河津桜(神奈川県三浦市)
こんにちは。
今日もありがとうございます。
「癒し」について、よく言われていたり私自身も実際に体験した法則があります。
それは、「人間は結局は傷つき失望した対象からしか癒されない」という法則です。
例えば、魚を食べた人がいるとします。
最初は「たまたま」小骨が刺さり、
二回目で「たまたま」焼きが甘くて生ぐささが残り、
三回目で「たまたま」焦げが強くて苦い仕上がりになったら、
その人は「魚」というものを苦手になってしまうと思うんです。
そしてまた、人間心理の特性として、
「好き嫌いの感情はその対象から離れている間は強化されやすい」というものがあり、
余計に魚が嫌いになってしまうものなのです。
具体的には、魚を避けるようになってから
「食べずらい」
「生ぐさい食べ物だから嫌だ」
などと繰り返し考えるので、
苦手だという認識が強くなってしまうんですね。
もちろん栄養は大豆など栄養価が似た他のもので補えばよいわけです。
しかし、あくまで魚にこだわるなら、
つまり、この人に「魚はホントはおいしくて栄養もあるんだよ」と教えてあげるには、
結局はちゃんとした魚を食べさせてあげるしかないですよね。
もちろん、最初は小魚などで慣れさせてあげる必要はありますが、
最後には嫌な気持ちになった対象そのものを、
「嫌な気持ち」が出ないものと認識できなければ解決にならないわけです。
…というわけで。
皆さんの中にある、
・苦手なもの
・嫌いなもの
・つらいもの
こういったネガティブな感情を引き起こすものについても、
なんとかうまくやっていきたいと思うのであれば、
いつかは正面から向き合う必要があるわけです。
そして、自分にとって害はないとハッキリ認識できれば、
上手く付き合っていくことが出来るハズです。
もちろん、いきなりすぐに正面から出来ないコトもあるでしょうし、
やり方も人それぞれです。
だんだん慣れていくとか、
他の人に「安心だから大丈夫だよ」と教えてもらうとか、
この法則さえわかっていれば、
克服し上手くやっていくようにするやり方は本人が一番よくわかると思います。
いずれにしても。
繰り返しになりますが、
傷ついたものはその傷を癒すものでもあります。
この大原則を知れば、
どんなものも癒せないことはないのではないか、
大袈裟にも程がありますが、私は思うんです。