにも
書いてありません。写真で見えているのは
鴨を入れたカゴだし・・・
というわけで、修正しておきます。
タイトルは「カミの御加護」ではなく、
正しくは「カモの御カゴ」でした。
あ、
今号の本題。
上の写真で、田んぼの稲株の間を泳いで
いるのは、うちで飼ってるアイガモ
ではなく、じつは野生のカルガモです。
今年は田んぼの
まわりに網などをめぐらさなかった
ため、飛来しやすくなったようです。
田植えが遅れて
周囲より水面が多く見えることや、
殺虫剤を散布しないのでエサになる
虫が多いことなども飛来の理由かな。
おかげで、
アイガモのヒナなどよりずっと旺盛に
雑草をやっつけてもらうことができました。
もちろん稲にも被害は出るけど、
雑草が一面にはびこってしまう被害
よりは小さくて済みます。
ざっと
8カ所190a以上で、野生ガモによる
有意な除草効果を確認できています。
と、まぁ
日頃の無信心のおかげか、神の御加護
はなくても、天の助けはあるようです。