桔梗の花(東京都小金井市)
こんにちは。
今日も皆さん、ありがとうございました。
恋愛の話。
私は「いい人止まり」という言葉が嫌いです。
「いい人止まり」というのは、「たしかにいい人なんだけど、あくまで「いい人」でしかなく、なんか異性として見られない」という意味なんですが、
これ、罪作りな発想であり言い回しではないでしょうか。
「いい人止まり」なんて、その人の主観です。
感じ方です。
それを、言わなければいいのにいちいち「あの人はいい人止まりだから」と言って回るのは、
どこか人を馬鹿にしている以外の何物でもないのではないでしょうか。
ただ、それはもうそういう感性で生きてきた人なのだと思って、相手にしなければいい。
一番たちが悪いのが、「自分はいい人止まりだから」と思っている人、なんですね。
「いい人止まりだから」と言って平気で人に相談する人がいますが、やめたほうがいい。
インターネットを見ても、「いい人止まりをやめて幸せな恋愛をしたいんです」という相談例がありますが、
私はそんな発想には意味がないと思うんです。
「いい人止まり」というのは、立派な個性なんです。
自分の個性を崩してまで、自分をなくしてまでする恋愛、
こういうのは、相手に嘘をついていることと同じです。
人の気を引くために性格を作るのは勝手かもしれませんが、
その先に幸せもなければ、未来もありません。
これ、恋愛に限った話、「いい人止まり」だけの話…ではないんですね。
自分が人にどう思われているかなんて、本当のところはなかなかわからない。
ということは、いくら本人が「これこれこうだから」と思っているとしても、
ひどい話、ただの自惚れでしかないことだって、当然出てくるわけです。
そこを、本当はどう思われているかもわからないのに勝手に妄想して、挙げ句の果て自分を偽ってまで人の機嫌を取る。
おかしいと思いませんか。
恋愛にしろなんにしろ、やることはただ一つ。
どう思われようと、自分の持てる力を出すだけです。
そのためには、自分を偽らないこと。
「いい人止まり」の話で言えば、恋愛している人が必ずしも幸せではないように、
別に目標を達成したからといって、それが絶対とは限らないわけです。
自分をなくしてまでやりたいことなのか、
「そのままのほうが上手くいくかもしれない」という見方はあるか。
自分を捨てることはないのです。