在宅で、しかも認知だったり、介護力に問題があったり、いろいろな問題でうまく血糖コントロールができないことがままあります。
認知症がかなり進んだ状態で、独居の方も結構いますが、ご家族から「でも、インシュリンはちゃんと打てているんですよ。すごいでしょう。」と言われてていた患者さんがいました。
「すごいですね。」といいつつも、訪問開始とともに、インシュリン残量を、ヘルパーさんにも手伝ってもらって確認したらヘルパーさんが声かけする昼以外、まったくインシュリンが減っていないことがわかりました。
朝2種類、昼、夜一種類ずつ打つはずのインシュリンは、日数×昼分とたまに射った分だけしか減っていず、平均の血糖チェックの値が300から500の原因は、いとも簡単に判明しました。
しかも、常に空腹感を訴え、気がつくと半日で食パン2斤とか、おにぎり7個とか食べちゃうこともあり、ちょっと心配な状況だったりします。
こういう、血糖値が250以上はあたりまえ、300から500の人たちは意外に多くて、しかもバリバリご飯食べて結構自由に暮らしています。
もし、この血糖値の人が外来に来たら、普通なら即入院じゃないかと思うのですが、主治医の先生もこういう状況になると、あまり積極的に治療をすすめるここともなくなってきます。
すでに、片足切断していても、目がよく見えなくても、いろんな障害があっても、コントロールできる方はとっくにできているので、自分の余生を好きなように生きていただく方向に、自然と傾いてしまうようです。
在宅での血糖コントローで一番怖いのが低血糖です。
ひどければショック症状で意識がなくなったり、場合によっては命に関わるリスクが高いので、やや高めのコントロールを行うことが多いのですが、これも、好き放題に食べているので、なかなか思うようにいかないのが現実です。
独居や家族に介護力がない場合、インシュリンがネックになるので、できれば内服コントロールにして欲しいのですが、これにも限界があるし、インシュリンの放出が全くない方は、インシュリンしか残された道はないので、ここをどうするかが一番問題になります。
医療もこんなに進んでるんだから、もっとほかに方法はないのかと思ってしまいますが、いまのところないのでしょうね。
毎朝、カンファレンスでの報告を聞くたびに、400、500で元気に食べている方の話を聞きながら、人間て案外強いんだな・・と感心している私です。
認知症がかなり進んだ状態で、独居の方も結構いますが、ご家族から「でも、インシュリンはちゃんと打てているんですよ。すごいでしょう。」と言われてていた患者さんがいました。
「すごいですね。」といいつつも、訪問開始とともに、インシュリン残量を、ヘルパーさんにも手伝ってもらって確認したらヘルパーさんが声かけする昼以外、まったくインシュリンが減っていないことがわかりました。
朝2種類、昼、夜一種類ずつ打つはずのインシュリンは、日数×昼分とたまに射った分だけしか減っていず、平均の血糖チェックの値が300から500の原因は、いとも簡単に判明しました。
しかも、常に空腹感を訴え、気がつくと半日で食パン2斤とか、おにぎり7個とか食べちゃうこともあり、ちょっと心配な状況だったりします。
こういう、血糖値が250以上はあたりまえ、300から500の人たちは意外に多くて、しかもバリバリご飯食べて結構自由に暮らしています。
もし、この血糖値の人が外来に来たら、普通なら即入院じゃないかと思うのですが、主治医の先生もこういう状況になると、あまり積極的に治療をすすめるここともなくなってきます。
すでに、片足切断していても、目がよく見えなくても、いろんな障害があっても、コントロールできる方はとっくにできているので、自分の余生を好きなように生きていただく方向に、自然と傾いてしまうようです。
在宅での血糖コントローで一番怖いのが低血糖です。
ひどければショック症状で意識がなくなったり、場合によっては命に関わるリスクが高いので、やや高めのコントロールを行うことが多いのですが、これも、好き放題に食べているので、なかなか思うようにいかないのが現実です。
独居や家族に介護力がない場合、インシュリンがネックになるので、できれば内服コントロールにして欲しいのですが、これにも限界があるし、インシュリンの放出が全くない方は、インシュリンしか残された道はないので、ここをどうするかが一番問題になります。
医療もこんなに進んでるんだから、もっとほかに方法はないのかと思ってしまいますが、いまのところないのでしょうね。
毎朝、カンファレンスでの報告を聞くたびに、400、500で元気に食べている方の話を聞きながら、人間て案外強いんだな・・と感心している私です。
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