湯島天神・菊祭りから(東京都文京区)
こんにちは。
今日も皆様、ありがとうございます。
人間は徒労を嫌う生き物です。
昔、戦争の捕虜に対して行われたことの一つが、
「山を作ること」でした。
山を作るには、土が必要ですよね。
土を手に入れるには、地面に穴を作ればいい。
そうして大量の土を仕入れることで山ができるわけです。
なーんだ、と思ったあなた、ここからが酷いのです。
それだけならいいかもしれない。
しかし、山を完成させたら、今度は山を崩して穴を埋めさせるのです。
穴を埋めたら、また元通りに山を作る。
山ができたら、また元通りに穴を埋める。
この繰り返しに、多くの捕虜は耐えられなかったといいます。
つまり、私達は誰しも、無意味なことはしたくないし、
無意味だとわかっていてもそう認めることを固く拒むものなのです。
これを踏まえて。
人間、人になんらかのことをした時、一番こたえるのは反発された時ではなく、無反応だった時なのです。
たとえば、誰かに文句を言って反発されると頭に来るものですが、
それでも「耳に入れてくれるだけマシ」で、表情ひとつ変えずにいられたほうがこたえるわけです。
「言っても言わなくても全く同じ」なら、言葉を口にすること自体が全くの無駄になるからです。
これ、こちらからものを言う場合だと、とても耐えられない話ですよね。
しかし、それだけキツいということは、逆にそれだけ多くの人に対しても効く、ということでもあります。
もちろん、なんの罪も悪意もない相手に無視や無反応を働くことはありません。
そんなことをしてもただの失礼ですし、関係を悪化させるだけです。
しかし、仮に悪意のある人、極度に依存的でこちらの都合を考えられない人、
人を傷つけるようなことを四六時中平然とやるよう人に対しては、
無反応が一番いいというか、反応したら負けなのです。
「この人には何をしても無駄だ」と思い知れば、いずれいなくなる。
エネルギーを他へ向けはじめるか、改心するかのどちらかに必ずなるのです。
ただ、注意がひとつ。
「反応しないほうがいい」とはいえど、実害があるなら別です。
体が弱るようなこと、名誉や地位が貶められるようなことなら、
早めに逃げましょう。
「愛の反対は無関心」ではなく、「脅威」という「無関心」ではて済まされないことがあるのです。
話を戻します。
「嫌なことをされて反応しないのが一番なら、そうすればいいじゃない」と言って一筋縄でいかないのは、
この「脅威」というものがあるからです。
人間、脅威を感じるとアラート機能が働き、防衛するように出来ているのです
「無関心でいると死んでしまうかもしれない」と思うから、嫌なことに対していろいろ反応するのです。
しかし、それは本当に「実害を伴うもの」なのでしょうか!?
実害がないものか判断ができれば、「無視」が一番の攻撃になるのですから、
嫌なことに付き合う必要もなくなります。
そのあたりの判断をすることが大切なのです。
もちろん、元気のない時ほど嫌なことが気にかかってしまうのは仕方がありません。
しかし、せめて元気のある時くらいは「無反応」を貫けば、エネルギーの節約にもなるのではないでしょうか。
「沈黙は金」と言いますが、「無反応は最強」とも言えそうです。
ほっといていいことは、どんどん放っておきましょう。
こんにちは。
今日も皆様、ありがとうございます。
人間は徒労を嫌う生き物です。
昔、戦争の捕虜に対して行われたことの一つが、
「山を作ること」でした。
山を作るには、土が必要ですよね。
土を手に入れるには、地面に穴を作ればいい。
そうして大量の土を仕入れることで山ができるわけです。
なーんだ、と思ったあなた、ここからが酷いのです。
それだけならいいかもしれない。
しかし、山を完成させたら、今度は山を崩して穴を埋めさせるのです。
穴を埋めたら、また元通りに山を作る。
山ができたら、また元通りに穴を埋める。
この繰り返しに、多くの捕虜は耐えられなかったといいます。
つまり、私達は誰しも、無意味なことはしたくないし、
無意味だとわかっていてもそう認めることを固く拒むものなのです。
これを踏まえて。
人間、人になんらかのことをした時、一番こたえるのは反発された時ではなく、無反応だった時なのです。
たとえば、誰かに文句を言って反発されると頭に来るものですが、
それでも「耳に入れてくれるだけマシ」で、表情ひとつ変えずにいられたほうがこたえるわけです。
「言っても言わなくても全く同じ」なら、言葉を口にすること自体が全くの無駄になるからです。
これ、こちらからものを言う場合だと、とても耐えられない話ですよね。
しかし、それだけキツいということは、逆にそれだけ多くの人に対しても効く、ということでもあります。
もちろん、なんの罪も悪意もない相手に無視や無反応を働くことはありません。
そんなことをしてもただの失礼ですし、関係を悪化させるだけです。
しかし、仮に悪意のある人、極度に依存的でこちらの都合を考えられない人、
人を傷つけるようなことを四六時中平然とやるよう人に対しては、
無反応が一番いいというか、反応したら負けなのです。
「この人には何をしても無駄だ」と思い知れば、いずれいなくなる。
エネルギーを他へ向けはじめるか、改心するかのどちらかに必ずなるのです。
ただ、注意がひとつ。
「反応しないほうがいい」とはいえど、実害があるなら別です。
体が弱るようなこと、名誉や地位が貶められるようなことなら、
早めに逃げましょう。
「愛の反対は無関心」ではなく、「脅威」という「無関心」ではて済まされないことがあるのです。
話を戻します。
「嫌なことをされて反応しないのが一番なら、そうすればいいじゃない」と言って一筋縄でいかないのは、
この「脅威」というものがあるからです。
人間、脅威を感じるとアラート機能が働き、防衛するように出来ているのです
「無関心でいると死んでしまうかもしれない」と思うから、嫌なことに対していろいろ反応するのです。
しかし、それは本当に「実害を伴うもの」なのでしょうか!?
実害がないものか判断ができれば、「無視」が一番の攻撃になるのですから、
嫌なことに付き合う必要もなくなります。
そのあたりの判断をすることが大切なのです。
もちろん、元気のない時ほど嫌なことが気にかかってしまうのは仕方がありません。
しかし、せめて元気のある時くらいは「無反応」を貫けば、エネルギーの節約にもなるのではないでしょうか。
「沈黙は金」と言いますが、「無反応は最強」とも言えそうです。
ほっといていいことは、どんどん放っておきましょう。