こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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ライフステージと愛着について

2013-04-28 22:05:57 | 大学の事
朝から寝坊して肝を冷やしたものの、なんとかギリギリ滑り込みセーフ。

なんだか自分がもたもたしていて、年だな〜と感じています。

昨日に引き続き発達心理学Ⅱ。
今日のお勉強の中心は[愛着Attachment]
愛着理論や、愛着行動の発達段階の変化など。
さらに、愛着についての実験や、そこから導き出された愛着に対するタイプ、そして愛着の障害などを一通りお勉強しました。
先生は、自分の子育ての話も含めて、すごくわかりやすく話してくれたし、こういう話は子供を産む前に知っておけば、もうちょっとまともな子育てが、私も出来たんじゃないかって思ってしまいました。
とはいえ、その場に直面しないと興味が持てなかったり、気づかなかったりすることの方が多いわけだから、今更しょうがないかな。

びっくりしたのが、今の若い世代20代の人とかは「子供がむずかる、ぐずる。」という意味をわからないらしいということです。

先生のゼミの学生も、今日受講していた若い学生も、「意味が分からない。」といいます。

時代にあった言葉ではないのかな?もう死語なのかな?
子どもがぐずる・・って言いませんか?

ちょうど、三浦しをんの「船を編む」を読んでいて、言葉はどんどん変化するし、消えていくのだと書いてあって、「ぐずる」や「むずがる。」もそうなのかな?と思ったりしました。
もしかしたら、お母さんになってからの、お母さん用語なのかもしれないけれど、年代の差を感じてしまいました。


脱線しましたが、発達を考える時に「愛着」は切り離せません。
愛着の形はいろいろで、いくつかのタイプには分類されていますが、親子間での愛着が近接を伴って形成されることで、基本的な信頼関係が生まれるという理論が理解できました。
この行動レベルの近接が、成長発達の段階で表象レベルの近接、すなわちイメージを持つことができるようになり、信頼できる養育者との恒常性が確立するわけです。

まあ、そんな授業を延々と聞きつつ、最後には2003年に起こった佐世保事件(小6の女児が、同じクラスの女児を殺してしまった事件)の新聞記事を読んで、「その養護者は、社会から何を要請されていると感じるか?」を論述せよ。ということで終わりました。
書けた順からかえってよしということで、張り切って3番目に書いてさっさと教室をあとにしました。

新聞記事には、身柄を拘束されて後の行動分析や成長家庭での分析がぎっしり書かれていました。
後日この子は「アスペルガー」と診断されたそうですが、幼少期からの発達過程は、今見れば明らかに問題があるように思えます。
しかし、生活や仕事に追われ、子どもの発達どころではない生活のなかで、「抱っこもねだらない、あまり甘えない子供は、手のかからない育てやすい子」としかとらえられないのは、しょうがないと思ってしまいます。

子どもの発達と愛着の関係。

これは、心理学で学ぶというよりは、母親教室でも教えて欲しい内容だと思います。

さて、明日は最終日。
あすは寝坊しないように早く寝ます。





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